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年収1000万円の僕が断言します。サラリーマンはオワコンだ①

こんにちは、羽生一月です。

僕は某テレビ局勤務ということもあって、

年収は勤続3年目から1000万円を超えていました。

貧乏学生を経て、

特にコネもないのに奇跡的に潜り込んだテレビ局員という立場。

やっぱり入社する前は憧れていました。

内定を人事からの電話で告げられた瞬間、

銀座の街で歓喜のあまり絶叫しましたからね。

「これだけすごい平均年収の会社だったら優秀な人たちばかりなんだろうな」

「これだけ高い倍率を勝ち抜いた人達と一緒に働くのが楽しみだ。

先輩方に色々と勉強させてもらおう」

と、多くの新卒サラリーマンがそうであるように、

社会人というものに僕も期待で胸を膨らませていたわけです。

ところが、研修を終え、いざ配属されてみると、

全くその通りにはならなかった。

バリバリの体育会系の組織で、部長は本当にヤクザに見えました。

部の飲み会終わりは車に部長が乗り込むまで、

部下が腰を折って列を作って見送る慣習になっていて、

ヤクザ映画以外では初めて見ました。

新人を教育するという考え方はなく、

教わるのではなく盗め、と言わんばかりの、

仕事は教えられずにひたすら先輩にパシられる日々。

部長の駐車券を買うために

近隣の駐車場に朝から3時間並ばされたり、

ゴルフなんてやったこともなかったのに、

ゴルフに行く副部長の運転手兼幹事をやらされたり、

麻雀だけは学生時代にそれなりにやっていたので、

部長宅で行われた麻雀に参加すれば、

あがるたびに「あがるんじゃねえ!」と怒鳴られ手を壊されたり・・・。

こういった接待への付き合いは

新人として当然のことと今では思えるのですが、

当時のチームリーダーがとにかくひどかった。

もともと契約社員の人で、

当時の部長が恩情で正社員として雇った人間だったのですが、

コンプレックスが強く、

プロパーの社員へ露骨な嫌がらせをする人でした。

仕事も無いのに上司の仕事が終わるまで絶対に帰るな、と命令し、

何もせずデスクに朝4時までただ座って、

待たされたこともありました。

また僕がやった仕事に締切直前に難癖をつけて、

プロジェクト全体を遅らせ、

それを全て新人の僕に押し付け、

「全てこいつが悪い」と公開処刑をされたこともありました。

体育会系の会社であるが故に、

そういった仕打ちも全て上司のやり方が正しい、

と正当化され、

面倒ごとが嫌いな人が多く、

誰もその上司のやり方に苦言を呈する人がいない職場でした。

僕以外にも何人かのスタッフが一緒に働いていたのですが、

1人、また1人と辞めていき、どんどんチームの人数が減っていきました。

こういった経験は、

社会人の皆さんであれば誰でもお持ちのものだと思いますが、

テレビ局という規制産業の古い体質の企業だったからこそ、

悪しき伝統が残っていたのかもしれません。

ちょっと長くなってきたので、

僕がサラリーマンがオワコンだと考える理由を何回かに分けて書いていきます。

羽生一月

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