見出し画像

四国旅行記 2日目


2日目は徳島

大塚国際美術館が目的地


特急やバスを使って行った

途中、乗り換えで降りた池谷駅がなんだか素敵だった



私の地元の田舎のほうもこういう無人駅は多いから、なんか親近感湧いた

反対側の景色が特に良かった



電車からバスに乗り換えてからの景色が、見ていて楽しかった

海も見えたし遠くに本州も見えた



そして、大塚国際美術館に到着!



入ってまずびっくりしたのが、長いエスカレーターが目の前にあったこと!

本当にびっくりして、入ってすぐテンションが上がった


そして上がったエスカレーターの先にあったのが、この空間



「わああああ~~~~~すごい!!!!!何ここ?!?!広いし天井たっか!!!!うわ天井にも全部絵が描かれてある!!!!!きれい・・・!!!!」


ってしばらく言ってた

もう本当にすごかった、迫力が


結論から言うと、本当に楽しかった!もっかい行きたい!


行ったことない人にはぜひ行ってみてほしいくらいなので、このノートにはあまり詳しく書かず断片的に書いておこうと思う


館内は撮影OKだったので、たくさん写真を撮った



見たことある絵や「良いな」と思った絵、とにかくたくさんの写真を撮ったので、その中から何枚か貼っておく

せっかくなので、ふざけた写真を多めに貼る
私たちの楽しんでる感じが伝わればいいなと思う



最初に見たのは、フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』だった


この絵を見たときの私と妹の第一声は、


「あ!!!!リョーユーパン!!!!!!!」



snowってカメラのアプリで、3人で撮った

絵の少女かわいい
絵なのにちゃんと顔認識されるのがすごい



次に見つけたのは、



「あ!空海!」



「空海こっち向いて~~写真撮ろう~~~~~」



「こういう写真の撮り方をして楽しんでる人、私たちくらいしかいないのでは?」

という話をしながら、絵を見ていった



次に、ムンクの『叫び』



この写真を撮ったあと、妹が絵の隣で顔真似をした写真を撮った

思いっきり白目剥いて両手で耳をふさいでる写真

本当に絵にそっくりで良い写真でいつ見ても爆笑してしまうのだけれど、ガチの変顔すぎてここに載せられないのが少し残念




これはゴッホ



「やっぱりラッセンよりゴッホかなあ~~」


という話をした

『ひまわり』ももちろんあった


ちなみにゴッホにもsnowをやってみたけど、顔認証されなかった





そして、 レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナリザ』!


ここで再びsnowの本領発揮

見事にかわいくなったモナリザちゃん



有名な絵は人だかりができるので、人がいないタイミングを見計らって写真をたくさん撮った


「モナリザさ、顔認証できるんなら、顔交換できるんじゃない?やってみよ!」



ということで、妹を前に立たせて撮ってみたら、こうなった

入れ替えた妹のほうの顔はスタンプでうまく隠した



なんとも言えない顔になった
じわじわ来る





この日、こういう写真の撮り方をして絵を楽しんでた人、本当に私たちしかいないと思う

snowで撮るたびに、声を押し殺してずっと爆笑してた





そういえばこのルノアールの絵を見つけたときの第一声も、



「あっ!!!!!

リョーユーパンだ!!!!!!!!!」


だった



妹が、

「この絵の名前、『都会のダンス』なんだね!

だからリョーユーパンのCM、『都会の男性はダンスがお上手ですね。リョーユーパンも大好きです』なのか~~!

にしてもなんかあれって文脈意味分からんくない?ダンスとパン関係ある?」


と言っていた


そういえば、このノートを書くにあたってリョーユーパンの『都会のダンス』のCMについてなんとなくググった


あのシリーズのCM、九州地区で放送されてるCMだったとは知らなかった・・・!


(もしあのCMを知らない方が今読んでくださってたら何のことか分かんないかも・・・このCMです!)



話を美術館の絵に戻す


たくさんある名画の中で、

私がいちばんテンションが上がった絵は、これだった



ミレーの『オフィーリア』という絵


これはシェイクスピアの書いた『ハムレット』に出てくるオフィーリアというヒロインの絵


たしか、オフィーリアは小川の近くで花冠を作っていて、それを枝にかけようとして木を登ったときに枝が折れ、川に落ちて死んでしまう

そして川にオフィーリアが浮かんでいる様子が描かれている・・・だったと思う


この絵は大学の授業で何度か教科書で見たし、シェイクスピア関連のことはこの1~2年ほど卒論のことでいつも扱っていたので、見られてとにかく嬉しかった!

レプリカとはいえ、すごく繊細で綺麗で、しばらく見ていた


また見たい・・・ていうかむしろほしい





本当にこの美術館は広くて5階あるので、ひと通り回るのに4時間近くかかった


「お昼食べよっか」ってなったときにはもう15時近かった気がする

ローストビーフサンド、おいしかった

500円だった




このあと、おみやげをいくつか買った

父にはムンクの『叫び』の柄のメガネ拭き、母にはバラの刺繍が入ってるハンカチ


私はモネのポストカードと小さいシールを買った

ポストカードは使ってない写真立てにでも入れて飾って、シールは手帳に貼ろうと思う





大塚国際美術館、本当に楽しかった!

また行きたい!




そういえば2月にも美術館に行った

そこはビルの一角にあるようなところで、雰囲気は一般的な美術館というような感じだった


感想を一言を表すと、「歩かなきゃいけない」美術館だったと思う


有名な絵がほとんどないこと、それぞれの画家の独特な絵が多くて凡人の私にはその良さを見出せなかったこと、途中で出るにもお金がなんだかもったいないからとりあえず最後まで見るか・・・

という感じだった

そういう意味で、「歩かなきゃ」と思わされる美術館だった



一方で、この大塚国際美術館は、「歩かされる」美術館だった


古代の絵がある階は実際の建物を再現してあって、世界ふしぎ発見のミステリーハンター気分になれる空間がたくさんあった

わくわくが止まらなかった


階が上がるにつれて時代が近づいてくるので、

「あ!この絵見たことある!」っていうのが増えてくると本当に楽しかった

そして絵の迫力が本当にすごい 
 
もう「すごい」しか言えなくなる


意図しなくても「次はどんな絵があるんだろう」っていうのが無意識に頭にあって、自然と足が前に進む


そういう意味で、「歩かされる」美術館だったなあ、と思う




それともう1つ思ったことがある

というか、分かったこと


それは、

「なんで世界史って勉強しないといけないの?

別に知らなくても充分生きていけるのに、日本史はともかく、なんで世界史も勉強しないといけないの?」


という高校時代の私が抱いていたこの問いへの、答え



明確な答えではないけど、私は、

「勉強は、やった分だけ人生が豊かになるんだ」と、

絵を見る妹の姿を見て思った



私とは反対で、妹はちゃんと勉強ができた


だから絵を見ながら、


「あ!この絵、世界史の教科書で見たよね?!」

「あの絵、高校のときよく先生が言ってたやつじゃない?!」


というように妹が私に言ってくることが何度かあったのだけれど、

世界史が苦手であまりちゃんと勉強してこなかった私は、


「そうだっけ?よく覚えてるね」


と返すくらいしかできず


それでもこの美術館は充分すぎるほど楽しめた


だけど、「過去の勉強が現在に繋がるってこういうことなのか」

と思った


知らないよりは知っておいたいいし、

そっちのほうが、世界はもっとおもしろく見える



まあ、だからといって、当時その勉強の意味を見いだせていなければ

結局何も変わらないんだろうけど、


せめて高校生の間にこの美術館を訪れていたら、もうちょっと世界史をおもしろがって勉強しようという気になれていたかな・・・

なんて思った


過去の勉強は、いつかどこかで、必ず活きてくるときがあるということを、

ふと実感した





美術館を楽しんだあとは、ホテルがある高松へ



鳴門駅に着いたとき、のんきにこの切符の写真を撮っていたら電車に乗り損ねてしまった 

3日間の中でいちばん焦った


写真に映ってる右の電車に乗らないといけなかったのに、なぜか「この電車は乗るやつじゃない」と思い込んでしまってた

本当に私はあほだと思う


かなり焦ったけど、駅員さんが次の便を教えてくれて助かった 

香川は優しい人が多いなと思った






高松に着く頃にはもう暗くなり始めてた


夜は近くのスーパーに寄って買ったプリンを食べて寝た




3日目へ続く


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?