5月某日。気づけばバタバタ

急ぎの仕事はないと悠長に構えていたのに、始まってみると真逆だった。朝から天神・博多駅のランチスポットのアンケート回答を送り、別件の校正ゲラを戻す。アンケートは昨日の締切を忘れていたもの、校正ゲラは自分なりに朝イチの予定でいたけど、気づけば正午をとうに過ぎていた。アンケートはついつい時間をかけて真剣に書いてしまう。ライターの性分だから仕方ない。

ゲラの戻しは校閲さんからの赤字を参考にしつつ、文末に要素を数行分加えて調整するシンプルなもの、であるはずだった。けれど手を入れ始めると全体の辻褄が合わない、着地点がずれるなどいろんな余波があって、結局1時間強はかかった。連載3年目、600文字ほどの短い記事だけれどなかなか胆力が必要で、毎回取り組むのを楽しみにしている。文字数やレイアウト、訴求点などを考慮しつつ、最良の道を描いていくのはこの仕事の面白いところだ。届け、届けと願いながら。

目下、猛烈断捨離中。45Lの燃えないゴミ袋を買うためコンビニに寄ったら週刊誌に目が止まった。男女対の道祖神が描かれた表紙が可愛いかった。道祖神は道端にあって安全を祈ってくれる神様である。沖縄には魔除けを意味する石敢當がある。不注意気味でもらい事故が多い私は、取材時にうるま市で買った石敢當のステッカーを車の後ろに貼っている。

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