講義録 遠くて近いパレスチナ1

この20年、北南米、ロシア、モンゴル、ヨーロッパ諸国多くの国を旅してきて行き着いたのがパレスチナでした。

ヨルダンのアンマンから日の出とともにバスでエルサレムに向い、都会から10分も経たないうちに石でごつごつした砂漠で、その光景に3000年前を見ました。旧約聖書と同じようなルートでヨルダンを越えて、ジェリコ(エリコ)を通ってエルサレムを目指す、わたしもそこを目指して行くわけです。

その旅路は『聖地パレスチナ一人散歩』を読んでもらったらもっと詳しくわかるのでここでは端折ります。

到着するのはダマスカスゲートの前という旧市街の入り口になるわけですけど、それはもう感動してパレスチナのごつごつとした砂漠とこのダマスカスゲートでのアラブ喧騒に恋に落ちるような衝撃を受けて通うことになったわけです。余談ですけど、このダマスカスゲートからムスリムたちの巡礼は始まります。ダマスカスゲートから歩いてサウジアラビアのメッカに行く、それが本来の巡礼のルートだそうです。今となってはイスラム教徒の大きい国はイスラエルと国交がないところもありますから、憧れのエルサレムに入れない実際に見られない人も多いわけですよ。それもあってムスリムではないわたしが実際に足を運ぶというのはなんとも言えない気持ちになることもあります。


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