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おしゃれなレストランだってあるパレスチナ!Snow Barに行ってきたけど重要なものを忘れていた!

パレスチナ行ってます!

って言うと

ボランティアですか?人道支援ですか?

そう聞かれることが多い。

違います!好きで遊びに行ってます!


ほら、年に何度も海が好きでハワイに通う人いるじゃないですか?あんな感じです。

ここに来ればパレスチナが国際的でオープンでおしゃれなところもある国ってわかってもらえると思います。

まあ、ある意味国際都市なんです、そこに70年という占領の長さが垣間見られるところなのだけど。パレスチナに駐在する国連はじめとする国際機関の職員、国際NGO NPO、日本だとJICAやJVC、各国のそういった組織・・・

パレスチナの都市、ラマッラーにあるSnow Barに連れて行ってもらった。

連れて行ってくれたのはここを警備する会社のボス、ジョージ。

ジョージは現場のラマッラーからエルサレムまで車で迎えにきてくれて、そこからラマッラーまで連れて行ってくれた。わざわざエルサレムまで来てくれるジョージ。優しい。立ち仕事も多いから腰痛もあるジョージ。わたしは太っているせいだと見ている。

アンバサダーホテルの前で待ち合わせをし、車に乗り込む。

カランディアは混むから別の道で行こう!

作りものの街、入植地を横目に道路が悪くなったら、それはパレスチナに入った証拠。

そこで、わたしは気がついた。

あ、パスポート忘れた!

この国で外出時にパスポートを忘れる。チェックポイント・・・どうしよう。

ごめん、ジョージ。わたし、大切なもの忘れてきた。
どうした?大丈夫だよ、何を忘れたんだ?
パスポート
まじか!やばいね、それは。
だよね、やばいよね。チェックポイント、どうしよう。

わたしの顔を青ざめていた。かなり引きつっていた。

パスポート、どこにやったんだ?
バッグを入れ替えたから、それで。わー、どうしよう。
もう壁のこっち側に来てるから、ま、なんとかなるよ。たぶん。外人だから、君は。

そうか。外人だから、見た目もアラブ系じゃないから、ヒジャーブもしていないから。

時間かかるけど、チェックが厳しくないところを通ろう。最悪、事務所に泊まったらいいよ。

(心の声)え?事務所?今夜の寝床はこれで困らないけど、朝になってもチェックポイントはそのままあるよね?どういうこと?ずっと事務所??わたし事務所に住むの?

そうこうしていると、Snow Barに着いた。

床のタイルはナブルスから持ってきたもの、デコレーションのガラス細工はヘブロンから。ここにはパレスチナがあふれていた!

一人でも来られるように、紹介しておくから!オーナーのアミーンさん。彼の手作りの店さ。

そう紹介してくれた。

その時、わたしは楽しくてパスポートを忘れてきたことなどすっかり忘れていた。

ジョージがいつもより3倍の時間がかかるが、一番チェックが緩い車もあまり通らない道でラマッラーからエルサレムまで送ってくれた。幸い、チェックポイントは煌々と光っていたが中に人もいたが夜中だったからかIDチェックをしていなかった。その少し先ではチェックを受けている車がいた。その横を通り過ぎエルサレムまで戻ってきた。

もう二度とパスポート不携帯はしないと誓った夜だった。

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