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2024年の物流の人材不足についてChat GPTを活用して「現状維持バイアス」からの脱却を試みました。質問力の重要性をまとめたメモ書きです。

Three Plus Six です。
2024年まであと2ヶ月迫りました。
人手不足、人材不足問題がいよいよ現実になります。
僕も人材不足をテーマに記事にしたことがあります。


課題設定が十分になされているのか、日経の特集記事「物流2024年問題(上・中・下の3回シリーズ)」をもとにマーケティングとプロモーションの観点でまとめてみます。
Chat GPT4をいつものように壁打ちの壁として使いながら考察をします。


物流は経済の血流・血管


経済を考えた時に、金融業と物流業は欠かせません。
国や地域の問題だけではなく世界的な問題になります。
もちろん各国の事情は異なりますが日本では物流の問題が深刻さを増してきています。

運転手不足は各国共通の課題だ。国際道路輸送連盟(IRU)が22年に出した報告書によると、世界で260万人以上のトラック運転手が足りない。危機感をようやく持ち始めた日本に対し、世界は対策に動いている。

中国は午前注文で午後配達 日本気づけば「物流後進国」
物流クライシス 2024年問題の衝撃㊦

日経記事から読み取れる問題

かつて日本は、配達の早さ、時間の正確さと高度な配送網で物流先進国と言われていた。潜在的な人材の活用が進まなければ、「物流後進国」に後退しかねない。

中国は午前注文で午後配達 日本気づけば「物流後進国」
物流クライシス 2024年問題の衝撃㊦

問題と課題

NX総合研究所(東京・千代田)によると25年度で14万人の運転手が足りず、13%の物が運べなくなる。物流の停滞による需要減で、30年には国内総生産(GDP)が10兆円押し下げられるとの試算もある。企業にとってトラック確保が事業継続の上で最優先課題となる。

物流戦略なき30年のツケ 人材14万人不足、損失10兆円
物流クライシス 2024年問題の衝撃㊤


人材不足は「物流先進国のサービス品質の低下」を招きます。

「サービス品質」を維持することを課題として以下にて解決することを提示しています。

→国内物流の多角化(車、鉄道、空路、海路)
→省力化による現場の負担を減らす
→効率化・標準化による積載率の向上
→多様な人材(特に女性)と働き方(ギグワーカー)の活用
→人材確保のための給与対策
→価格への転嫁と我慢のお願い

ちょっと皮肉を:デフレ時代のマインドセットに支配されているのは誰?

日本ではどこから仕入れるかというサプライチェーン(供給網)戦略はあっても、誰がどう運ぶかという物流戦略はメーカーにも小売りにもほとんどなかった。運転手を増やす取り組みもなされてこなかった。官民を挙げてデフレ時代の物流システムを見直す時だ。

物流戦略なき30年のツケ 人材14万人不足、損失10兆
円物流クライシス 2024年問題の衝撃㊤

太字は筆者

物流クライシス 2024年問題の衝撃の「上」にて問題を提起されていますが、日経さんからの課題が「現状維持」に読めてしまうとことが個人的になんとも言えない特集です

物流のValueを「安く+速く」に設定している?

以下は日経さんの物流クライシス 2024年問題の衝撃の『中:配送「安く遅く」か「高く早く」か 日本型に迫る転機』からの引用です。

安くてきめ細かな対応が強みだった日本の小売り・サービス業。運転手不足により転換点に立っている。

配送「安く遅く」か「高く早く」か 日本型に迫る転機
物流クライシス 2024年問題の衝撃㊥

ここで語れらている「速い」「遅い」の特に「速い」について気になります。現状よりも速く運ぶということを課題しているのではなく、現状を維持するということに読み取れます。

デフレ(もしくはデフレマインド)とはなんだったのか?

経済は人によって成り立っています。
人は頭数ということだけではありません。
人がつくりだす(とらわれる)ムード(空気)の支配を理解することがとても重要です

デフレ時代に我々を支配していたものは何でしょうか?
僕の結論は「現状維持バイアス」です。

現状維持バイアスについて参考記事です。

現状維持は成長ではありません、相対的には後退です。
革新的な何かを考えた時、現状維持、もしくは、現状維持の延長線上でしか考えた結果のアクションしか取れなくなってしまっていることが最大の課題です。

進化について:連続と非連続


成長はサバイバル(生き残ること)とも言えます。
サバイバルを続けること=進化し続けることです。
サイバル戦のために非連続の対応を取れるかどうかが、デフレからインフレの転換期において求められています。

進化の連続性と非連続性についてChat GPT4にまとめてもらいましょう。

質問:進化における「連続性」と「非連続性」について比較してまとめてください。それぞれ150字でお願いします。

連続性における進化

連続性に基づく進化は、生物の変化が徐々に、かつ継続的に起こる考え方を指します。この観点では、ある種の生物が長い時間をかけて少しずつ変わり、新しい形質や特性を持つ生物へと変わっていくとされます。例えば、馬の進化を考える際、小さな原始的な生物から現代の大型の馬へと、骨格や歯の形状などが連続的に変化してきたとされます。この考え方は、進化の過程が緩やかで穏やかなペースで進行することを強調しています。

非連続性における進化

非連続性に基づく進化は、生物の変化が急激に、そして断続的に起こる考え方を指します。この理論は、特定の環境や条件下での急激な変化や突然変異が、新しい種の出現や既存の種の急速な進化を促すとされます。この考え方は「収斂進化」とも呼ばれ、異なる生物が同じ環境下で似た特性や形態を持つように進化する現象を指します。非連続的な進化の考え方は、進化の過程が特定の瞬間や期間に集中して起こることを強調しています。

比較

連続性に基づく進化は緩やかで長期的な変化を重視するのに対し、非連続性に基づく進化は短期間での急激な変化を強調します。進化の理解において、これらの視点は相補的であり、現実の進化の過程には両方の特性が組み込まれている可能性が高いです。

Chat GPT4によるまとめ 太字は筆者

非連続進化が起きる背景

質問:非連続性の進化が起きる背景や条件について重要なポイントを3つ挙げて150字でまとめてください。

非連続性の進化が起きる背景や条件に関する重要なポイントは以下の3つです。

1. 突然変異: ある生物の遺伝情報に突如として生じる変更が、非連続性の進化の原因となることがある。これは、生物の形態や機能に大きな変化をもたらす可能性があり、新しい種の出現や既存の種の進化を加速させる。

2. 急激な環境の変化: 地球の歴史上、気候の大きな変動や大量絶滅などの大規模な環境変化が生物に大きなプレッシャーをかけ、進化のペースを急速に加速させることがあった。このような変化に適応するため、生物は新しい形質や機能を獲得する必要があった。

3. 生態的な隙間: 新しい生息地や資源、繁殖の機会など、新しい生態的な機会が出現すると、生物はこれらの隙間を埋めるために急速に進化することがある。特に競争の少ない新しい環境では、生物は迅速に繁殖し、多様な形質を持つ個体が出現することが考えられる。

これらのポイントは、非連続的な進化がどのような状況や条件下で起こるかを理解する上での鍵となります。

Chat GPT4によるまとめ 太字は筆者

連続と非連続をビジネスの文脈に置き換えてみる

質問:ビジネスやマーケティングにおいて非連続性の進化を目的とした場合、どのようなアプローチが重要ですか?問題と課題、現状とゴールを対比する形で300字でまとめてください。

現状
ビジネスやマーケティングにおける現状は、多くの場合、継続的な改善やインクリメンタルなアプローチに基づいています。企業は競合他社との差別化を図るため、既存の製品やサービスを微調整することで、顧客ニーズに応えようとする姿勢が一般的です。

ゴール
非連続性の進化を目的としたビジネスやマーケティングのゴールは、従来の枠組みや概念を超えた新しい価値提案やビジネスモデルの創出です。これにより、市場に革命的な変化をもたらし、新しい市場領域やカテゴリーを確立することを目指します

アプローチの重要性
1. ディスラプティブな思考: 従来の枠組みや概念に捉われず、新しいアイデアやアプローチを受け入れることが必要です。
2. リスクの受容: 革命的な変化を目指すためには、失敗を恐れずに大胆な投資や試みを行う勇気が求められます。
3. 顧客の深い洞察: 市場の未来のニーズや動向を予測し、その先を見越した価値提案を行う能力がキーとなります。

問題と課題
非連続性の進化を追求する過程では、既存のビジネスの流れや組織文化との摩擦が生じる可能性が高いです。また、新しい取り組みが成功する保証はなく、高いリスクを伴います。従業員やステークホルダーを新しい方向性に沿った変化へと導くリーダーシップやコミュニケーションも求められるでしょう。

総じて、非連続性の進化を目的とするアプローチは、革新的なマインドセットとリスクを受け入れる勇気、そして顧客洞察の深化が不可欠です。

Chat GPT4によるまとめ 太字は筆者

Disruptという言葉が出てきました


以前僕が在籍していたTBWAが好んで使うメソドロジーでDisruptionというものがあります。。
創造的破壊といういうように名詞的に日本のTBWAは捉え直すことが多いです。
LAでDisruptionを学んだ僕の理解は、目的地・ゴールへのショートカットを目指すことによる発揮されるCreativityのことで、非常に動的(動詞的に使われます)です。

日本の物流、誰と何をどうやってDisruptするか?

まず誰でしょうか?


ターゲット顧客であると同時にインターなるの人間です。
つまり新しい物流によって生まれるValueの共創者たる人たちのクラスターを探すことから始めましょう。

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