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カメラ内ND Kase 4イン1 クリップインフィルター

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動画撮影をやっている人であれば切っても切り離せないNDフィルター
動画撮影はシャッタースピードが大体1/50、1/60、1/100と遅い速度に固定されてしまうため、明るいレンズで背景をボカしたいとなると128のNDまで使うこともあります。
レンズの前に付けたり外したり付け替えたり…
物凄く手間なので可変フィルターを使ったりしています。

シネマカメラであればカメラ内にDNが入っているものもあり、一眼カメラと一番大きく違いを感じる点でもあります。
カメラ内にNDが入っていることでボタン一つでNDを活かしたり外したり…手間や時間がかからず、埃も気にする必要がない便利機能です。

一眼カメラにも内部ND欲しいな…と常々思っているのですが
レンズ前ではなく、カメラのイメージセンサー前につけるカメラ内NDもいつの間にか発売されていました。

↑はSONYのαA7/A7II/A7III/A7R/A7RII/A7RIII/A7RIV/A7S/A7SII/A7SIII/A9/A9II/FX3用となっています。
というのもカメラの中に仕込むのでメーカーやカメラ形状によって買う必要があります。


良い点

レンズを選ばない

カメラ内のセンサー前につけるのでレンズ径は関係ありません。
超大口径レンズはフィルターを購入することが難しく、超高額だったりします。さらにレンズ径が関係ないため径に合わせたNDフィルターを何枚も持ち歩く必要がなくなります。

なによりも楽です。前に述べた通りシャッタースピードが固定されている動画であれば外の撮影ではほぼNDが必要になります。
日が沈むまでNDつけっぱなしなことも多いです。
ISOは下げることは出来ないが、高ISOにはすることが出来る。
最近のカメラは高ISOにしてもノイズに強くなったこともあり、少し強めのNDを入れてF値でボケ足調整、ISOで明るさ調整すれば問題ない場合も多いです。
レンズを付け替えてもNDを意識することがなくなるのは撮影において物凄くありがたいことです。

イメージセンサー保護

センサーの前につけるということはセンサーを保護できます。
埃の多いところでのレンズの付け替えは、センサーにゴミがつくことが嫌で極力したくありませんが、このフィルターを付けるとある程度はこのフィルターが保護してくれるので少し安心できます。
埃がついてもフィルターなのでセンサーと違いレンズ拭きで清掃することも出来ます。

悪い点

イメージセンサーを傷つける恐れがある

イメージセンサー前に装着するので、装着時にセンサー付近を触ることになります。手が滑ったりしたらイメージセンサーにダメージを与えることになり普段ならば心配しなくてよいことまで気を使う必要が出てきます。
ほぼ付けっぱなしにする場合は良いのですが、脱着を頻繁におこなう方は毎回慎重に作業する必要が出てきます。

脱着が手間

明暗差の激しい場所で撮影をしている場合ISOを頻繁に変更する必要が出てきます。まだISOで対応できるレベルであれば良いのですが、ISOで対応できない場合現場での脱着が必要になります。
レンズを外したのち本体の中をいじることになり非常に手間になります。
レンズ前フィルターと違い狭い空間での作業となるためレンズ前のフィルターとは比べ物になりません。

便利である反面使い勝手の悪さも否めません。
基本的な使い方としては頻繁に脱着しない現場でベース露出を下げるためのフィルターという扱いかと思います。
少し強めの内部NDを入れておいて、高ISOも見据えてISOでコントロールする。
もしくは重ねて使ったことがないのではっきりとは言えませんが、内部NDとして少し弱めのフィルターを入れておいて、レンズ前NDも併用する。
これでは意味が無いようにも感じますが、F0.95やF1.2などの明るいレンズも多用する方で絞ったりもする方を想定して、あくまでベース露出を下げるためだけに使用して極端に強いレンズ前NDを使用しなくて済むようにする。と言った使い方は出来るのかな?と思います。

本来であればレンズの性能をフルに発揮するために、カメラ内だろうがレンズ前だろうがフィルターは付けずに撮影するのが一番です。
高ISOだけではなく超低ISOでも撮影できるようになってほしいですね。



筆者:哉司
1998年から3DCGをはじめ、ゲーム会社インターンを経て映像制作会社でTV番組、MV、CMなどを学ぶ。
2004年にフリーの映像ディレクター、グラフィッカーとなる。
街頭ビジョン、TV番組、自主映画、カメラマン、俳優、Youtubeなどで活動している。
監督出演作「殺し屋ジャスティスレッド」

運営Youtubeチャンネル「自主映画応援チャンネル」


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