鳥取砂丘を布教する舞台創造科になってしまった
この記事は「ぼくのわたしのスタァライト Advent Calendar 2023」の12日目の記事です。めのフェ@Menophe9901さん、企画ありがとうございます!
今まで、スタァライト関係で書いたものは非公開のEvernoteか、垂れ流してるTwitterにしか出していないので、ちゃんと文字に起こして公開するのはなかなか新鮮です。
ということで今回は、劇場版からスタァライトにはまり、なぜか鳥取砂丘に魅せられてしまった舞台創造科のお話です。をするつもりだったんですが、鳥取砂丘を紹介する文章を書くだけで時間切れになりました。鳥取砂丘にはまった過程はまた別に書きます。
鳥取砂丘にたどり着くまで
あなたのスタァライトはどこから?私は劇場版から。
2021年の7月17日に、チネチッタで劇場版スタァライトを観たところから始まりました。といっても、最初の3回は衝撃に打ちのめされてほとんど記憶がありません。まあ皆さん似たようなものですよね。
(7/17の劇スを観る前に「ゴジラvsコング」を観たらしいんですが、これの記憶が飛んでることに最近気がつきました。先日アマプラで「ゴジラvsコング」を観て「この映画は初めて観たはずなのに内容を知ってる。でも映画館で観た記憶が無い。なんでだ?」となり・・・)
最初の1年間は「行ける範囲の映画館で上映されていれば必ず観に行く」程度だったんですが、2年目に突入したあたりからちょっと毛色が変わってきます。2022年の8月に劇場版スタァライトのアクスタ(通称めばスタ)を一式入手することが転機です。
この前後から、遠征と聖地巡礼を積極的にするようになっていきます。
例えば・・・
職場の友達らとの大阪旅行ついでに、半日早く関西入りして清水寺参拝
仙台でライブ音響上映があるから遠征
秋田でマサラ上映なるものがあったので遠征
北海道(道東)に行く予定のついでに、遠回りして倶知安へ
大阪で舞台挨拶上映があるから聖地巡礼(という全カットのアングル特定)がてら遠征
などなど。
鳥取砂丘については、昨年11月に10年ぶりくらいに訪問したところから、今年の5月までの半年で3回鳥取旅行をして、6日鳥取砂丘を訪問してしまいました。そして、鳥取砂丘に関しては次の2つの目的を立てて達成しました。
鳥取砂丘でめばスタを並べた写真を撮りたい
鳥取砂丘で劇場版スタァライトを観たい
概念聖地としての鳥取砂丘
鳥取砂丘訪問の話に進む前に、劇場版スタァライトを知らない人向けに鳥取砂丘と劇場版スタァライトの関係を説明しておきます。
簡単に書くと「明確かつ直接な関係はない」です。
"劇中でキャラクターの一人が広大な砂漠をさまよう描写が出てくる。"、"劇場版の特報映像だと海辺にある砂漠らしい。"、"描かれている砂の色が鳥取砂丘に結構似ている。"くらいの緩いつながりです。
しかし、そこを訪れた舞台創造科(スタァライトのファンの呼称)が皆「ここは聖地だった」と言います。作中には登場しないのに劇場版スタァライトを感じることのできる場所だと。
だから鳥取砂丘は「概念聖地」とも呼ばれています。
鳥取砂丘のスタァライト的な魅力
舞台創造科向けに鳥取砂丘の魅力を書いてみます。
鳥取砂丘の観光地となっているのは主に東側の「馬の背」というエリアですが、西に行けば行くほど観光客がほとんど入らない、時たま地元の人が散歩をしているようなエリアになります。鳥取砂丘についたらまず、「馬の背」側から入り、雄大な砂丘を登ってみるべきでしょう。
しかし舞台創造科であるならば、砂丘を降り、その先へ進んでみることをおすすめします。
鳥取砂丘の砂の色は、愛城華恋が一人でさまよう砂漠の風景に重なります。
足下に広がる砂の色、吹き荒れる強風、振り返ると残っている自分の歩んだ足跡・・・こういう風景を歩いて塔に至ったのかと、そんな追体験をすることができます。
そして、砂丘をさまよいながら、奥まったところにたどり着いた時。「観光客の声が聞えないな?」と思ったら周囲を見回してください。
声の届くところに全く人が居ない、位置によっては見える範囲にも人が居ない。砂と空と、そして道標となる杭※しか見えない砂漠の風景がそこには広がっています。
※鳥取砂丘には位置を知るための杭が一定間隔で植え込まれています。
人の視線から解放された、誰にも見られていない場所で。旅の荷物を下ろし、上着を脱ぎ捨て、ブーツを脱いで、砂の上に座り込んでみてください。目の前には踏み跡のない綺麗な砂漠が、後ろには自分の歩んできた足跡が続いています。そこは自分を見つめ直せる最高の空間になっているでしょう。
どうして砂漠が愛城華恋の「役作り」の場所として選ばれたか。それを感じることができます。
場版スタァライトは観る度に次の舞台へ進む気力を与えてくれますが、鳥取砂丘は訪問する度に自分を見つめ直す場を与えてくれます。
まだ鳥取砂丘を訪れたことが無い舞台創造科の皆さま、ぜひ鳥取砂丘を訪問して、砂漠という空間を感じ、自問自答をしてみてください。
砂丘を楽しむ道具達
舞台創造科が鳥取砂丘を楽しむためにおすすめの道具を書いておきます。
ビニールシート:下ろした荷物や上着を地面の上に置くために必須です。ただし現地は風が強いのですぐにめくり上がります。
キャンプ用の椅子:砂浜に直接座るのもいいですが、砂まみれになるのであった方がいいです。
ブーツ:丈の短い靴で砂丘を長時間さまようと砂が大量に入ります。(初訪問時に革靴で長時間さまよってひどいことになりました。2回目からは登山用のゲイターを履いて訪問しています。)脱ぎ捨てたブーツを撮影するだけでもグッときますよ。
めばスタ:強風で倒されるので注意。特に🍌が倒れやすいです。台座部分をつないだ状態で、軽く砂に埋めるといいです。
東京タワー:上下が分解できるものがおすすめです。これとか。
トマト:しょるさんの天才的発想。次回砂丘に行くときにできれば真似したいです。
プロジェクター:砂丘に劇スを投影するのに使います。騒音NGの案内があるので、人の居ないところで、騒音にならないように上映しましょう。(おすすめの座標があります)
鳥取の観光情報
鳥取砂丘でぼーっと何時間も過ごすことはできますが、それだけでは観光に物足りないという人が大部分ではないかと思います。
とはいえあんまり観光スポットを列挙しても面白くないので、おすすめのグルメ情報だけ書いておきます。
○賀露港・市場食堂
安くておいしく海鮮料理が食べられます。朝食・昼食向け。
○喫茶 ベニ屋
カツカレーが絶品な喫茶店。朝食・昼食・間食におすすめです。
○豆腐料理あめだき
とてもおいしい豆腐を使った料理が食べられます。湯豆腐膳がおすすめです。
絶品の豆乳ドーナツもぜひ。食事の時に注文すると揚げたてを出してくれます。お土産にもおすすめ。
○あぶりや
海鮮問屋が経営している居酒屋。目の前で海鮮を網焼きしてくれる。
とてもおいしいものを食べられるので毎回鳥取に行くたびに1回はここで食事をしています。あと、店長さんが気さくで楽しい。
とりあえず「おすすめ日替わり5種」を頼んで、あとは気分で色々足していくのがおすすめです。
鳥取砂丘へのアクセス
東京からは羽田から飛行機で飛ぶのがいいです。
高速バスは通っておらず、鉄道はかなり遠回りになります。
ちなみに、ANAのセールのタイミングでチケットを取ると、往復2万円を切ることがあるので狙い目です。
(今まで満席になっているのはほとんど見たことがありません・・・)
鳥取空港からはできればレンタカーがおすすめです。
路線バスでのアクセスもできますが、穴場な砂丘入り口を目指そうとするとレンタカーが圧倒的に便利です。
砂丘から空港は車で20分くらいで移動できるので、ギリギリまで砂丘にいたいという人にもお勧めです。
あとは、鳥取市郊外への観光を考えると車を使いたいところです。
とくに雨滝の豆腐ドーナツの店は車じゃないとたどり着けないです。
鳥取砂丘内のおすすめの入り口や、自分と対話するのにおすすめの座標とかもあるんですが・・・そちらは砂丘訪問の記事を書いたときに追記します。
(追記前にこれを読んだ砂丘訪問をする舞台創造科で、そういう情報が欲しい人はリプライなどで聞いてください🙇)
とりあえず、めばスタを持っているいないに関わらず、劇場版スタァライトにはまった人は一度は鳥取砂丘に行くといいと思うのですよ。