マガジンのカバー画像

将棋の研究

7
運営しているクリエイター

2018年6月の記事一覧

棋士別:将棋番組の楽しみ方 [ベテラン編]

将棋番組の増加ここ数年の将棋界の隆盛によって将棋番組が増えている。
タイトル戦は増えたしお好み対局の企画もできた。
タイトル戦だけでなく、挑決や予選の対局までもが中継されることも。
この功績は紛れもなく藤井聡太によるものだ。
将棋番組は解説の棋士と聞き手による雑談が占める割合が高いので
楽しむためには棋士ごとの個性を把握しておく必要がある。

羽生善治 (はぶよしはる) 永世七冠主に対局者として登

もっとみる

駒落ちではないハンデ将棋のすゝめ

駒落ちとは強い人(上手)が棋力差のある人とも将棋を楽しめるように。
上手の初期駒を減らして対局するのが駒落ちだ。
この駒落ちは確かに将棋のエッセンスを楽しむことができるが、
平手戦と異なり駒のダイナミックさに欠ける。
ありきたりな形になることが多くてつまらないといった欠点がある。

そこで上手の指し手の自由度をあげつつ下手にハンデを与えるために、
下手の駒を強化駒にするというハンデ将棋を考案した。

もっとみる

[将棋]終盤の理論

終盤の理論に関するアイデアを書いていく。
ここで出てくる用語は独自のものなので他では通じないので注意。

世界線世界線とは将棋のルールが異なる世界を示している。
我々がいる世界線のことをα世界線という。

β世界線: 打ち歩詰めが合法の世界線
γ世界線: 詰みが引き分けとなる世界線
リーディングシュタイナー: 他の世界線での探索結果を利用する。

γ世界線を学習させるには詰みを積極的に狙いに行って

もっとみる