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マニピ+ライブ録音 機材 システム解説 2021

先日、北海道函館のライブハウスにて配信ライブ収録がありました。今回はマニピとライブ録音担当です。飛行機にて手持ちということで出来るだけ最小限の機材かつ、ライブ録音もあったためシステムを新しく構築しました。

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今回のシステムの1番の目玉は、最近発売になりました「RME Fireface UCXⅡ」を導入している点です。

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出来るだけ少ない機材でライブ録音までするということで、本体にSSDやHDDを繋ぐだけで録音することが出来るDURec機能のあるUCXⅡは大活躍でした。

元々は自宅作業用に導入していたのですが、「MOTU 8PRE-ES」をADAT接続することによって必要なチャンネル数を確保することが出来ました。
96kHz稼働でADAT経由で追加出来るチャンネルは4chだったため、足りないチャンネルはアナログにて接続させています。

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録音用のDAWには「PreSonus StudioOne5」を採用しています。動作が軽くライブ録音に使用している方も多かったため、今回はメインをStudioOne5、バックアップをDURecという形でシステムを組んでいます。

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StudioOne5を使用するMacが13インチと画面が小さかったため、UCXⅡの画面はiPadで「TotalMix Remote」を使い操作しています。Twitterで教えてもらった通りStudioOne5のミキサー画面で検聴するのではなく、UCXⅡにマルチチャネルで返すことによりTotalMix上で操作し検聴するシステムにしました。DAWに触れることなくバランスを取ったりソロにしたり出来るので、誤操作防止にもなりとても便利でした。

通常TotalMix RemoteはWifiルーターを使って母艦と接続しますが、今回は電波状況がちょっと不安だったためMacとiPadをLANケーブル(クロス)接続して有線でリンクさせています。

本番終了後、ミックスエンジニアさんにデータを渡すためにProToolsに取り込みました。今回SEQデータをマルチ録音する回線の余裕が無かったため、DPでステムを作ってProTools上でドッキングしています。

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マニピのシステムは以前紹介した小さいシステムを改修して持ってきています。

Pulse16をMXからDXにアップグレードし、DVSでDante接続することによりバックアップ用のオーディオインターフェイスをカット出来ました。


回線数の少ない現場であればUCXⅡでも問題無く使用することが出来ます。音も動作も全く問題無く、安心して使用することが出来ました。チャンネル数が増えてくれば、UFXⅡ等に置き換えれば対応可能になりそうです。

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