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コロナの時代とHSPについて

この前、コロナが日本で確認されてから丸二年がたったというニュースがやっていた。この生活も3年目に突入したということだ。今日は、この生活の中でずっと考えていた、HSPの事について書こうと思う。

3年前くらいから「繊細さん」や「HSP」という言葉をよく聞くようになった。HSPというのはHighly Sensitive Personの略で、「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味の言葉だ。具体的には音やにおいや光に過敏であったり、物事を深く考えたり、人の考えていることを察するあまりに人間関係で疲れてしまいやすい人たちのことを指す。

特この1冊は一番売れているHSPの本ということで、書店に行くと必ずと言っていいほど見かける。どこかで表紙をみたことがあるんじゃないだろうか。

どうしてこの事について書こうと思ったかというと、それは何よりこの言葉を知ったとき、自分自身がHSPであることに気付いて、そのことについてずっと考えていたからだ。

私の感覚からすればHSPの人はこのコロナ時代を生きやすいと感じているのではないかと思う。おかれた状況によって様々ではあるだろうが、大勢の人と密になって接触することが前提に回っていた社会から、一人ひとりが距離をとって生活することが推奨される社会に変化したのだから。人付き合いで疲れてしまうことが多いHSPにとっては平穏な日常を手に入れた人も多いだろう。

私にとって、会社の忘年会が無くなったことはうれしかった。うれしかったと書くと嫌な響きかもしれないけど、純粋にほっとした。大勢の人が集まってお酒を飲んで他愛無い話をする、それも結構長い時間をかけて。途中で中だるみしつつも、ビンゴ大会などをやって盛り上がって最後に景品を配って、そして幹部クラスの人の一本締めでお開き。
そういうのは楽しめる人にとっては良いかもしれないけど、刺激過多だったり、苦痛に感じる人も少なからずいる。自分にとってはそうだ。まず、他愛ない話というのが一番疲れる、何を話せばいいか考えるから。

「飲みにケーション」という言葉がすでに死後になっていた令和の時代にコロナは突然やってきた。これからの時代はアルコールは仕事外の場所で好きな人だけで楽しんでほしい。というより、今までは仕事の一部にアルコールが強制的に組み込まれていたと考えると、なんだか恐ろしい。大勢で集まってお酒を飲んで大声を出すという行為自体がどこか狂気だったんじゃないだろうか。

せっかくいい意味で変わってきた社会の風習もあるし、このままHSPの人たちにとってくらしやすい働き方ができる社会になってくれればいいなと思う。


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