見出し画像

迷走して瞑想


自分を助ける方法探し


プロセルフケアラーを目指すことにしてから、私はとにかくいろんな研修に参加することにしました。
カウンセラーをしていた頃に知ってはいたけど、ちゃんと学んではいなかったもの。

アンガーマネジメントの講習を受けにいったり。
アサーションの本を読み漁った後に、何万円もするアサーション研修に参加したり。


自分はまたカウンセラーを目指したいのか、それとも単なる心理学の好きな人としての学びを得たのか。
自分でもよく分からないままとにかく気になったものは片っ端から首を突っ込みました。

その中にあったのが、マインドフルネスでした。


「今ここ」に生きる

 マインドフルネスとは、心の動きに単に気がつくことであり、心の中に湧き
上がってくることに対して、直接注意を向け、さらに受容の精神で関わろうと
することです。

マインドフルネス認知療法入門(創元社)より

マインドフルネスという言葉はカウンセリングをしていた頃から知ってはいました。ただ、それがどういったものなのかは全然知りませんでしたし、自分のカウンセリングに取り入れようとも思ったことがありませんでした。

そういった中で、本当にたまたまある程度お安く開かれている研修があるのを見つけました。またその研修はオンラインで開かれていて、自宅で受けられるものでした(オンラインでのマインドフルネスの講座?のようなものは結構多い気がします)。

これはラッキーとばかりに、研修に申し込みました。


たったの5分間、「何もしない」でいられるか?


この研修を受けたのはかなり前なので、若干うろ覚えなのですが、マインドフルネス初心者向けだったので、短い瞑想から始まりました。
やることはとってもシンプル。

5分間、呼吸に意識を向けること。

座椅子に座って、胡座をかいて、目を閉じて(閉じなくてもいいらしい)。
ただただ吸って、吐いてを繰り返す呼吸に意識を向け続ける。

やってみると分かりやすいですが、たったの5分でもこれが難しい。

気がつくと意識は呼吸のことを忘れて今日の仕事のことを考えたり。
周りの音が気になってイライラしたり。

そしてそれ以上に自分が気になったのは、服が自分に当たっている感じが結構嫌だったことでした。
普段からそれほど気になる、というわけではなかったんですが、唯一我慢できないのが「喉に服のネックが当たる」ことでした。
ボートネックの服とか、タートルネックの服なんかは殆ど着れないんです。クルーネックでもたまに喉に当たるのが嫌で、結構そわそわしてネックの位置を調整することが普段から多い。
そんな感じですが、この瞑想中は普段の生活以上に身体に当たる感覚に意識が向きやすいので、とにかく苦しい。
途中で「もう嫌だ」と投げ出してしまいたくなるくらいに。

何とか我慢することができましたが、結構ヘトヘトになっていました。

しかもこの研修は数週間続くタイプのもので、宿題的なものとして毎日の瞑想時間を作るといったものが出されました。

「これは結構きついな…」と思いつつ、とりあえずは続けてみることにしました。

続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?