katasumi

臨床心理士と公認心理師の人。 精神科病院勤務経験あり。その後何故か専門学校の教員になる…

katasumi

臨床心理士と公認心理師の人。 精神科病院勤務経験あり。その後何故か専門学校の教員になる。その後また心理職に戻るという迷走を続けてます。 あ、マインドフルネス瞑想が好き。 最近のメイン更新はこちらです→ https://hideoutinside.com/

マガジン

  • 専門学校教員になったカウンセラー

    専門学校時代の学生との関わりで感じたこと、考えたことなどを書いてます。 専門学校そのものに対して思うことなども。

  • マインドフルネスのこと

    マインドフルネスに関する記事です。 日々の実践や研修などに参加する中で、感じたことや考えたことを書いてます。 たまに漫画が混じります。

  • 漫画サプリ

    少しでも気が晴れる、気持ちが楽になるような漫画を紹介しています。

最近の記事

自分が責めるほど、周りはあなたを責めていない(かも)

私自身もあることですが、失敗した日って、辛い気持ちになりませんか? 失敗した時以上に、そこから時間が経ってもずっとそのことが頭から離れない。 「やってしまった」 「周りに呆れられたかな」 「がっかりされたかな」 「恥ずかしくて堪らない」 失敗した時のイメージや言葉が何度も頭の中で繰り返されて、もう既に終わったことなのに辛い気持ちはしばらく続く。 ホントしんどい。 私もそういうタイプなのですが、最近は少しずつ切り替えができるようになってきました。 瞑想してたらなんか降り

    • 自分に優しくするための言葉

      言葉を探していた時期 昔、しんどくて眠れなかったり、明日が不安で眠りたくない時に、偉人やゲームの名言を集めた動画を探して見ていた頃がありました。 名言といってもさまざまですが、とにかく探していたのは「優しい言葉」。 自分が勇気づけられるような、ちょっとでも慰められるような言葉を探していました。 そのほかにも、動画でいろんな歌を聴いて、同じように自分が勇気づけられるような歌詞の歌も探していました。 YouTubeよりもニコニコ動画で探すことが多かったかも。 ニコニコ動画はタ

      • 自分に優しさを向けてみる

        私は、自分のことを甘い人間だと思ってます。 めんどくさかったら止めちゃうし、疲れることはできるだけしたくないと思ってしまう。 なので、自分に厳しくできる人を尊敬してました。 なので、自分に優しくするという言葉を聞いた時、自分はできているというか、わざわざそれを意識してやる必要なんかないよなぁ…と思いました。 「自分への優しさ」という言葉を聞いたのは、とあるセルフコンパッションの研修を受けている時でした。 セルフコンパッションは3つの要素から成るらしいのですが、そのうちの

        • ぐるぐる思考の抜け出し方

          このタイトルの絵、好きです。 さて、初心に戻ってセルフケアの話です。 ぐるぐる思考のプロフェッショナル 突然ですが、私はぐるぐる思考のプロフェッショナルです。 ぐるぐる思考とは反芻思考、すなわちひたすらネガティブな出来事を繰り返し思い出したり、考えてしまうことですね。 これが私は得意中の大得意。何ならカウンセリングよりも得意。 特に前々職の時には毎日のようにぐるぐる思考にハマり、抜け出せず、とりあえず現実逃避(ゲームやら漫画やら)することで一旦抜け出す(というかその間は

        自分が責めるほど、周りはあなたを責めていない(かも)

        マガジン

        • 専門学校教員になったカウンセラー
          8本
        • マインドフルネスのこと
          12本
        • 漫画サプリ
          3本

        記事

          瞑想と眠気

          絵を描けなくても漫画が描ける時代になったんですね…いい時代だなぁ。 ちなみに私は絵が全く描けません。 専門学校教員時代、学生のリクエストは大体答えてましたが(バスケとかした)、絵だけは誰が何と言おうと断りました。 あ、でも上の漫画を描いたのは私です。 眠気はちょくちょくやって来る マインドフルネス瞑想をしていると、よく「途中で眠くなった」「眠気が出てきた」「一瞬寝てしまった」という話を聞きます。 というか、私もよく経験します。 眠気を感じるだけならまだいいんですが、一

          瞑想と眠気

          「自分のための時間」とセルフケア

          たまには原点に戻ってセルフケアの話でも。 「自分のための時間」ってどんな時間? 私の話になりますが、実は最近結構忙しいです。 めちゃくちゃ残業しているとかそこまでではありませんが、とにかく時間がない。 仕事時間中は常に何か予定を入れており、息つく暇もない感じ。 お昼休憩はちゃんと取れますが、とにかく次にやるべきことを常に考えながら動いている感じ。 そんな感じなので、家に帰ると結構ヘトヘトになってしまいます。 なので、家に帰ってからはストレス解消として好きなことに時間を

          「自分のための時間」とセルフケア

          友達よりも周りの評価よりも大事なこと -湯神くんには友達がいない-

          今日も暑かったですねー。 湯神くんには友達がいない 「友達は必要ない」と言い切りそれを貫き続けた男の子と、それに振り回される女の子を中心としたお話です。 特に大きな事件が起こるわけでもなく、高校生の日常を中心に描いていますが、登場人物が主人公?を筆頭に(良い意味で)癖のあるキャラばかりなので楽しく読めます。 個人的には男の子が野球部のエースという立場なのに、野球の話はあまりメインにならないあたりとか新鮮で面白かったです。 「自分を大切にする」ということをちゃんと知ってい

          友達よりも周りの評価よりも大事なこと -湯神くんには友達がいない-

          なりたいものになれないことが不幸とは限らないことを教えてくれる漫画

          漫画、やっぱり好きです。 鉄楽レトラ 鉄楽レトラは、主人公である男子高校生がフラメンコを始めることで、色々な人と関わりながら傷つきつつも成長していくお話です。 フラメンコそのものの話というよりも、それを通して友人や家族との関わりを描いていく物語ですね。 私はフラメンコの知識はありませんでしたが、全く問題なく読めました。 「なりたいものになれなかった人たち」の物語 青春もの・恋愛ものとしても読めますが、私がこの本に惹かれたところは、出てくる人物のほとんどが何かを諦める体

          なりたいものになれないことが不幸とは限らないことを教えてくれる漫画

          好きな漫画を紹介してみよう -Artiste-

          たまには違ったテーマで書いてみます。 「Artiste」という漫画 私は昔から漫画が好きで、ほぼ毎日のように漫画を読んでいます。 セルフケアの勉強を始めた時、自分のストレスコーピングとして真っ先に思いついたのが「漫画を読むこと」でした。 大学院で臨床やら研究で辛かった時、働いていて明日が来るのが怖くて眠りたくない時など、漫画を読むことで何とか毎日を繋いでいたと言っても過言ではありません(どんだけ辛いんだ)。 ここでは私が読んで少し勇気がもらえたり、辛いことを忘れられた

          好きな漫画を紹介してみよう -Artiste-

          教師になることを諦めて教師になった

          元々は教員志望だったんです 私は心理系の大学院を修了し、心理士の資格を取って医療分野に就職しましたが、元々は教育学部の出身です。 教員養成コースにいたので、教員免許も持ってます。一応。 しかし、教員の道は割と早い段階で諦めました。 向いてないな、と思ったんです。 自分が学校の先生として生徒に関わっているイメージが全く湧かなかったんですよね。 そもそも私が教員を目指そうと思ったのは人に何かを「教える」ことがそこそこ得意だったので、それを仕事にしたかったんですよね。 でも

          教師になることを諦めて教師になった

          授業中に学生が寝ているよ!どうすればいいの?

          今日も暑いですねー涙 授業中に寝てるって悪いこと? 専門学校の授業中、学生が寝ていることが多々ありました。 寝ている学生は大体いつも同じ人だったり、意外な学生が寝ていたりとさまざま。 私の授業だけでなく他の授業でも寝ていることはもちろんあるので、他の教員から「またあの子は寝てた!」みたいな話も聞くことがありました。 確かに、学生が授業中に寝てると教員は気になります。時にはイライラしてしまうこともあります。 バレないように寝てるつもりの学生もいるんでしょうが、基本的にはバ

          授業中に学生が寝ているよ!どうすればいいの?

          専門学校での最初の仕事は授業をするのではなく授業を受けることだった話

          専門学校の話が書きやすいのでしばらく続けます。 入ってすぐ授業なんてできない 私はもともと医療分野で心理職に就いていたので、それまで学生に授業を行うということはありませんでした。 つまり、入職した当初は単なる素人教員。 授業がどんなものがあるか分からないし、授業の進め方も分からない。 とりあえず心理学の授業を行うことだけは決まっていたので、前任者の授業を見学し、あとはひたすら授業資料を作成したり、指定の教科書を読んで勉強したりしていました。 まあそれでもかなり時間が

          専門学校での最初の仕事は授業をするのではなく授業を受けることだった話

          学校の掃除について全力で考えたら何もすることがなくなった話

          専門学校ネタです。 そろそろマガジン?にしてもいいかもしれない。 「掃除の監督」って不思議な役割だよね 私の在籍していた専門学校では、校舎の掃除は学生がしていました。 大学だとおそらく学内の清掃は業者?がやる感じですが、専門学校だと建物自体がそれほど大きくないせいか、自分たちで掃除してました。 学生が休みの日とかは教員がやってましたね。 んで、平日は教員が掃除の監督という役割を振られ、各担当場所に行って学生の掃除を見守るわけです。 場所は自教室とか、廊下とか、階段とか、正

          学校の掃除について全力で考えたら何もすることがなくなった話

          「最近の学生は本を読まない」という問題を解決してみた話

          二連続で専門学校教員時代のお話しです。 最近の学生が本を読まないとは聞いたことあったけど 私の勤めていた専門学校で学生と話していると、「学生が本を読まない」ということを実感することが多くありました。 成績の良し悪しに関わらず、その分野の専門書をほとんど読んだことがないとのこと。 これが新入生とかならまだわかるんだけど、上級生に聞いても割と同じ話を聞きました。 その学校ではレポート授業や課題があったので、その時はどうしているかいうと教科書やシラバスの指定図書のみに限定して読

          「最近の学生は本を読まない」という問題を解決してみた話

          先生と学生は友達になっちゃいけないの?

          今日は専門学校のことを思い返しながら書いてみます。 学生との関係性 何となくネットを見ている時に、「教員と学生との距離感」について触れているサイトをいくつか見ました。 最近(といっても結構前から?)教員と学生との距離が近くなり、ある意味で「友達のような関係性」になってきているところもあるそう。 確かに、私が専門学校の教員だった頃にもそんな話が出ることもありました。 それはどちらかというと実際にそういう関係の教員が多いということでなく、「そういう関係は良くない!」という雑

          先生と学生は友達になっちゃいけないの?

          マインドフルネスの講座に参加してみた 〜入門編〜

          実はマインドフルネスの講座やら勉強会やら研修会には結構参加していて、こないだ調べたら全部で30万いかないくらいの金額を使っていた私。 そんな私が参加した勉強会などで体験したこと、そこで得られたもの、感じ取ったものなどを書いていこうと思います。 なお、勉強会の内容はざっくりとした感じで書き、そこで参加者からどんな話が出たかなどは一切書きません。 あくまで私自身の感想がメインとなります。 まずは基礎から学びたい 私がこういった講座に出る以前の状態としては、まず「マインドフ

          マインドフルネスの講座に参加してみた 〜入門編〜