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【ミニシアター】京王井の頭線をめぐる〜その壱〜

みなさんこんばんは🌟

新メンバーのマナハが担当してくれた、梅雨特集はお楽しみいただけましたでしょうか☺️

まだまだ梅雨は続きますが、本日からは「ミニシアター巡り」を特集します🎞
都内にある8つのミニシアターを、学生応援団のみんなで巡ってきました🚶‍♀️💫

初回は、【京王井の頭線沿】で楽しめるミニシアターを紹介します🙌
本日ご紹介するのは、下北沢トリウッドです🙌

1.下北沢トリウッドとは

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京王井の頭線/小田急線下北沢駅から徒歩5分のところにある、ミニシアターです🎞
1999年に東京・下北沢にオープン。若手映画作家の作品を積極的に上映し、2003年からは製作・配給も行なっています。

そんな下北沢の素敵なミニシアターに、学生応援団メンバーで訪問させていただきました!
黄色い座席が印象的な、他の映画館にはない雰囲気で、ほっこりと映画を楽しむことができました💘


鑑賞した作品は「まともじゃないのは君も一緒」です!
レビューはこちら💁‍♀️

2.スタッフの方のおはなし

そして、スタッフの方にインタビューさせていただくことができました✨
以下に、インタビュー全文を掲載しています!

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ーー下北沢トリウッドの魅力とはなんでしょうか?

山本達也さん(以下、山本さん)
イベントをやると(今はあまりできませんが)お客さんとの一体感を感じられること・スクリーンは小さいけれど、その代わり画が綺麗に見えること・スピーカーが近いから音が大きく聞こえたりすることなどです。他には、小さい映画館なので(45席、今は数を減らして23席)小回りが利くことです。大きいシネコンだと、何ヶ月先まで映画のスケジュールを詰めるけれど、うちは「これ面白かったからまたここでやろうよ」っていうことがやりやすいんです。スケジュールに縛られずにそういうことをできるのはいいことかなと思います。それに割となんでもやっていて、今だと『街の上で』関連で下北映画の特集をやっています。他に、規模が小さいインディーズのアニメをやったり、もう本当になんでもありなんです。尺も30分のものもあれば2時間のものもありますね。

ーー映画の選定はどのようにしていますか?

山本さん
代表と僕と2人でやっています。僕らが面白いって思うものが1番の基準だと思います。他には、トリウッドで上映すると面白いかどうか、も基準の1つです。下北沢によく来場する人を意識したり、短編専門の映画館としてスタートしているという部分を意識したり、新海監督がここからデビューしたということもあるので、アニメーション作品についても意識したりしています。シネコンや他のところでやっている映画をそのままやっても面白くないので、そういうことをよく意識して選定しています。

ーー山本さんの好きな映画はなんですか?

山本さん
『街の上で』です。
トリウッドが出てくるからというのもあるんですが(笑)、理由は他にもあります。結構昔(2010年代前半)に今泉監督の短編特集をやったことがあるんですが、その当時僕はスタッフではなくいちお客さんとして観ていたんです。今回の『街の上で』は、その時観た短編のような感じだったんです。「これぞ今泉さんだな」と思いました。笑えるし、いわゆるそこら辺にあるような会話で笑えるのが今泉さんっぽさというか、今泉節のような感じで面白かったですね。

ーー学生に見て欲しい映画はありますか?

山本さん
トリウッドが製作・配給している『ドロステのはてで僕ら(2020)』ですね。去年公開してから約11ヶ月ロングランして、色々なところで配信されたり、DVDやBlu-rayが発売されたりしています。今度ドイツの「ニッポン・コネクション」という映画祭でも上映されることになって、賞を貰ったりなど評判が良い映画です。ヨーロッパ企画っていう京都の劇団の第一回長編オリジナル作品で、原案と脚本は、今公演中の舞台『夜は短し歩けよ乙女』などを手掛けてる上田誠さんです。映画の成り立ちとして面白いのが、いわゆる「映画を作る会社」で作ってないんですよね。劇団と映画館と下北沢映画祭(宣伝)でやっていて、スタッフも映画の世界で働いている人たちばかりでもなくて、そこがまた面白いんです。
有名なものだと、『夜は短し歩けよ乙女』の舞台を手掛けたりしていますね。ただ、劇団とうちの映画館と下北沢映画祭(宣伝)がやっているんです。つまり、映画を作る会社がこの映画には一つもないんです。それがまた面白いんです。スタッフも、映画の世界で働いてる人たちばかりではないんです。そして低予算でインディペンデントな感じで成り立っているので、学生で映画制作や映画に携わりたいと思っている人には、これくらいの規模でこんなことができるんだってことがわかる良いきっかけになるかもしれません。

またこの映画、テレビに映っている2分後の自分から話しかけられるところから始まるんです。これCGじゃなくてアナログでやっているんですよ。一つのアイデアとして面白いし斬新ですよね。70分で笑えるし、その割にはすごいことやってるからぜひ観て欲しいですね。

ーー20.21歳の時はどんな映画を見ていましたか?

山本さん
僕は映画の専門学校に通っていたので、20.21歳は卒業してすぐでした。だから、自分たちが作ったような自主作品をよく観ていた気がします。メジャーどころの作品よりは、気になる作家さんの作品をチョイスして観ていたと思います。その頃見た映画ってずっと好きなまま残るので、逆に言うとたくさん見てその中で自分の好きなものが見つかればいいなって思います。こだわらず観るのがいいですよね。少しでもアンテナ引っかかったら観てみて、いまいちだったら「これもこれでいいか」って感じで。僕の好きなプロデューサーさんがトークショーで、「映画のチケットって1800円で高いって感じるけど、馬券と同じようなもので、1800円で観たものが一生好きなものになることもあればクズみたいになることもあるから。その価値を決めるのは自分自身」と話していました。だから、ギャンブルし続ける人生みたいな感じで(笑)、負けが込んじゃうかもしれないけど、アンテナを張りつつ、"馬券"を買うのはいいかなって思います。

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ここまでお読みいただきありがとうございます💖

ミニシアターでは、あたらしい映画との出会いや、一味違った映画体験ができるはず!そしてもちろんインスタ映えも間違いなし✨

引き続き明日(6/15)も、井の頭線の素敵なミニシアターをご紹介します
お楽しみに🎞💫

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