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東京学生映画祭に行ってきました!

皆さんこんにちは!学生応援団13期のわくとです。
今回は、8/18(金)~8/20(日)に渋谷区ユーロライブで行われた日本最大級の学生映画祭「東京学生映画祭」にお邪魔しました!

13期佐々木・田巻、12期ティファニーの3人で参加しました!

東京学生映画祭とは


通称「東学祭」と呼ばれるこの映画祭は、なんと今回で34回目を迎える、世界的にも歴史のある学生映画祭だそうです!
運営も学生自身で行っていて、学生ならではの熱意と創意工夫に溢れた映画祭です。
TIFFは今年で第36回なので、同じくらいの歴史がありますね…!

過去には『EUREKA』で知られる青山真治監督や、『溺れるナイフ』の山戸結希監督などを輩出した映画祭で、今回も新進気鋭の監督たちの作品が数多く上映されました。
なんと今回は、東京学生映画祭様のご厚意により、学生応援団をご招待していただき、我々は3日目のFプログラムと授賞式に参加させていただきました。(その節は本当にありがとうございました!)

さて、今回鑑賞させていただいたFプログラムでは、短編部門(40分未満の実写作品)の4作品が上映されました。
以下、4作品のあらすじと感想を簡単に述べます。
(あらすじは東京学生映画祭のHPから引用させていただきました)

①『Chasing My Dream』/中山響一監督

あらすじ
湯浅麗は、ある日を境に自身の生活に違和感を抱く。
出会ったことのない女性、高校生のままの幼なじみ…彼らは麗を認識している。そんな日常を送る中で、彼は、時折、川へ向かう記憶を辿るように…
奇妙な世界に迷い込んだ主人公は何を感じ、どう生きていくのか。

感想
ショットが非常に美しく、映画の中に吸い込まれていくような力強さがありました。時系列もバラバラで、不思議な世界観に魅了されているうちに、あっという間に終わってしまった…という印象を持ちました。あえて言葉で説明せずに、絵で伝えるような映画作りが素晴らしいと思いました。

②『タピオカ学入門』/ハインズ麻里子監督


あらすじ
皆さんは食べ物がどれくらい私たちの思考に影響を与えていると思いますか?人は何かを食べる時、多くの場合は体への影響を考慮します。例えば…カロリー高いと太るぞ!カルシウムを取って骨丈夫にしろ!塩分取り過ぎると血圧上がるぞ!…などなど、様々な情報を浴びながら私たちは普段口にするものを決定しています。しかし、それが私たちの思考に与える影響にまで考えが及ぶ人はごく少数でしょう。だからこそ今日、皆さんにこの話をして差し上げましょう…

感想
すごくポップで、斬新で、面白かったです!可愛らしい喫茶店の中で垣間見える社会の闇の部分が、大学生にとって既視感のある風景ばかりで、心苦しくなりました…しかし、ミュージカル調の演出や、別世界の描き方など、思わず笑ってしまうような場面も多く、楽しい映画でした。

③『浮いてる二人』/中井優希監督


あらすじ
大学生になって周囲から浮いている”サチ”と、大学構内をずっと浮いていたのに誰にも気づかれることのなかった”オバケ”の二人が出会う物語。

感想
すべてコマ撮りで映画を作るのか!という驚きがまずあり、物理的にもちょっと浮いてるサチと、オバケの友情に心が温まりました。
ナレーションベースの語りも映画に合っていて、このような斬新な映画作りをする監督は、次はどんな映画を作るのだろう、と楽しみになりました。

④『ディス・イヤーズ・モデル』/堰下健太監督


あらすじ
切り抜き動画の広告収入で暮らす西田は、大学時代の映画サークルの同期であった野木と再会する。西田は野木に誘われ、韓国人留学生のソジュンとともに、久々に映画を撮りはじめる。

感想
等身大の登場人物たちが、現実で起こる出来事に影響を受けながらも、日々の暮らしを営んでいく模様が、とても好きでした。濱口竜介監督の『親密さ』のような雰囲気もあり、男女が冬の公園を歩くシーンはホン・サンス監督作品のようでした。

学生監督の皆さん!

どの作品もオリジナリティに溢れていて、とても面白かったです。
同世代の監督たちが堂々と舞台に立って、自分の作品に熱意をもって語っている様子から、我々学生応援団もすごく刺激を受けました!

授賞式の様子


授賞式では、審査員の監督方からの熱い激励の言葉で、会場が大いに盛り上がっていました。
結果としては、短編部門では『タピオカ学入門』が審査員特別賞、『Chasing My Dream』がグランプリと、鑑賞した作品が2作も受賞しました!すごく嬉しかったです。
今年の上映作品はU-NEXTさんの方で早速配信されているそうなので、見逃してしまった方はぜひご覧ください!

最後に


学生応援団も、同世代の学生に向けて、東京国際映画祭という日本最大級の映画祭の魅力が届け、足を運んでもらえるように、これからも活動に精進してまいりたいと思います。
最後に改めて、東京学生映画祭の皆様、誠にありがとうございました。
そして、3日間お疲れさまでした!

とても楽しかったです!


最後までお読みいただきありがとうございました!
今年の第36回東京国際映画祭は2023年10月23日(月)〜2023年11月01日(水)の10日間です。ぜひご来場ください!!


執筆/13期佐々木・13期田巻


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