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『頭が悪い人』に関する考察 #虎note

こういうツイートを書きました。

これを書くに至る着想を得たのが、砂鉄氏のポスト。

https://x.com/satetu4401/status/1715579927381311713
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学ばない人とその傾向

今まで、ずっと不思議だったことがあります。

詐欺を繰り返したり、悪いことを繰り返す人。
いくら話しても取り返しのつかないことを繰り返す人。
何をどうあがいても自分が悪いことを受け入れられない人。
説教されている最中なのに言い返してくる人。

自分も、過去に愚かだったから、そういう人に出会って関わる中で指摘したり叱責をした時期がありました。

ですが同時に、ある一定の特徴を持った人たちは絶対に変わらない、という体験をしました。

「それは、この人達が何かまだ未熟で、学ぶべきことを学べば変わるのかもしれない。」

ずっとそう思っている反面、適切な対応が何だったのか、そういう人と関わらなくなった今でも、ずっと色んなことを考えていました。

知能が低すぎると知能が低いことに気付けない

ですが砂鉄氏のポストを見た時、やっと理解しました。

「あの人達は、頭が悪すぎて自分のことを一番上だと思ってるから、自分と違う意見が全部わからない。そして相手の話がわからないのは、相手がバカだと思っているからだ。」

そういう人は指摘された時に「いや、でも」と言います。
自分より賢いであろう人を見つけた時に「あの人は」と粗を探します。
自分がいかに優れているかを誇示します。

誰も訊いてないのに。

この人達は、自分が一番上じゃないと認めることを死ぬことだと思っています。

だから、いつまで経っても頭が悪いことを自覚しません。
自覚したら適切な努力を初めてしまうから。

そして、自分が頭が悪いのを無意識で根本的にわかっているので、適切な努力をしたら挫折をすると思っています。

そのことに直面しないために、周囲を頭が悪いことにして努力することから逃れます。

精神の問題か、知能の問題かわからないけど、なんでこの人達は反省し、前に進むことをこんなにも厭うのだろうかと、人生でずっと不思議でした。

ですが答えはシンプルで、無知の自覚、頭が悪いことの自覚がないことでした。

誰でも「そう」なる時はある

知能が一定レベルより上の人でも、上記のような状態になることがあります。

鬱、身内の不幸、コミットしていたことへの失敗など。

そうなったとき人は自暴自棄になり、そのレベルまで知能が下がる。

私はそういう時期があったので、そういう人の世界がわかるつもりでした。

ですが産まれてこの方、何かしらこの世界で生きてきた人達の世界はわかりません。

「産まれてからずっと世界がそうなら、そうにしか見えない」と思うので。

そういう人は、努力や学習では変わらない。
挫折や失敗でもきっと学べないでしょう。

無知の自覚をできないと、傲慢になって反社会性を身に着ける。
その結果、悪意を持った時に必ず無知ゆえの犯罪を犯す。

その後、ホームレスになる人もいるかもしれません。
ホームレスのおじさん達に、やたら偉そうな人たちがいる理由も、これでした。

「そう」なってしまうと、道理がまったく見えないので、どこまでも落ちぶれることができるのだなと思います。

善性や善行の種が残っていないと、そうなってしまうのだなと思いました。

非健全なセルフイメージの高さとそれに相関する行動に比例して、社会的地位が逆に低くなるのは面白い現象です。

自覚をしないと犯罪者になる

人はトラブルに巻き込まれた時などは前述のように知能が低い状態になります。

トラブルを引き寄せるような生き方をしていると、必然的に知能が低い状態が当たり前になり、そこから抜けるのが難しくなります。

当然でしょう。

争いへの警戒、怯え、疑念、疑いを持って毎日生きていたら、真っ当なことは考えられません。

多くの反社会的人格を持つ人は、そういったリソースが他に回されていることで短絡的になってしまうだけで、その行いだけでは頭が悪いかどうかまでわかりません。

ただ1つ明確なのは、無知の自覚をせず、悪行を重ねると、起こってくる人生の事件によって知能が低くなり、反社会的になっていくことは間違いないということです。

過去に、こういうツイートを書きました。

嘘つきは泥棒の始まり、と言います。

嘘をつけばつくほど、悪を重ねれば重ねるほど、自分を監視している自分に苦しめられます。そして、知能が低い人はその苦しみを「自己矛盾のせいだ」とは感じ取れませんし、考えられません。

そのレベルまで知能が落ちている時、人は悪を重ねることしかできません。自分は被害者で、相手が全部悪いから。

そのレベルまで落ちないためにも、もしくは落ちた後に戻ってこれるようにも、自覚を大事にしましょう。

自覚と感謝

無知の自覚。

自分がいかに愚かで、傲慢で、恵まれていることに気付かずに生きているか。

我々はよく感謝をしなさい、と言われます。
違います。感謝は与えられている自覚があれば勝手に出てきます。
しようと思ってできるものではありません。

感謝できないヤツが、頭が悪いんです。

頭が悪いから、想像力がないから、誰かが何かをしてくれたことが見えやしない。

感謝できる状態が正常であって、感謝できない状態は異常なんです。

自覚、という場所に自分を立たせると、そのように見えてきます。

自分が自覚していないことがあるから、気に食わないことが起こる。

逆に自覚という場所に自分を立たせていないと、自分や相手や社会が悪いところがあるから気に食わないことが起こる!に変わり、最終的には他者を攻撃するしかなくなるのです。

頭が悪くて構いません。
知能も低くて構いません。

ですが、頭が悪い分だけ、知能が低い分だけ、そのことを認めましょう。
自分より優れた人がいることを受け入れましょう。
自分が思うほど、自分が優れた生命体に作られてないことを受け入れましょう。

そして、そうだったとしても付き合ってくれる周囲の人々や、生かそうとしてくれる様々なことに感謝しましょう。

我々の欠落は、他者への感謝の為にあるのかも知れませんよ。

支えられていることを、忘れないように。

お読みいただいてありがとうございました。
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