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人生最高の勉強

2021年12月31日大晦日。ちょうど1年前に俺は、それまでで1番長い時間の勉強をした。ちなみにその記録は今もなお破られていない。

15時間57分。
受験生といえど高校受験でそう勉強する人はいない。正直俺は勉強面で出遅れたから、冬休みにガチで勉強しようと決意していた。

ガチで勉強するために決めたこと。それは、スマホ(テレビを含む液晶画面)を観ないこと。そして、10時間以上勉強すること、だ。

これらの目標は、普通の受験生からすると普通に思える人も一定数いるだろう。しかし、それまでの俺は長時間の勉強をさほどしてこなかった。しかも、俺は音楽を聴きながら勉強をしていた。

至高の勉強をするために確固たる意志で勉強をしていた。

冬休みの大半は朝6時から6時半に起き、まず勉強をし、友達と7時から30分間走りに出た。集中力の質を高めるためだ。
帰ってきて朝食を食べ、そこからはひたすらに塾を含み勉強をする。塾で昼ごはんを食べるときは、一瞬で食べて勉強をしていた。

しかし、塾へ行けない日ができてしまった…。大晦日、正月だ。

本当に怖かった。塾へ行かなければ自分は勉強をしないのではないか。目標をそれまで守り続けた努力を無駄にしてしまうのではないか。

結果、杞憂に終わった。冬休みの勉強時間は最低でも11時間はしていたが、ぶっちぎりに大晦日は勉強したからだ。その日は流石にランニングも断った。

6時起床。大晦日は最高のスタートを切った。そこから朝食中も暗記に勤しみ、ノンストップで勉強をした。昼食も夕食も。
家族は気を遣ってか、昼に出かけていた。何度も音楽を聴きたいと禁断症状が出てきたが、それ以上に勉強が楽しかった。

そう、勉強が最高に楽しかったのだ。

だから、吸収率が異常だった。効率も良くするために暗記もアウトプットも満遍なく行なった。

こうして、俺は約16時間の勉強を終え、今でもその優越感に浸っている。達成感はいつまでも残り続ける。自信という武器として残る。

ここでひとつ、この日に出会った感動を共有したい。テレビを観るつもりはなかったが、家族がRIZINを観ていたので少しだけ観た話だ。

那須川天心戦はチラ見でやめた。観たかったけど、とにかく人生を変えたかった。

あるVTRが流れる。朝倉未来vs斎藤裕の煽りvだ。少しだけ釘付けになった。
勉強に戻る。

でも、朝倉未来の入場シーンに心を打たれてしまった。なぜかは分からないが、入場曲のBattle Scarsが流れ始めた瞬間、鳥肌が立っていて目が吸い込まれていた。

そして、感動した。

この入場曲は、入試直前のアドレナリンを出すためにも使っていた。朝倉未来がかっこよかった記憶も混ざり、俺の勝負曲になっている。試合も最高だった。まるで主人公のような闘いだった。

今でも全身がが高ぶる。そんな経験みなさんにもあるだろうか。
RIZINの地上波放送もなくなってしまったが、この感動は忘れない。15時間57分という中途半端な時間でやめたのも、16時間をいつか越えてほしいという願いも込めてだ。

16時間を直近で越える努力は勉強ではないのかもしれない。でも、今年は越えられなかった。

来年は越える。絶対に超える。なんなら笑って2時間くらい超過してやる。

見てろよ去年の俺。チビっとしたことで胸張りやがって。そんなちっこいモン、すぐに越えてやるよ!



終わりに。これが今年最後のnote記事になります。今年始めたnoteも少しずつですが、皆さんのお陰で読まれるようになってきました。来年はもっと皆さんが驚くような記事にしていきます!最高の年越しじゃあ!

P.S.高校生アクション!

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