第1~5回までのまとめ  第6回 企業内起業家(イントレプレナー)育成方法

これまで、企業内育成を4つのフェーズに分けて、各フェーズごとに現れる要注意人物を紹介しながら企業内で起業家を育成する手順を説明してきました。4つのフェーズとは、以下の4つであり、

教育イメージ00

教育期間

このような図や表で説明してきました。今回はそのまとめとして、今まで紹介してきた対処すべき人物をこれに加えて紹介します。

教育期間02

まとめると上の図のようになります。赤色は、そのフェイズに該当する人が存在すると進行に問題がでるので、きっちしその状態を解除すべき人物です。一方紫は時間をかけてもあまり状態に変化が現れないので力をかけずに、半ば放置のように対応する方がよい人物です。これまで12名の要注意人物を紹介してきましたが、上図で下線をひいた7名は管理者で、半分以上は管理・運営する側を改善する必要があることを示しています。教育対象者よりも、その周りの環境に注意を払いましょう。
また最も多く、要注意人物が存在したのは初期段階の「1.教育準備期間」で、知識をインプットする以前の段階から問題になっています。特に最初に紹介した4人をそのままにして先に進むと問題が大きくなってしまうので注意しましょう。一方「2.座学期間」で現れる要注意人物は放置で対応する扱いとなっています。これは、特に理論のみで相手を納得させることが難しく、実践的な次以降の教育の中で実感させることで理解が進むことも多いためです。

と今回は軽くまとめてみました。次回はこの考え方を応用した別のコラムを記載したいと思いますので、しばらくお待ちください。

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