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Tiglon Partners 社員インタビュー エグゼクティブディレクター 安本伸

Tiglon Partnersの社員インタビューシリーズ。
8回目の今回は、エグゼクティブディレクター安本伸のインタビューをお届けします。大手外資系保険会社での営業マネジメントの現場や、高級車ディーラーでの営業統括を経験後、人材業界に転身した安本。人材業界に飛び込んだ理由やこれまでの採用・転職支援事例、Tiglon Partners入社後の現在のチャレンジやこれからのビジョンについて語ってもらいました。


Tiglon Partnersでの仕事

現在の仕事、担当領域について

ー現在の安本さんが担当されているお仕事を教えてください

コンサルタントとして、コンシューマーサービス領域の経営幹部人材の採用支援・転職支援を行なっています。扱う業界は、人材、アパレル、ホテル、不動産、エンターテイメントなど非常に幅広く、職種の縛りもありません。マネジメントクラスのスキルセットは汎用的な部分が大きいため、業界横断的・職種横断的なご支援が多くなっています。

人材業界に足を踏み入れた理由

ー以前は生命保険業界や自動車販売代理店の業界で営業の現場のマネジメントを経験されたと伺っています。人材業界への転身にはどんな想いや背景があったのでしょうか

生命保険会社時代には、営業リーダーとして、人材の発掘や採用を含めた現場のマネジメントに従事していました。その後の高級車を扱うカーディーラーでも、人材の発掘・採用・育成を含めた営業部門の統括をしていました。それらの経験に共通するのは、組織のビジョンを語ることで人材を惹きつけ、また入社してくれた人材がモチベーション高く働き続けられるようガイドし続けていくことです。こうした経験の中で培ってきた『優秀な人材を発掘し、惹きつけ、組織の中で活躍できるよう支援していく』というプロセスで得た自分自身の経験とスキルをダイレクトに活かせるビジネスに挑戦してみたいと思ったことが、人材業界に足を踏み入れた背景にあります。
優秀な人材を見つけ、会社のビジョンを伝えて興味を持ってもらい、活躍の場をアレンジするというプロセスを、これまでは自分自身が所属している組織の中で行なっていましたが、人材ビジネスであればさまざまな組織への支援が可能になります。自分が培ってきた経験がどこまで通用するのか試してみたいという気持ちで人材業界での仕事をスタートしました。

印象に残っている採用支援・転職支援

ー安本さんのご担当領域は、コンシューマーサービス領域の経営幹部人材の採用支援ということですが、クライアントからのご依頼はどのようにくることが多いのでしょうか

今お取引をしているクライアント企業には、さまざまな規模やステージの会社がありますが、お付き合いをしているカウンターパートのほとんどが社長を含めた役員の方々、部門の部長クラス以上の方々です。日々そうした方々と経営に関わるお話をしていると、必ずそれぞれの会社の経営課題や組織課題のお話しになります。そうした状況をお伺いした上で、日々さまざまな候補者・転職希望者の方々にお会いをしながら『あのチームにこの人が入ればさらに会社が成長しそうだ』『あの会社にこの人が入れば、現状の組織課題が解決するかもしれない』とクライアント企業の潜在的ニーズを踏まえた人材をこちらからご提案させていただく、というパターンが多くなっています。

ーこれまでに実際にご支援をされた事例についてお聞かせいただけますでしょうか

上場されているとあるアパレル企業から「事業が多角化していく中、部門ごとに縦割り組織になってしまっている」という経営課題の解決の相談をいただいた中で、私がご提案させていただいたのはとある上場メーカーの経営管理部長でした。事業部横断的に現場とコミュニケーションをとりながらマネジメントにコミットして頂けるイメージが湧いたこと、またご本人も数年後に定年を控え、より経営にコミットできるポジションを求められていたことから双方のニーズが合致し、採用・ご転職が決まりました。

またお付き合いの深い人材関連企業から、組織改革、世代交代を見据えた次世代の幹部候補を採用したいというご相談をいただいた中で、同業界の非上場会社で管理部門を担当していた優秀な若手をご紹介したケースもありました。ご本人の実務経験は法務まわりが中心でしたが、面談をさせていただいた時に素地の高さを感じ、法務以外の経営管理にも業務範囲を広げられるイメージが湧いたことからご提案し、無事採用・ご転職が決まりました。

最近印象的だったご支援の一つに、不動産関連企業へのご支援事例もあります。クライアント企業は若手の社員が多い組織ですが、今回ご紹介させていただいた人材は他の不動産会社で同業態のバックグラウンドがあり役員まで経験されたシニアな方でした。クライアント企業の社長様に「採用するしないは置いておいて、まずは会ってみていただけたら面白いのではと感じています。よかったらお会いされませんか。」とご提案したところから、双方に良い形でお話が進み、採用・ご転職に至りました。

仕事のやりがい

ーこれまで採用支援・転職支援で嬉しかったこと、この仕事をしていてよかったと感じた瞬間ってどんな場面でしょうか

先日、お取引先であるクライアント企業の事業説明会にお招きいただきました。事業説明会は、その企業様が日頃お付き合いがあるパートナー企業のみが招待されていました。企業様から事業のパートナーとしてそうした場に呼んでいただいたのははじめてだったのですが、とても嬉しかったです。また、同じ場所に集まったパートナー企業同士で意見交換ができたり、意気投合し新たにクライアント企業になっていただくつながりの場にもなりました。

それからクライアント企業に訪問させていただくと、以前その企業に転職ご支援をさせていただいた方から声をかけていただいたり、元気にご活躍されているご様子、楽しくお仕事されているご様子をお伺いするのも、純粋に嬉しいなと感じる場面のひとつです。

人の採用は、その会社の事業にダイレクトに影響を与えます。私がご支援させていただいた方がその会社に加わることで、組織が変わっていく様子を目の当たりにすると、この仕事のやりがいを感じると同時に、この仕事の責任を強く感じます。

大切にしているポリシー

ー安本さんが採用支援・転職支援で大切にしているポリシーはありますか

お付き合いするクライアント企業の規模やステージは問いませんが、お付き合いするクライアントを選ばせていただく上で大切にしているのは『その会社の経営陣が自分達のビジネスに誇りを持っているか』という点です。企業のマネジメントに関わる経営幹部人材をご支援させていただくという仕事、責任のある方を責任のあるポジションにご紹介させていただくという仕事の性質上、そこはしっかり見極めた上でお付き合いをしています。役員が自分の会社や仕事のことをいきいきと語れている企業かどうか、はとても大事なポイントだと感じています。

タイグロンパートナーズで働く魅力

ー前職の大手人材紹介会社からタイグロンパートナーズへご転職された安本さんですが、タイグロンパートナーズで働く魅力はどんなところに感じていらっしゃいますか

タイグロンパートナーズに入社してから、経営幹部人材の採用・転職支援に取り組むにあたり、クライアント企業数や取り扱うポジション数をかなり絞り、ひとつひとつのクライアントや案件により深く本質的に向き合う環境が得られています。以前、大手人材紹介会社に所属していた時には担当クライアント企業数は50〜60社ほどあり、実績が出るほどより多くのクライアントを任されるようになり、ご支援をしたい一方で一社一社に深く向き合うことが難しく、それぞれの候補者が持つスキルとポジションをマッチングさせていくだけの人材紹介にならざるを得ないというジレンマがありました。

経営幹部職の採用では、ひとりの候補者に何社も応募するよう勧めるというようなやり方は、正直間違っていると感じます。ひとつひとつのクライアント企業を深く理解し、人材戦略や組織戦略についてお話したりご相談をいただけるレベルでお付き合いをしていると、そういう人材のご紹介の仕方にはなり得ないからです。どの会社も「経営幹部が必要ない」という会社はなく、クライアント企業の社長や経営陣と深くお話しをしていると必ず幹部人材の採用に話が及びます。クライアント企業の経営課題と、その解決に必要な潜在的な採用ニーズをキャッチできるコンサルタントでありたいと考えています。

またタイグロンパートナーズでは、クライアント企業や候補者に直接お会いするコンサルタントと、さまざまなプラットフォームで人材をリサーチし発掘するリサーチャーが分業になっており、一緒にプロジェクトを進めていくという仕事の進め方も新鮮で魅力を感じています。私が所属していた前職を含め、多くのエグゼクティブサーチでは、コンサルタント自身が人材のリサーチ・発掘から、候補者との面談、クライアント対応までひとりで対応するというケースが多いと思います。仕事をひとりで完結させるのではなく、チームで進めているという感覚を感じられるようになりました。

そして、会社が大きく事業拡大しているフェーズにあるというのも、タイグロンパートナーズに入社を決めた理由のひとつです。現在タイグロンパートナーズでは、上場を目指して事業拡大・組織拡大をしています。さまざまなバックグラウンドを持ったプロフェッショナルなメンバーと、新卒で入社している若手のメンバーとで日々仕事を進め、さまざまなプロジェクトが同時並行で動いています。そうした会社として大きく変化し成長しているエキサイティングなフェーズに関わることができているのも非常に面白いです。

現在のチャレンジとこれから

ー安本さんの現在のお仕事でのチャレンジはどんなところにあるでしょうか

現在の仕事は、クライアント企業からのご要望や、転職希望者の方々からのご相談など、ひとつとして同じことはなく、ある意味毎日がチャレンジに溢れているといえるかもしれません。
経営人材の支援をするエグゼクティブサーチは、大手人材紹介会社のように量で勝負する仕事ではなく、質が重要です。ひとつひとつの企業様、そして転職候補者の方に寄り添いながら、ご支援の実績を積み重ねていきたいと考えています。

ー安本さんのこれからのビジョンを聞かせください

異業界経験を積んだ上で人材業界に足を踏み入れたからこそ、見えることや気づくことがあると感じています。既存の人材業界の慣習や常識にとらわれず、クライアント企業の経営を『人材』という側面から支援をするコンサルタント/アドバイザーとして、本質的なご支援をする中で、業界自体のスタンダードを引き上げることができるような取り組みができたらと考えています。
またこれまでの私自身の様々な業界での経験の集大成として、タイグロンパートナーズがより多くのクライアントの事業成長を支え、さらに当社自体の成長にも大きく貢献し、組織全体を押し上げていく仕事をしていきたいと思っています。

インタビュー実施:2024年2月





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