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何からコミュニティデザインを学ぶのか?

何からコミュニティデザインを学ぶのか?

自分の仕事柄なのか、興味関心がそうなのか、よく「コミュニティデザイン
について学びたい」と思うことがある。

だけど、実は地域コミュニティといったリアルなコミュニティの設計について書かれた本は多いが、土地をベースとしないオンラインをベースとしたコミュニティ、いわゆるオンラインコミュニティについて書かれた本は少ない。

だからか、「地域コミュニティ設計」の書籍に書かれているスキームを転用したり、会社組織における「組織論」のフレームワークを転用したりと、類似領域を参照しながら、オンラインコミュニティのデザインスキームを見つけようとすることが多い。

今日は、日々雑食的に本を読むなかで「コミュニティデザインを学ぶ際に、参考になる領域は?」という問いについて、暫定解を書いていきたい。

結論

先に結論から書いてしまう。

これだけだと分からないので、補足をしていく。
上図は、広義の"コミュニティ"を4つに分類したものだ。
(ここでいう「広義のコミュニティ」とは、先日のnoteで言及した「関係性の集合体」という意味で用いている)

・縦軸に「"コミュニティ"の人数規模
・横軸に「"コミュニティ"の持続性
をとって、分類している。

そして、
・人数が少ない&持続性が短い"コミュニティ" →「ワークショップ」
・人数が少ない&持続性が長い"コミュニティ" →「(狭義の)コミュニティ」
・人数が多い&持続性が短い"コミュニティ" →「イベント」
・人数が多い&持続性が長い"コミュニティ" →「社会」
と名称を置いている。

コミュニティデザインの何を学びたいのか?

上記分類があった上で、先ずは色々手を出す前に「自分はコミュニティデザインの何を学びたいのか?」を明確にする。

たとえばコミュニティの戦略など、抽象的な領域を学びたいのか?
それとも戦略はあった上で、実際コミュニティを盛り上げるコンテンツなどの戦術・機能など、具体の領域を学びたいのか?

参考:UXデザインの5階層モデル

学習領域の選び方

その上で、もし「戦略」などの抽象的な領域であれば、右上の領域(例えば、ソーシャルデザイン・政治・経済など)に当たる書籍などを読んでみる。
そうではなくて、実際の盛り上げ方など具体的な領域であれば、左下の領域(例えば、ワークショップデザインなど)に当たる書籍などを読んでみる。
ただし、「新メンバーの受け入れ」や「なじませ方」などは、企業の採用やオンボーディングなど右下の領域から転用した方が良いこともある。

最後に

ココまで書いてみたが「まだまだ完全にはしっくりきてないな」と直感的に感じている。
今回、持続性と規模の2軸で切って考えてみたが、別の切り口でも考えられそうだ。

一旦、このnoteは暫定解として、記録しておく。

いただいたサポートは、書籍代に消え、そして雨となって次のnoteになっていきます。