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冬空を眺めつつ感じたこと

 空間(くうかん)という言葉は、私たちの生活の中で、様々な意味を持つと思います。今日は、我が家の庭から眺めた冬空について感じた話。

 縁側に座って、冬空を仰ぎ見た時のその空間。それは、私だけの精神世界の中にあると感じ、ある種の感懐を覚えた私です。空間(くうかん)の“空(くう)“とは、大地の上方、そら、何もないこと。ちなみに、仏教では、因縁が造った仮の姿(=実体がないこと)を意味します。“間(かん)“は、モノとモノとの間たり等のこと。

 すなわち、空間(くうかん)とは、隔たりがあるようで、そうではない。あらゆる方向に限りなく広がる虚空の世界。


 私たちの人生は、長くとも100年余。

 100年も経てば、今生きている人達の殆どが此の世界から居なくなり、別の人達に入れ替わっています。
 それでも、この世界は、何事もなかったかの様に流れて行きます。

  私達は、日々、不思議な空間の中に生きているようです。