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YouTube(一橋大学ア式TV) 【戸田和幸監督×小澤一郎さん】東京都2部リーグ2021最終節 東京理科大学戦 試合後監督インタビュー から考えたこと

1 論理と情熱のバランス

 動画内の「集団でアクションを起こす時の定義や規準をなるべく忘れずに、気持ちのつながりも持って、最後はハードワークする」や「ロジックがないと集団としてまとまって、動けない。でも最後はパッションとチームや応援してくれる人への気持ち」といった戸田さんの発言から、改めて「論理」と「情熱」の重要性を学び、「バランス」について考えた。これまでの学びや経験と結び付けて考え、出した結論は、本番(公式戦etc.)は「情熱」に針が傾いている感覚、リハーサル(ここでは全体練習)は「論理」に針が傾いている感覚が結果(良い評価)を残すためには適切ではないかと考えた。

次は「割合」で表現してみよう。仮説ではあるが、次の通りだ。

本番(公式戦etc.)   → 論理:情熱=2~3:7~8

リハーサル(全体練習) → 論理:情熱= 6 : 4

感覚としてはリハーサルの時の論理より、本番の時の情熱の方が強く意識する必要があると考えた。リハーサルで築き上げた力を信じて本番では強い心で思い切ってプレーする、みたいなマインドということだ。

※上記で記している「論理」は結果残すため、成長するために意識することのことを指す。下記はその「論理」を整理したもの。

マインドマップ(論理の構築)


2 「一瞬」の重要性

 この動画での一番学びは、「一瞬」の重要性だ。戸田さんが言う「一瞬」とは 相手ゴール方向にアクションが起こせて、なおかつボールを送り込める瞬間と相手のボールを奪えに行けるその瞬間のことを指す。その瞬間を逃すとゴールは生まれないし、ボールは奪えない。では、その「一瞬」を逃さないためには何が必要だろうか?

まず前文の「相手ゴール方向にアクションが起こせて、なおかつボールを送り込める瞬間」について考えてみると、適切(ここでは「適切」の定義は割愛します)な立ち位置、動きでボールを引き出した上で、ファーストタッチにこだわることが重要だと考える。ワンタッチパスをするのか、シュート、スルーパス、ドリブルもできる位置にトラップするのか…。それらの選択肢から選択する基準は相手が教えてくれる。要するに、認知して(相手、味方、スペースetc.)ファーストタッチを判断し続ける(フルタイム)ことが、一瞬を逃さないために大事になると考える。

次に後文の「相手のボールを奪えに行けるその瞬間」について考えてみると、「2対1をつくれる!(守備の局面で)」や「インターセプトできる!」など「(ボールを)取れる!」と思った瞬間にプレスできるよう、首を振って立ち位置を確認し、ステップと予測でもって、準備をしておくことが重要であると考えた。


3 フットボールから学べること

戸田さん、小澤さん共にフットボール(サッカー)からはピッチ上では逃げずにチャレンジできる気概を学ぶことが出来るとおっしゃっている。ただ、試合には各個人(選手)に与えられたタスクがあって、出来ないことを無理にチャレンジするということではない。アクションの基準(原則)を理解した上で良い現象が創り出せるようチャレンジするということだ。

これは社会に出ても同じことが言えると思う。現場では自分の役割を理解し、会社あるいはグループの利益が上がるよう、ポジティブな結果が得られるよう、チャレンジすることが求められると思う。

「サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にするスポーツだ 」

「サッカー界の父」デットマール・クラマー氏の言葉を思い出す。

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