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[全文無料]S3シティ優勝 S2シティ準優勝者によるピジョリザ解説[1万字越]

割引あり

①概要

初めまして!ポケモンカード界のちょっとした風雲児(大嘘)、ちこりー(@tikori810)と申します。普段は千葉県と東京都を中心にポケカを楽しんでいます。この度は、2024年シティリーグで、私と私の相棒のピジョットとリザードンが壮絶な戦いの末、S2では準優勝、S3では見事優勝を果たしました。この快挙を、単なる自慢話としてではなく、記憶に残るエピソードとして記録に残すことにします。

デッキ構築や戦略については、私の主観が色濃く反映されていますので、「ちこりー流」として参考程度に思っていただけると幸いです。ポケカの世界は深く、私のプレイも、底知れぬポケカプレイングの一部に過ぎません。
しかし、もしもこの記事が、読んで頂いている方のポケカライフに少しでも役立つのなら、とっても嬉しいです。(ニッコリ)


②デッキ選択理由

1、とにかく使い易い!

リザードン軸のデッキの特徴として、初心者が使っても強い夢のようなデッキだと考えております。例えるなら朝起きて、目を擦りながらでも使いこなせるほどの使いやすさです。ピジョットexさえいれば、マッハサーチでなんでもかんでも好きなカードを持ってこれますので、ロストゾーン軸のデッキのように複雑な山管理に頭を悩ませる必要もありません。強い盤面を作ることさえ出来れば、初心者でも十分に勝てるデッキだと言え、使いやすさ抜群のデッキだと考えております。

2、デッキカスタマイズ性能の高さ

ピジョットの採用により、デッキのカスタマイズ幅がかなり広いのが特徴です。苦手なLOデッキやアローラロコンに対しても対策カードの採用を行うなど、環境に合わせて幅広く立ち回る事が出来ます。
多くの対策カードを採用出来る事で相手の心理をかき乱し、プレイングを歪める事が出来ますのでカスタマイズ性の高さはこのデッキの強みと言えます。

③ビーダル型ではなく、ピジョット型を使用する理由

ビーダル型強いですよねぇ。特に、終盤の残りサイド2枚時のビーダル型リザードンはサイドを2枚とれるポケモンを場に出さない事で出来上がると言う点がスーパー強力です。さながら映画のクライマックスに見せる主人公の様な強さです。あのサイド調整をされるとサイド有利からも簡単に捲られてしまいますし、捲ることが出来ます。しかし、そんな中でも私がビーダル型ではなく、ピジョット型を採用する理由は、2つあります。

1つ目の理由:序盤・中盤の安定性の高さ

序盤の安定性という面ではピジョット型に多く採用されるロトムVがビーダルと違い、HP190ある為、倒されにくいというメリットがあります。初動で飛んでくる可能性の有る、ウッウのおとぼけスピット110点、リザードンのバーニングダーク180点、ミライドンのアクセルピーク40+α点を耐える事が出来ます。その為、初動の手札事故に対して、サイドを取られる事のなくロトムの即席充電で手札を増やしつつ、裏を育てるターンを作る事が出来ます。ビーダルの場合、序盤からボスで取られる事が多く、そこでシステムポケモンを失いながらサイドを序盤取られることになると山の圧縮が進まず終盤に競り負ける原因になります。ですので、その点でロトムvを採用している分、序盤の安定はピジョリザが勝っていると考えます。中盤の安定性という面では、ピジョットのマッハサーチがありますので、ピジョットさえ立ってしまえば芋づる式にリザードンが立つという連鎖を決める事が出来ます。終盤、ピジョットが取られるまではスーパー安定状況と言えます。逆に、ピジョットが取られた後は、不安定な盤面になりますので、そこまでに強い盤面作る事を意識します。

2つ目の理由 アタッカーの豊富さ

ビーダル型と異なり、ピジョット型では、ピジョットの技「ふきずさぶ」を駆使して120点のダメージを叩き出すことができます。この120点という数字が、絶妙な優秀さを発揮します。最も大きなメリットとしては、ビーダルを直接倒せる点です。さらに、「ふきずさぶ」にリザードンの「バーニングダーク」を組み合わせれば、大方のポケモンを撃破可能です。

さて、ここでちょっとした小技をご紹介します。負けん気はちまきの30点を加えることで、「バーニングダーク」で180点、「ふきづさぶ」で150点の合計330を叩き出しますので、リザードンさえも倒すことができるのです。この一手は、対ビーダル戦において小技として役立ちますので、時が来たら使用して下さい。
この様な事より、私はビーダル型を尊敬しつつもピジョット型を選びました。

④デッキ採用カード

S3 シティリーグ使用デッキ

リザードンex×3枚
サイド落ちする事を考え3枚採用です。ハイパーボールやマッハサーチで持ってこれるので3枚で十分安定すると思います。

リザード(フレアベール)×1枚
最初はミミッキュを倒せるヒートタックのリザードを考えましたが、その場合、ミミッキュの技で倒される事がありましたので、技の効果を受けないフレアベールリザードを採用しました。おまけで、デボリューションやロストにも強く出れます。

ヒトカゲ(ヒートタックル)×2枚
案外、30点のダメージ強いです。一般的なHP:280のVstarに技を打つ事で、かがりざのかえんばく圏内に入ります。また、トドロクツキのくるいえぐるで200点乗った状態を倒すことが出来ます。弱点としてHP60の場合、ヤミラミのロストマインで2枚取りされるリスクがありますので認識しておくようにお願いします。基本的には、ロトムの即席充電を優先して使用するので活躍の盤面は少ないです。知っておくと意外な盤面で役に立つ時が来るかもしれません。

ヒトカゲ(HP70)×2枚
HP70あれば何でもいいです。ロストマインで2枚取されない為、採用です。
正直、序盤にロストマインを食らうこともあまりないので、ヒートタックルでも全然いい気もしますね。

かがやくリザードン×1枚
強すぎるので絶対に入れましょう。
序盤、中盤にサイドレースで出遅れてしまった際の巻き返しはこのカードが鍵になります。

ポッポ(HP50)×2枚
初動でロトムが出せなかった時やタネポケモンの展開が出来なかった際にプランBとして、使用します。ビーダルでは出来ない事なので偉いですね。
※ロスト相手に安易に出すと盤面総崩れとなるリスクがありますので、十分に注意が必要です。

ピジョットex×2枚
サイドに余裕がある時は2体立てる事で非常に強固な盤面を作ることができます。サイド落ちを考慮して、2枚採用です

ネオラントV×1枚
序盤の本当に事故った時と、終盤のピジョットが取られた次のターンに使用します。ピジョットを2体立てればそれはそれでいいのですが、安定を求めるなら入れましょう。

ロトムV×1枚
序盤安定に絶対的に必要なです。相手が事故っているときは、無理にサイドを進めるのではなく、即席充電で盤面を整えます。最近、ロトムv2枚採用のデッキを見ますが個人的にはめちゃくちゃ良いアイデアだと思います。思いついた人、天才ですね。

ジラーチ、マナフィ×1枚ずつ
必須カードです。最近は、ジラーチを抜く人が増えていると聞きますが、絶対に抜かない方がいいです。ロスト相手に負ける原因の7割がジラーチとマナフィを甘えて出さなかったことです。(※体感ですが)

ハバタクカミ×1枚
ロストにイージーWinを狙うならこのカードです。対イダイナキバには弱点を付ける為、強力ですし、パオ対策少し使えます。
しかしながら、ハバタクカミはいなくても十分戦える為、環境や苦手対面に応じて採用しましょう。

ハイパーボール×4枚
ピジョットやリザードンを持ってこれる重要カードです。終盤は不要カードをトラッシュに送りネオラントや、かがリザを持ってくるのに使用できますので腐る事があまりありません。文句なしの4枚採用です。

ネストボール×3枚
4枚入れたいのですが、
枠が作れず3枚採用です。
ボール系のカードの優先度は
ハイボ>ポフィン>ネストで考えております。
※異論は認めます。

なかよしポフィン×4枚
序盤に引けるように4枚採用です。後半は腐りがちですが序盤の安定の為に、ネストを削り4枚採用です。

ふしぎなアメ×4枚
このデッキはアメをリザードンとピジョットと共有しておりますので、4枚は必須です。

釣り竿×2枚
1枚でもなんとかなりますが、2枚あるとプレイングがかなり楽になります。
序盤に安易に使用すると事故原因にもなりますので使用するタイミングは考えて使用するようにしてください。

ロストスイーパー×1枚
1枚あるだけでかなり広いデッキを見る事が出来ます。最近の傾向では、安易に使うとヒーローマントで倒せなくなり負ける事が増えて来たと感じます。負けの原因になりますので、エーススペック見極め後に使用しましょう。

ポケモンいれかえ×1枚
あまり使用する事はありませんが、終盤にかがやくリザードンが縛られたりする事を防ぎます。序盤に安易に使用しても、デッキに入れ替えカードがない事さえ認識して戦えは何とかなります。ペパーでサーチできる分、ジェットエネよりかはポケモンいれかえの方が汎用性は高いと思います。

カウンターキャッチャー×1枚
1枚あるだけで、プレイングの幅がかなり広がります。終盤は、あまり使用する機会がないので序盤に使ってしまって大丈夫です。
対アルセロコンで勝利を納める為の鍵カードになります。正直、2枚欲しい盤面も多くあり悩みますが、最近はカウンターキャッチャーを阻害するような立ち回りをされる事が増えてきたと感じ、1枚採用にしております。

マキシマムベルト×1枚
いろいろ悩みましたが、エーススペックは使い慣れたこのカードが一番いいかなと採用しました。案外、どのエーススペックを採用しても強いと思います。役割は、リザ対面、パオジアン対面、カウンターカイナ対面となります。腐る場面も多いですが、環境入りデッキによく刺さるいいカードです。

まけんきハチマキ×1枚
このカードが一番範囲を見る事が出来ますので自分は好きです。しかし、その他の持ち物も苦手デッキに合わせて採用を検討してみてください。

一応その他、カードの役割範囲をまとめると
こだわりベルト(今回は不採用):
アルセロコンやヒスイヌメルゴンデッキに特に強く立ち回る事が出来ます。
げんきのはちまき(今回は不採用):
初動でロトムV、アローラロコンVを倒すことが出来ます。220点と280点が出しやすくなりますのでVポケモンとパオジアンに強く立ち回る事が出来ます。

森の封印石×1枚
序盤の安定に役に立ちます。
終盤のピジョットが倒れるであろうターンにネオラントに装着すると、ほぼ積み盤面が作れます。ピジョットの2枚目立てるのでもいいんですけどね

ナンジャモ×4枚
1枚抜いてツツジを入れるか悩むところですが、序盤と中盤にかけて強い盤面を作れば、ナンジャモで十分必要札を引けるのでナンジャモ採用です。

ボスの指令×3枚
対ビーダルリザにおいては、ひたすら裏のビーダルを倒す必要があるので3枚です。環境にビーダルリザがいる限り最低3枚は必要と言うのが自分の考えです。

ペパー×2枚
序盤の安定の為に、3枚入れたいところですが入れる枠が無く、泣く泣く2枚採用です。後半は、持ってくる道具もありませんので笑

博士の研究×1枚
序盤の手札大事故の時と、ナンジャモ後、相手の動きが鈍った際に使用します。1枚採用でかなり活躍してくれるカードです。

崩れたスタジアム×1枚
ほとんどは、ロトムを落とすのに使用します。ごくまれにダメージを追ったリザードンをトラッシュしますが基本は、ロトムを落とすことが多いです。最近は、雪道のレギュ落ちによりスタジアムの採用が減りましたので、序盤に貼ると後半まで仕事してくれる良いカードです。

炎エネルギー×7枚
よく使われる構成ですね。特に枚数に関して考えた事はないですが使いやすいのでこの枚数で使用しております。減らして1枚かなってところです。

ミストエネルギー×1枚
トドロクツキexが入っているデッキには、リザードンに張り、それ以外はデボリュ―ション対策でピジョットに貼ります。ロスト相手には2枚欲しい時もありますが、枠が無いので1枚採用です。

⑤デッキの回し方について

先行・後攻にかかわらず基本戦略は同様に進めます。

1ターン目の回し方

手札の活用:
手札にあるボールやポフィンを使ってポケモンを呼び出しましょう。この時、ポケモンの呼び出し優先度は「ヒトカゲ>ポッポ>ロトム」となります。

即席充電の活用:
手札で次のターンに行える行動が見えない場合、ヒトカゲやポッポを諦めてロトムVを出し、「即席充電」を使うことを考えましょう。1ターンは無駄になりますが、それでも次のターンに何かしらの行動ができる可能性を高めることができます。

ロトムの活用:
手札事故が起きた場合や次のターンにロトムが攻撃を耐えられそうな場合は、ロトムを使って相手の攻撃を1回耐えるように立ち回ります。タネポケモンを育てるこのデッキでは、ヒトカゲやポッポを失うよりも、ロトムで一時的に攻撃を受け止める方が望ましい戦略となります。

2ターン目以降の回し方

ピジョット>リザードンの優先度で進化させてください。ピジョットを進化させることで以降の安定に繋がります。封印石を使えばピジョットが立つ場合は封印石を使用してピジョットを立たせたほうが基本的に強いです。相手によりますがリザードンを立たせるために封印石を使用するのはもったいないので、封印石を使用してもピジョットが立たない際は即席充電でエンドして大丈夫です。

中盤の動き

殴りだしとしては、相手に先にサイドを取らせ、カウンターキャッチャーで裏のシステムポケモンを呼び出しながらナンジャモを使用するのが理想です。マッハサーチがありますのでナンジャモさえ手札にあれば再現性の高い行動になります。以降も、裏を育てながらナンジャモで手札を減らすか、ボスの指令で裏のシステムポケモンを呼び出し倒すことを繰り返して下さい。

終盤の動き

終盤はピジョットが倒れますのでそれを前提に立ち回りを行いましょう
勝利プランとしては次のターンにボスの指令を使用出来れば勝ちとなることが多く、ボスの指令を持ってくる為の、下記の展開で進む事が多いです。
・ピジョットを最後まで守り切り勝利
 ピジョットを取ると返しのリザードンで処理出来る盤面を作る
・中盤にピジョットの2体立てを行う
・封印石付きのvポケモンとピジョットを両建てする

マッハサーチでもってくるカード優先度

ピジョットで暇なとき持ってくるカードは下記のようになります。
良く持ってくる:
リザード、ボスの指令、ふしぎなアメ

たまに持ってくる:
釣り竿、カウンターキャッチャー、ロストスイーパー、ハイパーボール

マッハサーチの使い方小技

マッハサーチは何のカードを持ってきたか相手に宣言する必要がありませんので、なるべく何を持ってきたかバレないように立ち回りましょう。
ナンジャモか博士の研究を打つターン以外は基本手札が増える事はないので
1番最初にマッハサーチでカードを持ってきてから、動くことを意識しましょう。これ以降は、こんな事も出来るなって小技になります。

手札を流されたくない時
あえてマッハサーチを使用せずターンの終わりに「やっちまった」的な顔をしてください。ナンジャモを避けやすくなる気がします。
※僕は実戦で使用したことはないですが(笑)

手札干渉を受けたいとき
1番の最後にあえて、意味深にマッハサーチをして1枚を手札に加え使用しないで下さい。ナンジャモが飛んできやすくなります。
相手の手札も減る事が予想されますので、次のターンボスが言いやすくなります。※こちらのテクニックも自分は使用したことはありませんが(笑)

マッハサーチで長考する
マッハサーチ中に困り顔で長考する事で
相手に、欲しいカードが再度落ちだと思わせる事が出来ます。
※以下省略(笑)

注意点としては、マッハサーチは相手を不快にさせない範囲でする事を心がけましょうということです!!友達との試合では名演技で勝つのちょっと楽しいです。

⑥対戦相手ごとの戦い方

対ビーダルリザ (デッキ相性:微不利)

ビーダル型

この試合はひたすらビーダルを狩り続けます。ビーダルを狩る返しでリザードンにダメージが溜まりますので、サイド3迄は取らせて以降は受け回せるようにしましょう。この時に、ピジョットで1撃受けてビーダルを狩ると受け回しがかなり楽になります。
ビーダルは釣り竿で最大4回復活するのでカウンターキャッチャー、ボスの指令含めてすべてビーダルを倒すことに使用します。サイドを4枚とった後は、リザードンをワンパンしてサイドを取り切りましょう。この試合に関しては、サイドを1枚とられた状態からカウンターキャッチャーでスタートするのが理想です。前半は無理にサイドを取らず即席充電に徹しましょう。

対ピジョリザ (デッキ相性:普通)

ピジョット型

ビーダル型と一緒ですが、こちらは先に殴り始めたほうが強いです。先にピジョットを立て、そのまま、ボスの指令を使用し裏のポッポをリザかピジョットでしばきます。以降、ポッポが出ればボスで呼び出し、でなければ正面のリザ―ドンを殴れば勝てます。相手も同じことを狙ってきますので、出来るだけポッポは同時に置くようにしましょう。もし、ピジョットを立たせることが出来たとしても、サイド3枚とったタイミングで相手は、カウンターキャッチャーでピジョットを呼び、ナンジャモを打ったうえで、かがやくリザードンに負けん気ハチマキを付けてピジョットを落としに来ます。ピジョリザの対面に限りピジョットはかなり早いタイミングでいなくなることが想定されますので、序盤のデッキ圧縮と封印石を残すプレイングを心掛けて戦ってください。

対パオジアン (デッキ相性:微有利)

当たり前の話ですが、後攻の場合は絶対にマナフィを置き忘れないようにしてください。先行の場合も次のターンに絶対にマナフィが置けるように立ち回ってください。
それ以外の立ち回りをお伝えすると、
第一プランを先殴りでパオジアン3枚倒す2-2-2プランで進んでください
先殴りされ、サイドが2枚以上取られた場合は、裏のビーダル、セグレイブを倒して1ターン貰う
第2プランに以降します。第2プランに以降した場合は、相手のトラッシュに何があるかを十分に把握しながらビーダルを取るかセグレイブを取るか決めるようにしましょう。
ここで、パルキアVラインを採用している型だとパルキアVstarにリザードンの1撃を受けられる+盤面にエネを貯められてしまいます。ただでさえ殴り出しがパオジアンに対して遅いのでこの1ターンの遅れが負けに繋がる事が多くあります。パルキアVが場に見えた際は可能であれば、進化して前に出てくるより先に、崩れたスタジアムを置くようにしてください。大体の場合、パルキア、セビエ、セグレイブ、ビーダル、ゲコウガが置かれてますので、このどれかを落とすことが出来ます。崩すスタによりベンチ制約がある状況を活かし何とかパルキアでとられた1ターンを取り返してださい。

対ロスバレ (デッキ相性:微不利)

初動の盤面づくりが重要になります。次のターン連鎖的に進化出来ない時は、マナフィとジラーチの置くスペースを確保して戦うようにしてください。ジラーチ、マナフィがいると盤面管理が難しいですが、ロトム(バトル場)、ヒトカゲ、ヒトカゲ、ポッポ、ポッポ、ジラーチ、マナフィと置き甘えの無い盤面を目指してください。初動であればロトムが相手の攻撃を受ける事が出来ますので、壁にして1ターン稼ぎましょう。1撃受けたロトムは
テツノカイナにごっつぁんされる前には早めに崩スタで退場させてください。
ロトム退場以降は、ポッポの2体目を進化させライコウでピジョットを取られてもいいような盤面を目指します。
中盤までは、キュワワかゲッコウガなどのシステムポケモンを取る+ナンジャモで手札干渉をしながらサイド差をつける事を目指し戦いましょう。
…というのがメインシナリオなのですが、ロトム、マナフィ、ジラーチと1枚しかないカードがサイドに落ちると、かなり厳しい試合になります。その際は、盤面のHPを高く保つことを意識して戦いましょう。
また、ロスト使いは上級者が多いので、ここまで盤面を作ったとしても負けてしまう可能性がおおいにあります。そこで私はハバタクカミを採用し、ロストを強く見たデッキにしました。相手にテツノツツミが無ければ、
煉獄支配でハバタクカミにエネを張って殴るだけで勝てるようになるので、ハバタクカミはおすすめです。環境に応じ対策カードを入れましょう

対ルギア(デッキ相性:普通)

相手が先行でぶん回ると勝てませんがそれ以外は、有利に立ち回る事が出来ます。この試合は、お互いの練度が出るバトルですので下記の形をしっかり覚えましょう相手が最速の動きをしたとしても、下記の行動で攻撃を遅らせる事が出来ます。

相手が場を3面埋めた場合
崩れたスタジアムを張ってアーケオスが出す、スペースに蓋する事で、ルギアに傷をつけながらアッセンブルを防ぐ事が出来る。

盤面がルギア単+チラーミィ×2
ウガツホムラがいればルギアを取る事でほぼ勝ち
※本デッキでは採用していないですが…

盤面がルギアとチラーミィ
チラーミィをボスで取る事でリザードンexがワンパンされる事を防ぐ事ができます。

アッセンブル後チラーミィについているエネが1枚以下
アーケオスを呼び出し倒すことで、以降リザードンがワンパンされる事がありませんので安定して勝つ事が出来ます。

戦う上での注意点
安易に、ロトムを残して置いたり、ネオラントを出すとセレナorボスの指令で倒されてしまいます。ロトムは出すのですが、早めに崩れたスタジアムで落とし、ネオラントは最後の詰めの盤面以外出さないように注意しましょう。

対アルセウスギラティナ(相性:美有利)

先行を取られてぶん回られたり、後攻のジャッジマンで手札事故すると負けます。逆に順当に勝負すれば、安定性の面でこちらが勝つかと思いますので、焦る事無く戦いましょう。前半に、ピジョットでアルセウスの攻撃を受けながらダメージを与える事で、1ターン貰う事と序盤にサイドを取られないようにリザードンで受け回すように戦いましょう。

対アルセヌメロコン(デッキ相性:不利)

ヒスイロコンが単機になるだけで簡単に積盤面になります。ウガツホムラで対策するか、カウンターキャッチャー+ボスで序盤に倒せるようにしましょう。ヒスイロコンがいる間にアルセウスにダメージを入れるとチェレンで回収対象になりますので、ヒスイロコンを倒した後にアルセウスを殴り始めるようにしてください。

対古代バレット(デッキ相性:有利)

基本的にかなり有利な対面となります。ピジョットを建てた後は、ゲッコウガを倒し、以降、ナンジャモを連打しましょう。それだけで大体勝てます。
トドロクツキ入りだとリザードンがワンパンされる可能性がありますので、ミストエネルギーで対策してください。カウンターキャッチャーからの裏倒し、トドロクツキのくるいえぐるさえ考慮して戦えば基本出来に負ける事はないマッチアップだと思います。相手のプレイヤーが上手い場合、初動はサイドを取らず探検家で山を圧縮しカウンターキャッチャーでサイドを取りながら、最後リザードンをワンパンしてきます。相手にデッキ圧縮を進めさせないようにする事とサイドを先行する事を意識して戦い新品のリザードンがワンパンされる盤面を作らないようにプレイしましょう。

対ミライバレット テツノイサハ入り(デッキ相性:微有利)

ジャッジマンで手札がバグるのが、嫌なので
最初のターンにロトムをしっかり出すようにしましょう。
※森の封印石までつけられるとグット!
ジャッジマンで多少、バグったとしても、即席充電から展開出来れば全然勝てます。イサハにワンパンされるのが嫌なので、エネが大量についているポケモンから倒すのが良いです。

対テツノカイナ軸(デッキ相性:有利)

初動はロトムを壁にして即席充電を連打しましょう。ロトムが倒れるまでにリザードンを2枚立たせることが出来れば勝ちです。ポッポは出してもいいですが、進化させるとロトムがごっつぁんされピジョットも取られ、3-3で負けてしまう可能性が上がりますので進化させてはいけません。
リザードンが2枚立ってしまえば概ね勝てます。煉獄支配は受け回すことを考慮して前に4枚後ろに2枚エネルギーを付けましょう。注意する点としては、小粒を安易に出さない事です。ごっつあんの対象になりますので。このデッキに対してはマキシマムベルトを採用することでかなり有利に戦うことができます。

対イダイナキバ(デッキ相性:不利)

ハバタクカミがいると、かなり楽に戦う事が出来ますが基本は不利なので戦いたくない相手です。
こちらの初動が遅れるとそのまま負けてしまいます。いち早くピジョットを立て安定して動ける盤面を目指しましょう。逆に相手の初動が遅れてくれるとかなり有利に立ち回れるので、イダイナキバが事故気味の試合はイケイケで戦うようにしましょう。リザードンデッキはミミッキュがとても苦手なのですが、ミミッキュが前の間は山削りされませんので、にらめっこしている間に、リザードかハバタクカミを準備しましょう。
エネが少ない試合以外は、釣り竿はどんどん使って大丈夫です。
暇になったら、マッハサーチでナンジャモを手札に加えて延命できる準備をしましょう。

対カビゴンLO(デッキ相性:不利)

正直、あたってしまったらアンラッキーと割り切って次の試合を考えましょう。トナメであれば、サイド4枚とればいいので全力でリザードン立てしカビゴン、カビゴン、ロトムで4枚とりましょう。(※大体その辺で、攻撃できないポケモンを捕まえられゲームエンドになります。)シティリーグは時間切れの際にサイドを4枚以上取っていれば勝ちになるらしいので、それ以降は己との良心とのバトルです。正直、自分は投了してしまいそうですが、負けられないトナメであたった際は、覚悟を決めましょう。

まとめ

ピジョリザは即席充電とマッハサーチのおかげでかなり再現性の高い行動をとる事が出来ます。ここに書いたような、ある程度の定石を覚える事でかなり勝率が上がります。是非、対デッキの動きだけでも覚えて貰えればと思います。

⑦環境レポート

S2準優勝(2024年1月30日) 、S3優勝(2024年2月24日)した際の対戦マッチアップを記載させて頂きます。メモして残していた訳でもないので適当ではありますが、手に汗握る試合の連続でしたので、良かったら読んでください。

シティリーグ:S2矢向 予選1位 総合2位

予選
1戦目:イダイナキバ◎
序盤にピジョットとリザードンが立ち殴り始めることが出来好調なスタートが出来ました。
たまたま、相手にブースト古代を引かれなかった為、どんどんワンパンしていき、途中、山札回復の為、使用したナンジャモが相手に刺さりイダイナキバが出なかったので、そのまま押しきり種切れ勝利。正直、ラッキー勝ちでした。

2戦目:ミライドン◎
相手がぶんまわりごっつあんプリファイかまされるもこちらもぶんまわり、次のターンにリザードンとピジョットを立てながらごっつあん倒し、2枚目のリザードンも立ち盤石な盤面が出来上がり無事勝利。

3戦目:ピジョリザ◎
お互い、厳しい立ち上がりをするのものポッポ狩りを先行で行う事が出来た為、無事勝利

4戦目:ミライバレット(イサハ軸)◎
存在は知っているものの、正直何をしてくるかよくわからない状態。
ミライドンの攻撃を受けられると思って出したロトムも落とされパニックになるも返しに打ったナンジャモが相手に刺さり一気にこちらのペースに、学習装置をロストスイーパーで落としながらボスでエネの付いたポケモンを落とすことで場のエネルギーをはぎ取り勝利

5戦目;ロストバレット◎
序盤の手札が良く、完璧な盤面づくりが出来る。たまたま、相手のサイドに悪エネが2枚落ちていたこともあり、くるいえぐられる事もなく勝利

豪運による予選1位抜け

決勝トナメ

ベスト8:ピジョリザ◎
両事故からのお互い即席充電でゆっくりな展開。不意に付けられたヒーローマントによりピジョットの無敵要塞化。序盤に辛すぎて博士でロストスイーパー切ったことを後悔するも、相手の盤面はそれほど強くない状況。機転を利かせ、サイドを取るのではなくダメージを蓄積させでデボリュ―ションで盤面崩壊を狙う作戦に切替。ロストスイーパーのケアは出来ていたがデボリュ―ションのケアがまだまだだったな(がはは)
ギリギリ勝利

ベスト4:ビーダルリザ◎
相手より遅い立ち回りになるも、以降ひたすらビーダルを狩る事で後半に逆転、残りサイド2の状態でマキシマムベルト装着のリザードンで新品リザードンを撃破。きもちぃぃ!

決勝:ロストバレット×(再戦)
先ほど、予選最終戦であたった相手、ポケカの能力は明らかに格上。それでも絶対に勝つぞと意気込むもマナフィスタート(;;)ロトムを壁にして即席充電。そこでポフィン2枚引き信じていたぞ!とばかりに盤面を整えようとするもまさかのジラーチはサイドでお休み。
安易に出したポッポとヒトカゲがロストマインの餌食になりかなりお通夜な状態。ギリギリ立てる事の出来たリザードンでサイドの4枚目まで取るも、悲しみのごっさんプリファイでサイドを取られ負け

S2感想
S2時点では、こんなに結果を残せると思っていなかったので正直、最後まで他人事のような気分で戦っていました。おかげか全然緊張もしておらず、それなりに楽しい、シティリーグでした。ただ、こういう負けの悔しさって後から結構来るんですよね。(笑)おかげかs3まではそれなりにモチベ高く練習に取り組めました。

シティリーグ:S3茂原 予選2位 総合1位

1戦目:カウンターカイナ〇
 初動はかがやくリザードンと、ロトムVだけ出し即席充電で終わるかなり厳しいスタート。しかし、かがリザがミライドンの攻撃を3発耐えてくれた為、即席充電連打でリザードン2体準備完了。森の封印石でロストスイーパーを持ってきヘビーバトンを剥がしながら、テツノカイナ処理。以降は、テツノカイナをワンパンして勝利。セオリー通りの勝ちって感じですね。

2戦目:パオジアン〇
1戦目より更にひどい手札事故でマナフィ単機エンド。お相手さんは全展開おそらくゲッコウガはサイドかなと言う状況。これは負けたかと天を仰ぐも、月光手裏剣のケアをしなくて良いという割り切り、マナフィを壁にして即席充電連打!。それでもサイド差がついた状況で試合が進む。終盤に相手のトラッシュにセグレイブと釣り竿がある事を確認した為、セグレイブ倒し+手札干渉を行い相手の手札事故による1ターン貰える事をお祈り。無事1ターンをゲットしギリギリの逆転勝ち。

3戦目:ルギア〇
3戦目は知り合いプレイヤーさん。カビゴンLOの使い手でもあるので、正直諦めで戦うも、蓋を開けるとルギアがひょっこり(私はニッコリ)。しかし、山確認した所、炎エネ×3枚とリザードンが2枚サイド落ちで絶望(ニッコリからのガッカリ)。しかし、相手も初動事故気味の立ち上がりであった為、チラチーノを親の仇とばかりに倒す。しかし、サイドからリザードンを回収できない。リザードンがいないのでピジョットにもエネルギーを張りチラチーノ狩りを継続。それでも、リザードンを回収する事が出来なかった為、手張りでかがリザ発信。その間に、釣り竿で倒れたリザードンを回収し再利用。最終盤まで、リザードンは回収できなかったものの、相手の事故に助けられ勝利。アタッカーの多いピジョリザで良かった。

4戦目:カビゴンlo×
サイドの4枚目を相手のロトムVを取った所で、裏呼び出されカード無しお祈りで、2ターン貰うのが勝ち筋の盤面。しっかり裏のロトムをキャッチされ、あえなく投了。そりゃ、何かしらあるよねって感じで負けました。

5戦目:ピジョリザ〇
3-1状態でここからは1戦も負けられない極限の状態。先行でロトムを置けたため、それなりの立ち上がり。相手は相当事故っていたようでミュウのリスタートに掛ける状況。相手の手札が少ない為、2ターン目も落ち着いて即席充電で返す。3ターン目も相手は強い動きをしなかった為、3ターン目からはポッポ狩りを開始。以降ピジョットにさせないように立ち回り、盤面を有利に保ち勝利。

6戦目:アルセヌメロコン〇
お相手さんが先行でアルセウスとアローラロコン出し。おわった、、、そう思いつつも対戦継続(この時は完全に負けた気になり帰りに何を食べるか考えていました)
相手は先行2ターン目で、アルセウスのトリニティーチャージからエネルギーを貯め、アロコン準備完了。このターンに倒さないと積むと思い、デッキをぶん回すも必要カードが足りず盤返し。フトゥ博士でアルセウスを回収されたら積盤面になる状況。相手にフトゥ博士を引かれる前にこちらの方が先にカウンターキャッチャーとボスの指令を手札にそろえ、裏のアルセウス呼び出しからカウンターキャッチャーでアロコン討伐。以降は出てくるアロコンをボスで呼び出し絶対にアロコンを立たせない立ち回りを行い勝利。ピジョリザで好きなカードが持ってこれるからこそ勝つ事が出来た試合でした。

予選5-1 2位抜け 

決勝トナメ

1戦目:ルギア〇
お互いゆっくりな立ち上がり、こちらも盤面が揃わず即席充電を繰り返す。相手の方が連戦の疲れか、プレミで場を4面埋めてくれた為、アーケオスを出すスペースが無くなった。ラッキーとばかりに、即席充電を連打し盤面と整える。二匹のルギアに傷を入れ、ルギアを倒すターンに崩れたスタジアムを張りルギアが倒れてもアーケオスを出せない状況を作る。序盤のサイド先行を活かし無事勝利。

2戦目:カウンターカイナ〇
お互い、スローな立ち上がり、予選1戦目を繰り返すように、ロトムVで即席充電連打、2回目の即席充電でペパーを引きリザードン2面展開。そのままリザードン2体を押し付け勝利。使わないタネポケモンを出さない事で、裏を呼ばれる事なく出来るのが強いですね。

3戦目:ロスバレ〇
決勝戦は、前回の決勝で負けた因縁のデッキ「ロストバレット」絶対に勝つぞ!と意気込んで引いた最初の7枚の手札の中にポフィン×2枚、ネストボール×2枚があり、勝利を確信。
ハバタクカミを壁に裏の育成に専念。相手も相当上手く、テツノツツミで上手くハバタクカミをいなされ、サイド差を付けられないまま、終盤に突入、リザードンが最後に相手の1撃を耐え、返しのバーニングダークでギリギリの勝利。相手さん本当に強かった。最後は、初動の神引きに支えられた試合でした。

S3シティ感想
当日の予選は、手札事故も多く、ギリギリの試合の連続でした。おかげで、アドレナリンがドバドバの目がバキバキで、最高の状態で決勝トナメに入ることができました。2月の寒い中で、あんなに手と脇から汗かいてたのは、自分だけだと思います。決勝トナメは予選を取り戻すかのような豪運で優勝をものにしました。ホントに運がよかった。

⑧おわり

こんな長文noteをここまで読んで頂いた方!ありがとうございます。このnoteをここまで読んだ方は是非、ピジョリザを使用してみてください!最強の安定感に引き込まれピジョリザ以外触れない体になるかと思います。
また、このnoteを読んでいただいた方がピジョリザを使用する、もしくは、対ピジョリザに相対した際に、1%でも勝率を上げて頂ければ、自分はもうハッピーハッピーハーピーです(猫ミーム)。
最後となりますが、ここまで、練習に付き合って頂いた方々と対戦相手の方に感謝の気持ちを述べ、終わりとさせて頂きます。ありがとうございました!!長文note「くぅ~疲れましたこれにておしまい。」

PS.

自己満足のnoteですので、投げ銭に関しては
一切、必要ありません!

しかし、

もしも、口座のお金がパンパンで困っているという羨ましい悩みをお持ちの方がおられましたら、私の記事に対する「投げ銭」いう形で、その悩みを少しでも軽減して頂ければ、幸いです。
なんてね笑

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