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大般若

大般若 福島県史 第23巻 民俗1
 大般若(経)は飯館村の災難よけとして、一軒一人ずつ、お日待ちと称して宿に集まる。大般若の宿をすると、火難盗難などあらゆる災難をまぬがれるといい、みんな進んで引き受けた。一戸二十五銭、米一升出してもちをつき、みなこの供物をいただいて帰る。
 もと千二百巻あったが、三蔵法師が唐からもってくる途中に魔物に追いかけられ、半分は海に投げたので今は六百巻しかないという。


 


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