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開かずの箱

開かずの箱 岡山の怪談
吉川八幡宮にあるという箱。

この社を作る時にひとりの大工が来た。大工がひとりなのを人々は不安がった。
大工はどこからともなく持ってきた木を刻みはじめた。それが終わると、ひとりの小僧が作業に加わり、見事に宮はできあがった。

最後に大工は長持ちを一つ残した。
「これは神意のこもったものが入っているから神のそばにあった方がいい」

 小僧は人形であり、大工は飛騨の匠あったという。



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