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なんとなくテンポがずれる。

会話のテンポが安定しない。
あなたは、どうだろうか?
世の中にはJ-POPのように、
聴きやすく、分かりやすく、面白い
そんな会話をできる人が一定数いる。
羨ましい、とてもとても良いことだ。
R&Bのようにセクシーに話す人もいるし、
支離滅裂でも芯のあるRockな話し方もある。
その上で、僕はどちらかというとジャズだ。

時折自己主張が激しく、時折音を止める。
2人の中の対話だけでなく、周囲もノせる。
そんな会話を理想としている。
時折ソロパートは任されたいが、
一通り終わったら、拍手。そして次、だ。
次の人のソロパートの時は相槌に徹する。
その人の音を、グルーブを邪魔しない。

と、主義主張を語るだけなら簡単だ。
私にとって頭を悩ませる問題がある。
J-POPを求めている人とは、
会話のテンポが合わないのだ。

例えば簡単な話、合コンである。
女性との気軽な話はJ-POPが大事だ。
わかりやすいAメロBメロで盛り上げ
サビはみんなで話せる話題がいい。
愛を唄いたい、翼が生えて、世界平和だ。

しかし、僕にとってその話は
一辺倒であり、とても退屈だ。
何度も何度も歌われた歌には、
歌唱力があまり反映されないと思う。
あなたの好きなジャンルの話を聞きたいのだ。
わかりきった話題の中に、個性は居ない。
だから、できる限り変拍子で
好きな話題を、ソロパートを、と思うのだが
何だか上手くいかない、求められてない。
会話のテンポが求められていないのだ。
これは大変なことだ、仲良くしたい人が居ても
会話の中から、あなたを見つけ出せなくなる。

結局、当たり障りのない話をしてしまう。
テンポが合わない、そんな話はしたくない
なんて思っていても、心とは裏腹。
周囲の会話に相槌を打つマシーンになる。
それが1番安全だからだ。
それが1番楽だからだ。

もし、あなたが遠慮をして
自分の持つ「好き」を「クセ」を
出せていないのだとしたら。
耳を傾けてくれる人もいると、いや、
それを求めている人もいるのだと、
僕は大声で伝えたい。
君のクセを知りたいと、星野源も言ってる。


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