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暮らしと政治の話

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「公開質問状へのご回答」の感想と問題点の解説⑧

32.呼びかけ団体よりメディアを優先する姿勢 これについては、問題を知らせる順番がおかしかったと思う。 メディアに向けて記者会見をする前に、まず呼びかけ団体と個人に対しての説明責任があった。そして、メディアに発表する声明の内容も、呼びかけ団体と個人に了解を得た上で発表する必要があっただろう。 以下、この件に関する私と運営委員の瑞慶覧長風氏とのメッセージのやりとりを紹介する(私的なメッセージは基本的には公開するべきではないと思うが、このやりとりは運営委員としての長風氏と呼

「公開質問状へのご回答」の感想と問題点の解説⑦

30.行動提起は山城博治氏の独断で発表された この回答は、公開質問状の全ての回答の中で、一番衝撃を受けたものだ。 これまでの5回の集会全てで、山城博治氏は行動提議を一人で作成し、誰の承認を得ることもなく、内容の議論もなく、発表することが許されていた。 これはもう、山城氏の独裁制と言っても過言ではなく、残念ながら山城氏に「民主主義」を語る資格はない。県民の会の私物化である。 このような事実が明らかになってもなお、山城氏を運動のリーダーと持ち上げる人は、民主主義を放棄している

「公開質問状へのご回答」の感想と問題点の解説⑥

27.「運営委員会全体の責任」か? 質問⑥の回答は、公開質問状の回答の中でも、かなり大きな問題がある回答である。この質問では、一連の問題の責任の所在を問うている。 それに対して、最初の一文でこのように答えている。 「提案を承認したのは運営委員会全体の責任であり、個別の処分などは考えていません。」 公開質問状の回答の中で、この問題の責任について述べた部分はこの一文のみなのだが、そこで、県民の会は「運営委員会全体」の責任とした。 運営委員は20人ほどか?「全体の責任です」で、

「公開質問状へのご回答」の感想と問題点の解説⑤

24.38万9800円、なぜ「概算」なのか この回答も、よく分からないことが多い。 まず、グッズ販売に関連する損失が38万9800円(概算)というのには驚いた。結構な数を作ったんだなと。ステッカーは8万円あれば相当作れるとして、Tシャツ1枚1000円とすれば、300枚。 何を何枚作ったのかは確認したい。 文章の表現もいろいろと疑問点が多いのだが、(概算)ってなんだろう。 概算、おおよその見積もり。すでに購入したものなのに、なぜ概算なんだろう。正確な数字を出すべきだ。 県民

「公開質問状へのご回答」の感想と問題点の解説④

17.平良氏は意図的に運営委員会に「天和泉」のホームページを見せなかったのではないか 「当該委員は、ロゴやキャッチコピーについて『知人が個人的に製作したものだと思っていた』」というのが嘘であることについては、すでに「『公開質問状へのご回答』の感想と問題点の解説②」の「6.『全てA氏個人のものという認識』という平良氏の大噓」に書いたので、読んでいただけたらと思う。 「Tシャツ、ステッカーに関しては指摘があり、幸いにも販売を中止しまし たが、運営委員会では出典元を十分に確認

「公開質問状へのご回答」の感想と問題点の解説③

13.官僚的な回答の手法 2|公開質問状への回答 まず、この3つの質問だが、誤魔化されないように私は質問を3つに分けた。それなのに、まとめて回答されてしまった。 ロゴ、キャッチコピー、Tシャツ、ステッカーはそれぞれ、いつ、どの会議で議論され、どこで承認されたのか、その際にどのような説明と議論があったのか、時系列も含めた具体的なことが知りたかった。 質問①では、2月26日の集会の前に、運営委員会で平良氏からロゴのチラシ掲載について提案があったはずだ。それはいつか。その後

「公開質問状へのご回答」の感想と問題点の解説②

6.「全てA氏個人のものという認識」という平良氏の大噓 【1】当該委員への聞き取り (1)ロゴとキャッチコピーの紹介を受けたことについて この説明全体が、胡散臭く感じる。この説明を読んで、納得する人はいないだろう。 まず、平良氏はA氏に「平和の想いを持つ人間ならだれでも自由にダウンロードしていい」と伝えられたというが、平良氏がロゴをダウンロードした「平和の心」のホームページには以下のような記載があった。 「画像のダウンロードは個人使用の範囲内で自由です 以下の内容

「公開質問状へのご回答」の感想と問題点の解説①

12月28日に「沖縄を戦場にさせない県民の会(以外、県民の会)」から公開質問状の回答が届きました。回答を読んでの感想や問題点の解説などをまとめました。 1.誰に向けられた回答なのか 回答の宛名には、「県民の皆さま 関係者各位」とある。この質問状は、私と102名の賛同者の方々で出したものだ。質問者の私達宛の回答が来るものだと思っていた。なぜ、質問した人達を飛び越えて、「県民の皆さま」なのだろう。質問した人達の存在を認めたくないのだろうか。質問した人達に向けて誠実に答えるより

「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」への公開質問状の回答

2023年12月28日に「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」より、公開質問状の回答が届きましたので、メール本文と公開質問状を公開いたします。 石嶺香織様 「公開質問状」に対する回答(ご返信)  県民の会事務局長代行の比嘉盛人です。  この度は、当会の運営等に関する疑念を「公開質問状」として、ご提示いただきました。  先ずは、会の運営を担う立場より、大変なご心配とご迷惑をおかけしたことに深くお詫び申し上げます。 また、先の12/20㈬27㈬開催の県民の会・全体会合にて、

「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」への公開質問状

11月29日、「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」への公開質問状を以下のような文面で送りました。賛同者は102名です。 -------------------------------------- 「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」 運営委員会のみなさま 私は、県民の会の呼びかけ団体「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の加盟団体「てぃだぬふぁ 島の子の平和な未来をつくる会」の共同代表をしております石嶺香織と申します。 この度、県民の会の運営に対して多くの疑問があり、公

本当の基地被害ってナニ?根っこを探す。2015.7.11→2020.7.1

慰霊の日に考える ほんとうの基地被害とは慰霊の日の夜中に、Choose Life Project配信のオンライン番組「6月23日沖縄慰霊の日を考える #忘れないオキナワ」を観た。出演者の方々の話には、共感できることあり、勉強になることもあり、違和感もありで、いろいろ考えさせられた。 2時間ほどの番組の中で、ドキュメンタリー映画監督の三上智恵さんの言葉がキモだなぁと思ったので、書き起こした。(57分あたりから) 「基地の被害っていうのは、いわゆる事件事故、騒音や汚染っていう

慰霊の日。目の前のこと見て見ないふりしない。2020.6.23

今日は慰霊の日。 沖縄では、学校も保育園も休みになる。 うちは、特になにかの式典に参加したりするわけではないので、なにもしなければいつもの慌しい休日と同じように過ぎてしまう。 今日がなんのための休みの日なのか子どもたちに分かってほしくて、とりあえずNHKの式典の中継をみんなで観る。 難しいスピーチが続くので、当然子どもたちはふざけたりケンカしたりし始める。 ちゃんと見なさい!なんて叱りながら、こんなんじゃ意味ないよなぁと内心思う。 でも、それ以上のことをできる余裕もなく

沖縄の尊厳 館長のウムイ2015.7.13→2020.5.24

今から5年前の7月、宮古島にたったひとつの映画館、パニパニシネマの下地館長に声をかけられて、三上智恵監督のドキュメンタリー映画「戦場ぬ止み」を観に行きました。その日は三上監督も来島してアフタートークもあるということで、三上さんに会わせたいから打ち上げにもおいでと誘っていただきました。 私はその頃、長男が3歳、次男が1歳半、とても映画を静かに観られるとも思えなくて、「観たいけど、無理そうなので打ち上げだけ行きます」と言うと、「観てから三上さんと話さなきゃダメだよ」と館長。今考

39歳の誕生日に考えたこと 安全保障と出産 2019.11.7

39歳の誕生日に考えたこと。 私の思う安全保障って何かと。 たぶん、私は軍事は全ていらないって思ってます。 「自分の国を護る最低限の軍備」も解除した方がいいと思ってます。だって、軍備がここまで発達した今、「自分の国を護る最低限の軍備」ってかなり高度な軍備になると思います。 自分の考えは、「専守防衛」さえも否定してるんだなと再確認。 私がいいなと思う安全保障論は、憲法前文と、9条です。 いま、その通りのことを言うと、 「お花畑」「ファンタジー」「夢見る夢子ちゃん」と言わ