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自動車教習所に入所した①

今月のはじめから、自動車教習所に入所した。取る気はさらさらなかったのだが、就職先で使わないといけない機会があるらしく、渋々普通自動車免許をとることになった。

1コマ50分で学科教習と技能教習を同時進行で行っている。学科教習は問題ない。受けて理解できてるか(一方的に教えてもらうだけ)の繰り返しであるからだ。みなし合格に向けて復習していきたい。

しかし、技能教習はできると嬉しいが、単元によっては自信を失う連続ばかりである。教官によって教え方は千差万別だが、特に感覚派の教官の教え方が本当に混乱してしまう。結果的に運転感覚を磨かないといけないのはわかっているが、ハンドルを握り始めて1週間の初心者にそれを求めてくるのはかなりキツイなと思ってしまう。「なんでそれができないのか。」と訴えてくる教官もいて気が滅入りそうなのが正直なところ。自分は運転不向きなのだろうと叱られるたびに考えてしまうのが今の状況だ。その教官と最近やった狭い道でのS字カーブでは、数えきれないほど同じ場所で前輪が脱輪した。前々に運転教本を読んだとしても、技能教習ではなんでそうなったのかもわからなくなるのだ。空間認識力がない自分にとって、メンタルがやられる以外何もなかった。ついには教官が呆れて「ハンドル離して。」と言い、そのコマを終えてしまった。「指示されないとできないのはダメ。君が免許取った時にアドバイスしてくれる人はいないよ?感覚を磨かないといけない練習なのに、同じ失敗を繰り返してるのは考えていないからだよ。」と終わりに言われ、とても落ち込んだ。車は便利であるが人を殺める凶器にもなりかねないというのをわかって欲しいから厳しく接しているのかもしれないとも思っている。(ありがたい限りだが、モチベは上がらない。)言われたことは間違っていない。けど、その描いた感覚どおりにいかなすぎてわからなくなってしまう気持ちを汲み取ってほしかった。

でも、それ以上に不安になるのは、そのコマが終われば納得いかない雰囲気でも理解できた証のハンコをもらえることだ。自分の中でモヤモヤした気持ちを抱えながら続けていくのが心苦しい。完璧に終えてから次のステップにいきたいのが正直なところではあるのだが、運転はさまざまな要素を流れで覚えなければならないからなのか、それは不可能なのかなと感じている。どこか引っかかる気持ちを抱き続けながら教習所に通っているのは私だけなのだろうか。


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