Mikrokosmos

防弾少年団に出逢ってARMYになって個人的に驚いたことがある。
他人にとったら「だからどうした」ってことでしかないけれど
ああ、このタイミングだから彼らをキャッチしたんだなっていうことが
いくつもあって、中を覗くと決して澄んだ水でもないし混沌としていて
当たり前のように澱みはあるのだけど、それでもこの小宇宙の小さな星屑のひとつとして瞬いていたいと思った出来事を独り言として残しておきます。

人間っていうのは不思議なもので、無意識で触れてたものが意識に顕在化すると突然見える景色があってその変化した世界があまりにわたしには久しぶりの感覚だったんです。

1.梨泰院クラス

わたしが初めて観て、完走した韓ドラで韓ドラにハマったきっかけの作品。
アミヨロブンなら周知のとおり、VがSweet Nightという楽曲でOST参加してますよね。
BTSというグループがいること自体は知っていたし、意識的にではないにしても曲は聞いたことがあるけど、私が「BTS」という名前を目にしているのは、概ねあれやこれやの炎上案件だったので、報道やSNS経由で誰かが話している内容でしか知り得ないけれど、当時決していい印象で知っていたわけではないです。
でもまぁ、当時の政治的状況なんかを見ると「しょうがない部分もある」と思ってたし「個人的にいい印象がなくても仕事だから日本語も勉強して片言でも話して、日本のテレビに出演して、ということをしなくちゃならないんだから彼らも大変だよな」くらいの印象。

当然メンバーの名前なんて全然わからないので「BTSのVがサントラ参加している」という情報も韓ドラをみててやたらとBTSの名前が出てきたりするので「BTSってそんなに人気あるんだね」くらいの程度でしかなく。
Sweet Nightも曲は好きだったけどVという人がどんな顔してるかすらこの時点では興味をもってなかった。
が、初めて自分の意思で最初から最後まで観て面白い!と思った作品に関連してすでに防弾少年団の一端に触れていた。
(それにしても、普段Vと呼ばないのでちょっと照れくさい。)

2.Answer.Love Myself

わたしは元来、割とネガティヴで自分に自信もないし能力もないし、嫌いなところばかりだといいオトナになってもそいういう感情を払拭もできずにいて、自分のコントロールも苦手中の苦手な人間でした。
あまりにどうしようもないことで他人と比較して落ち込んだり「どうせ私なんて」で雁字搦め。
まぁ要するにめっちゃめんどくさい湿度高いマイナス思考。

そんな人がたまたま、本当に偶然YouTubeで見かけた動画きっかけで
Love Myselfに繋がる思考に出逢って、そこからどんどんと自分が自分で
強いてた変な考え方のクセとかを手放せるようになってきて「視界が開ける」じゃないけど自分が許せなかったのは自分のせいなんだなとかいうことに気づき始めて、もうちょっと柔軟に生きてみようかなと思えるようになった。完全にそれがなくなったわけじゃないけれど、ものすごく生きることが楽になった。開き直れたというか。
ハタからみたら十分自分の好きなことにのめりこんで楽しそうな人生に見えてるかもしれないけど、環境に辟易していてしんどさしかなかったので
手放してしまいたい感情が多かった。

そのころライトな気持ちで「韓国語をもっと学んでいきたいな」と思って
とにかく日々韓国語に触れるには音楽から単語を聞き取れたらいいなくらいの「教材」として選んだのが防弾少年団。
聴いていて単純にスッキリしたり心にしみる曲が多いってことに気づきいて、彼らは元々ヒップホップアイドルだったのだけど、私の中ではめっちゃロックじゃないか!と思うことが未だに多い。
けど、彼らがデビュー期のヴィジュアルをずっと継承してたら惹かれたのかなぁと思うと、多分否、なんです。

TMIですがDynamite期にアミになったものの、不思議なことにハマったきっかけの楽曲はDynamiteではなくて、Spring DayとかBoy with LuvとかFAKE LOVE I NEED Uがとっても好きだったので、歌モノっぽいのがやっぱり好きらしい。

閑話休題。
「自分を愛すること」というのが正直どういうことかわからないまま
拗らせまくってオトナになったタイプなもので、時間をかけてLove Myselfというものを実行しているうちに、防弾少年団の楽曲にも流し聴いていて好きだなと思った曲の中に「Answer.Love Myself」という楽曲があることに気づいて。
ユニセフのスピーチをしたとかそういうニュースも知ってはいたけれども
何故彼らがそのスピーチに選ばれているのかすらも知らなかったし
K-POPのアイドルがそんな壮大なテーマをもって活動してるなんてことも知らなかったのだけれど、ここに繋がっているのか、と。

これは本当に比喩ではなく「あ、キャッチした」って思った瞬間。
出逢うべくして出逢ったんだ、彼らに。
それは過去でも未来にでもなく、今わたしに彼らが必要だったから。

彼らの曲を意識的に聴いて「防弾少年団」そのものに興味を持ち始めたきっかけだったのが、多分それがきっかけ。

3.呼吸瞑想

自分のメンタルが弱いというのもあって、メンタルを整えていきたいと思うようになった時に呼吸瞑想をはじめました。
瞑想ってかつてはヨガ教室とかに通うと宗教勧誘の人が…みたいな話を散々聞いてたのでなんとなく「怖い」って思ってたんです。
でも今やGoogle社などでも瞑想は集中力が増すとかそういうことで推奨されてるようだし、スポーツ選手とかでも取り入れてる人が多いと聞いてはじめたら、いやほんと信じられないかもしれないけどびっくりするほど運も良くなってきたしメンタルも安定して何かよくわからない不安に駆られたり、マイナス思考でゴリゴリになってたりってことがなくなったんです。
バンタンにはまってFCにも入ってしばらくして過去のFCコンテンツを観ていたら、ジョングクが「呼吸瞑想をしてます」って言っててびっくりして。
自分がちょっと視界が開けたり別の方向をみて気づけた先にファンになった人が同じ行動をしてたことに驚きと、「ああ、だからだ」って腑に落ち方が半端じゃなくて。

コロナが早く収束してほしいし、自由に安心して遊びに出て海外にも行ける未来を楽しみたいから今は頑張ってできる限りは我慢して、防弾少年団と同じ空間で笑える世界を信じてる。
でもきっとこんなしんどい世界の中でなきゃわたしは自分を見つめなおすこともできなかったし、彼らに出会うこともなかったと思う。
どんなことも悪いことばかりじゃないって思えるようになったのは、
こんな状況でも楽しいことが毎日たくさんあって笑って、新しいお友達もできてHappyでいられるのは防弾少年団のおかげです。

近い未来で7人とARMYがMikrokosmosで星空をつくれることを願ってる。

出逢ってくれて、ありがとう。

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