人の心の動き

あっという間に秋になってしまって、
あっといまに年末に突入。
 
気持ちがついていってない。
今年は前にもお話ししたとうり網膜動脈閉塞症により右目が失明した。
一生懸命だったので季節感にぜんぜんついていってない。
 
昔からメンタルの問題を抱えていたので、その間に興味も湧き
たくさんの心理に関する本や勉強をしてきました。
自分が不自由を感じているからこそ興味を持った部分がかなりありました。
人の心はとてつもなく不思議で自分のこともわかっているようでわかっていない。
 
私自身もどちらかというと薬物療法より長い間カ病院でウンセリングをしてきました。
カウンセリングを始めた時はなんでこんなに知らない人に
私のことを話さなきゃいけないんだろう?と思っていました。
 
カウンセリングってその時間ではなく、その後に何かが起こるものだと思っています。
カウンセリングで取り乱したことはあまりなく、私はなんでもきれいに話そうとする。
嘘ばっかり、もっと私の中には汚い気持ちがいっぱいある。
 
なんだかもやっとした言葉。思い返す言葉。
なんで私はその言葉が何度も思い出すんだろう?・・・
ああ。本当は嫌だったんだとか。多々色々あります。
そういうことが心の引っ掛かりだと気付いたりします。
それに気づくことができるかできないのかが始まりだった気がします。
 
日本ではカウンセリングが保険診療にはなっていないし、
(私は自分の通う病院の保険診療内でカウンセリングができていました)
なんとなく胡散臭いものもあったりで危なっかしい感じがありますよね。
安全な病院が一番いいかとは思いますが、ご自分にあった環境ならいいと思います。
 
カウンセリングは苦しい作業だと思います。
たまには過去の触れたくない部分に思いっきり触ることもある。
平気だと思っていたのに思いっきりメンタルを崩したりすることもあった。
 
若い時には何も思わなかったんですが、
なんとなく若さというのは勢いで超えられるようなことがあり、
だから若さってすごくて。
みんなが欲しがるのかも。
 
もう私は大丈夫と思っていてもダメなことが何度もあって、
一見育っていると思っていて水を上げていたけど簡単に枯れたり腐ったりしたな。
 
土があってその下にちゃんと根っこをちゃんとはることができていないと、
ダメなんだ。とある時から思った。
いい土と、土台がしっかりしていてそうすると簡単にはぐらつかない。
メロンって網目模様がきれいだと美味しくなるそうなんだ。それに似ている。
 
私は本当に自分のことが評価できなかったんですが、
人間って天使と悪魔みたいなのが心にいて、
色々な言葉が心の中に飛び回っているけれど
今はちゃんと頑張っている。よく頑張っている。
と言ってくれる自分がいてなんとか自分を保てるようになった。
 
病気をしてから半年。
私はどちらかというとうまくいかない人生だったから、
人生の後半はきっといいことが待っているんだと思っていたし、
でも目が見えなくなるなんて、本当に思ってもみなかった。
今でも信じられないし、
神様はいないんだな。なんて思っている。
 
それから自分の心の動きを観察していた。
病気の直後は意外なことに不安になることは減っていた。
それより注意を払わなくてはいけないから生きることへの注意の方が大きかったのかも。
 
今までだったらしなかったようなことした。
会いたい人にあって、いけない場所にいあったりびっくりした。
 
半年たって予測はしていたけど少し物事を客観的に見えてきました。
自分の不自由さ。片目が見えなくても世の中では障害ではないこと。
それでも生きていかなきゃいけなくて、
もどかしく感じたこと。必死すぎて一生懸命やってきたことに少し疲れてきたり、
 
なんとなくいつも明るくしたり、自分の障害に自虐したりする自分に吐き気がするときあった。
なんだろ。人は泣か泣けなくなる。
なんかきっかけに涙が出たら子供のようにわんわん泣いてしまって自分でびっくりした。
 
本当は不自由になったことにイライラしている自分。
何か行き急ぐように何かをしなきゃいけないと思っている自分。
わかっていたつもりだったのにそうだったんだ。と思いました。
今こそ自分で自分をハグしなきゃ・・・。
 
ありのままのカッコ悪い自分を認めようと思います。
大人になったら立派になるわけじゃないよね。
立派にしなきゃいけないだけという考えにとらわれているだけ。
 
冬が近づくとメンタルも下がりがちですよね。
多分そういうもんです。
 
皆様が心から良い冬の季節を過ごせるように祈っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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