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2020年10月末をもってtiny peace kitchenの店舗を閉店します

突然のお知らせで驚かせてしまって、すみません。
コロナウィルス感染拡大の影響が出始めてから、なんとか色々と奮闘してきたのですが、どうしても店舗運営の継続が難しくなり、このような決断に至りました。

今でも毎日のように当店をご利用くださっている方々いる中で、このような判断をすることはとても苦しいことなのですが、なぜそのような決断をせざるを得なかったのか、また今後についてしっかりとご説明をしたく、この文章を綴っています。

お店を続けるのが難しくなった理由

2020年2月頃から、コロナウィルス感染拡大の影響が出始めました。
永田町から徐々に人が少なくなり、ケータリングやイベントも軒並みキャンセルになりました。

4~5月は2ヶ月間は完全に店舗の営業を自粛し、店舗の完全営業再開を目指しながら6月からお弁当のみの販売再開をしました。

ありがたいことに、常連のお客様にも恵まれ、6月からたくさんの方に食事を届けられるようになりました。それでも、コロナ前と比較すると、どうしても永田町全体の人通りが減り、店舗を利用くださる方も以前と比較するとかなり減りました。

そして、今まで私たちのお店の半分以上はケータリングで成り立っていたので、店舗利用をしてくださる方が減り、ケータリングのお仕事が実質ほぼ0の状態では、どうしても店舗を継続するのが難しい状況になりました。

とても強い思いを持って続けてきたお店なので、閉店を決断することはとても難しいものだったのですが、社会情勢が落ち着く見通しが見えない中で、お店の経営を続けていくことは難しいという判断をせざるを得ませんでした。

今後について

2020年10月末まで今と同じ形で、お弁当販売のみの形で営業を続けていきます(10月30日(金)が最終営業日となります)。11月以降この場所がどのようなお店・形に引き継がれるかについてはまだ決定していません。

tiny peace kitchenについては、店舗は閉店しますが、オンライン料理教室の運営や、こころ部の運営を継続していくため、SNS(note、Facebook、Instagram、twitter)のアカウントはこのまま残し、少し違った形で運用を続けていく予定です。

都会で忙しく働く人の心身の健康をサポートし、社会の中にやさしさを連鎖させていくという思いは創業当時も、今も全く変わっていません。力不足で店舗を続けていくことが難しくなり、悔しさと申し訳なさの気持ちでいっぱいですが、今まで妥協することなく自分たちがお客様に届けたいものを届け続けられたことに誇りをもち、最後まで精一杯心を込めてお客様にお食事を届けたいと思っています。

tiny peace kitchen代表の荒井が1人でこのプロジェクトを始めたところから考えると5年、店舗を開店してから3年半。たくさんの素敵なお客様や、取引先パートナーの方々に恵まれ、支えられ、ここまでお店を続けてこられました。お店を始めてからできたたくさんのご縁が、このお店を続けてきた中での一番の財産です。店舗という形がなくなっても、何かしらの形でこのご縁を大切にしていければと切に願っています。

tiny peace kitchenを生活の一部にしてくださっていた方々へ

本当にありがたいことに、当店を毎日のようにご利用くださり、生活の一部に取り込んでくださっている方がたくさんいます。コロナウィルスの影響がで始めてからも、たくさんのお声がけをいただき、お店の今後について心配をしてくださいました。なんとか持ちこたえたかったのですが、このような形になり、がっかりさせてしまったのではと申し訳ない気持ちでいっぱいです。お昼にはtiny peace kitchenのご飯を食べてリラックスしてもえていたこと、「とりあえずタイニーにきたら安心」と言っていただけていたことが、私たちがまさに思い描いていたお店の形だったので、皆様とのご縁が一番の誇りです。

直接ごはんを食べてもらうことは難しくなってしまいますが、今後もSNSを通じてレシピの紹介をしたり、オンライン料理教室で皆様と一緒に料理をしたりと、違う形で皆様の日常に寄り添うことができたら嬉しいです。

お店に関わる細かいお知らせや、最新情報についてはFacebookInstagramに更新していきますので、そちらも合わせてご覧いただけますと幸いです。

さまざまな想いが溢れてきますが、この辺で一度留めておこうかと思います。

改めまして、今までtiny peace kitchenをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございました。残り1ヶ月とすこし、よろしくお願いいたします。

tiny peace kitchen
代表 荒井智子


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