20231212
歌のようなものを口ずさむ、ちいさなひと
鼻歌と歌唱のあいだ、リズムや旋律のある声がきこえてくる
ベビーカーに乗っているとき
ひとり遊びをしているとき
授乳の合間
自分の世界に没入しているときに漏れるのかな
ごきげんな感じがして、聴いてるこちらまでうれしくなる
いまだに特定の単語を発する機会は稀だけど、彼独自の言語についてはすっかり確立しているように映る
こちら側の言うことは概ねわかっているらしく、話しかければ応じてくれる
(ときにわかってて言うことをきかないときもあって、これはさすがにおやっ…!となる)
当人の声を伴った意思表示については、受け手がある程度察して受け止めていることもあってか、すでに豊かなキャッチボールが成立している
こうした状況だと、にんげんのことばなぞ必要に駆られないのだろうか
精神的な発達度合いから鑑みると、発語自体はわりあいとゆっくり顕れているように感じられる
これぞノンバーバル(言語を用いない)コミュニケーションなのだろうか
それともある種、バーバルコミュニケーションの範疇になるのかしら
まるで観察するかのように、とても興味深く捉えて見つめている
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