意を決して、ヘルメットを被せてみる
案の定、大泣きで断固拒否

そんなときのために…いやいや、安全のために、わたしの分も購入しておいたのだ
母がかぶればその気になるかな
一縷の望みをかけて、まずはわたしから装置する

それでもいやだの一点張り
しかたがないから、しばらく被ったまま、うちのなかで過ごしてみた

次第に見慣れてきたのか、しげしげとのぞき込むようになる
そろそろ解けてきたかな、という頃合いで再度被せてみる

先ほどよりは泣かない

…よしっ！いまだ！

しっかり装着させ、しばらくようすを見届ける
ようやく被ってることにも慣れたようだ
この流れで、雨が降る前にいつもの森へいってみよう

チャイルドシートのアジャスター調整に手こずったけれど、なんとかできた

よし、これにて準備万端！

こうして、電動ママチャリデビューと相成りました

漕ぎ出しが軽く、負担が少ない
車体は重いから、手動でUターンなど体勢を変えるのは厳しそう
すこしずつ、乗ったときの感覚を体得していくかな

坊やは声を上げることもなく、泣くことも興奮することもなくおだやかに乗ってくれていた

森に着くとほっとひと安心
遊具の広場で遊んでいると、ほどなくしてぽつりぽつりとやってきた
本降りになる前に帰ろう

滞在時間わずか10分ほど
往復10×2＝20分で、トータル30分のお出かけ
初回にはちょうどいい感じだな

あたらしいことをはじめるとき、最初はいつだって緊張するし、気持ちのうえではよっこらしょ
いざスタートしてしまうと、案外そのへんはさらっと乗り越えられるものだね

慣れるためにも、これからは晴れたらいろいろと出かけてみよっと
本格的な春の到来がたのしみだ