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思考・行動の癖はあなたの構造が決めている

先日構造コンサルティングを受けてくださった方が感想と気づきをブログに掲載してくださりました。嬉しいことです。ありがとうございます。



構造コンサルティングとは?

※構造コンサルティングとは、学習する組織で有名になった”創造的緊張”を提唱した大家であるロバートフリッツが提供しているコンサルティングサービスである。2022年12月より学び始め、昨年2月から10月まで直接教えて頂き、提供させていただいています。構造コンサルティングに興味がある方はこちらを参照ください。


構造を明らかにしていくこと

それは原理原則とも言えます。
そのプロセスは、本当にシンプルです。

  1. システムから出力される振る舞いを明らかにする。

  2. その振る舞いの中でも“揺り戻し”を起こす観念(構造)を紐解いていく。

今回は、一つ目ののステップを一緒に明らかにしていきました。書いてくださった感想と気づきはこちら。ぜひ読んでみてください。とても興味深いです。

次回は、2つ目のステップ目の観念を明らかにしていきます。

構造とは何なのでしょうか?

システム等を設計をしたことがある人やシステム思考を学んだことがある人だとわかるかもしれません。ちなみに感情すらも、その人固有の振る舞いとして扱っていきます。

システム思考とは?

コーチングではその感情に寄り添いながら、その人の世界(構造)の中を旅していく感覚。構造コンサルティングはその感情や出来事がどんな経験や体験から生まれてきたのか、その人の世界を設計図を描きながら、構造として捉えなおしていくような感覚です。

なぜなら、人もそもそもシステムであるからです。

AIは人の構造(脳の仕組み)を活用している

その例として一つ取り上げます。それは、AIと言われるシステムです。このAIは、人間の脳をモデル化したものであり、ブラックボックス(脳のモデル)にinputし学習させることが肝になります。それらの振る舞いは、どれだけの情報を、またどんな情報を学習させるかによって振る舞いも変わるのです。これはひとつの人の脳をシステムとして捉え、活用している例です。

その人のうまくいくパターンとうまくいかないパターンを明らかにする

構造の振る舞いを見極めるにはその人の行動パターンを明らかにすることがスタートになります。

人はどんな行動にも共通するパターンがあります。それは、思考の癖、行動の癖とも言えるかもしれません。小さい頃はなかった癖が長く生きれば生きるほど自然と染み付いていくからです。

そのパターンには、大きく2つのパターンがあります。

  • うまくいくパターン

  • うまくいかないパターン

うまくいくパターンとは、着実に体験が積み上がっていき、より上手にこなせるようになり、さらに成功が積み上がっていくこと。一方で、うまくいかないパターンとは、いろんな取り組むをするが気がつくとこれまでと変わっていない、良くないときにはさらにリバウンドしてしまうようなパターンです。

今回のセッションでは、この2つのパターンを紐解いていきました。意外にも気づかないパターンが隠れているのです。

そのパターンに気づくことが、とても重要なのです。なぜなら、そのパターンがあるということは、ユニークな構造があるという証明でもあります。

うまくいかないパターンでは、癖とも言える観念が影響している

その人独自の思考・行動の癖とも言える観念。それは長年の人生の中で、住んできた地域の文化、風習、仕事での職場環境、友人や家族との関係など、さまざまな体験から無意識に積み上げれてきたと言えるものかもしれません。

AIでも問題になるのが、学習させた情報、そのアウトプットはわかっても、そのプロセスの中(ブラックボックス)で何が悪さをしているのかは意外とわからないものです。

この構造コンサルティングでは、うまくいかないパターンの要因。私たちはそれを観念と言っています。それを明らかにしていくこと、気づくことを大事にしています。

間違った観念の取り扱いの仕方

よくあることが、何か観念が見つかると、それが問題だ、その問題をなくなければ、改善しなければ、問題があるなら解決しなければならないというロジックに陥ることがあります。それは誰しもが当たり前に問題解決が仕事の中心にあり、この何十年と仕事をする上では大事にされてきたことでもあります。

ただ忘れてはならないのは、この構造コンサルティングで扱っているのは、人であり、ロボットではないのです。

観念とは、ときに悪さをするものですが、長年、苦労した人生を歩みながらも、積み上げてきた考え方でもあり、その人の生き様でもあったりするのです。

この観念は、これまでも関わらせてもらってきましたが、とても繊細なものです。それを問題として扱い、変える必要も書き換える必要はないのです。ただ、それが現れてきたときに気づき、観念が影響しないうまくいくパターンでのやり方に切り替えていけば良いのです。





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