原田マハさん「生きるぼくら」

 24歳ひきこもりの麻生人生は、母の大胆な行動と1枚の年賀状をきっかけに父方の祖母と暮らすことに。
「ひと粒のお米には七人の神様が住んでいる」と、祖母が続けてきた昔ながらの米作りを通して、自らの心の回復と周囲の心の交流が描かれます。
 東山魁夷さんの「緑響く」が物語の重要な局面で出てくるので、カバーはこの絵しかないなと感じました。
「生きるぼくら」原田 マハ
徳間文庫/2015.9.初版

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