素朴な鉄鋼の匂いが
湿度を含み低く留まる
発車を告げるベルの音
運ばれて行く自分

車窓から見る
白い背景に霧を纏った山々は
まるで淡墨の水墨画のようで
延々と移りゆく
冬の雨の景色も美しいと知る

日々体験する物事の
意味を考え過ぎないで
今日は心を込めて
姪の門出を祝福したい

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