見出し画像

私の過去①~どうしてうちだけ~



どうしてうちだけ…
どうして私だけ…

と、子供の頃に思っていました。

今日は、私の幼少期の頃の事を書いてみようと思います。長くなるかもしれないので、幾つかに分けて、投稿するかもしれないです。

私が、4歳になった頃に、父親が宗教勧誘を受けて、入信。数年後に母親も入信しました。

幼かったので、父親が入信した頃の記憶は断片的ですが、父親が夜に出掛けて遅くに帰宅する(宗教の勉強に行っていた)音を布団の中で聞いていた事、そのうちに私もよく連れられて、集会という集まりに行くようになった事。
父親の行動に大反対する祖父母(父親の両親)VS父親、の言い争いや、掴み合いが夕食時にあった事など…覚えています。


そして小学生になる頃から、父親から体罰を受けるようになりました。
理由は些細な事です。
妹とちょっとふざけて騒いだとか、集会中にじっと出来ないとか、手わるさをしていたとか、親の言う事をすぐに聞かなかったとか…、そんな感じで親の機嫌を損ねると、
「帰ってからムチ」とか
「はいちょっとこっちへ来て」と言われ、自宅の奥の部屋にて、お尻を出すように言われて、思いっ切り叩かれるように。
素手で、の時もあれば、木製定規、皮のベルト、布団叩き、短く切ったホース、ぐるぐる巻いたタオルを2つ折りにした物などで。
時には奥の部屋ではなく、なぜか親戚客の目の前で、まるで見せしめのように叩かれる。痛さと恥ずかしさで、別の部屋で泣きました。
親戚客は父親に向かって、「そんな事はするな」というような発言をしていましたが、それに向かって父親がまた怒り散らす。誰も父親を止める事が出来ませんでした。
母親も父親側なので、何も言いませんでした。
私や妹が大きな声で「ごめんなさい」と言っても、泣き出しても、父親が決めた回数まで、叩かれ…
叩かれたところはいつも真っ赤に腫れました。
翌日、学校の教室の椅子に座る時にまだ痛くて、辛かったです。

当時は、こういう事が、(私の自宅内で)日常化していたので、誰かに相談するとか、助けを求める事もなかったですし、子供でしたのでわからなかったのですが、昨年、自分で自分の内面と向き合った時に、記憶の薄れていた部分も思い出し、その時に、
「あぁ…あれは虐待だったな。
私は…父親から虐待を受けて育ったんだな…」と、冷静に、認識しました。


こんなブログ内容、読んでいて、気分が悪くなりますよね。ごめんなさい。自分でも、振り返っていてやっぱり、苦しくもなります。
でも、向き合うために、もう少し、書いてみたいと思います。


昨年から、よく聞かれるようになった、宗教2世問題。この一連のニュースなどを観た時、私はまさに体験してきた当事者だ…と思いました。
私より若い世代の方が、この問題について声を発して、実体験を語り、国に救済措置を求めている。その勇気に、衝撃を受け、言葉が…出ませんでした。
そして同時に、このような体験をした人が、私以外にもいた、「私だけじゃなかったんだ」と、思いました。


父親からの体罰は、小学校中~高学年になると、女の子のお尻を出して叩く事にさすがに抵抗を感じたのか、頭にゲンコツをするようになり、その頃には宗教の教義上のさまざまな制限を課すようになりました。


②を、また書こうと思います。
お読み頂き、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?