日比谷にて、芹香斗亜さん監修グッズを買う。

有楽町駅から少し歩いて、ほぼ開店同時に日比谷シャンテに入った。
まず地下に降りてリンガーハットで腹ごしらえ。自分はリンガーハットのちゃんぽんが好物なのだが日常の行動範囲に店舗がないので、シャンテ訪問時には必ず寄ることにしている。たまには皿うどんにしようと思いながら入店するのに結局、野菜たっぷり麺半分のちゃんぽんを頼んでしまう。好きだから仕方がない。

大量の野菜でぱんぱんになった胃を押さえながら、エスカレーターで上階へ。島根県アンテナショップを横目で見つつ(帰りに寄ろう)、2階の宝塚衣装展示コーナーに向かう。現在は東京劇場で花組が公演中なので、「うたかたの恋 / ENCHANTEMENT」の衣装が展示されている。おびただしい数のクリスタルとスパンコールで彩られた衣装は息をのむほど美しい。しかしめちゃくちゃ重そうだ。これを着てさらに大羽根も背負いながら、軽やかに大階段を降り銀橋をパレードするスターさんたちは本当に凄いと思う。

果実園リーベルのケーキのショーケースも横目でみながら(別腹でもさすがに入らないボリュームなので毎回諦めて通り過ぎる)3階へ。最終目的地であるキャトルレーヴ日比谷店に到着。

隣接スペースに、花組トップスター・柚香光さんの等身大パネルが設置されていた。ファンの方々が遠巻きに、柚香さんの全身像が収まるように写真を撮っている。せっかくの等身大パネルなのに、隣に立って一緒に自撮りする人はひとりもいない。その心理、なんとなくわかる気がして微笑ましい光景だ。

さて、今回の来店目的は新生宙組トップスター・芹香斗亜さん監修グッズの入手である。
メインテーマ“melt“のデザインは、コーンの上で溶けかかったアイスクリームやカップケーキのアイシングのようであり、でも脳内で色調を変えて想像すると血糊のようにも見える。ポップで可愛らしく、ほんの少しの毒も含んだ、センスの良さがうかがえるデザインだと思う。
購入予定はアクセサリー類とステーショナリーだったが、アクセサリーはイメージとちょっと違っていたので今回は見送り。ステーショナリーはイメージぴったり、とくにボールペンが非常に良い。潔くつよつよなピンクと黒の2色使いに、溶けたハートのKiKiロゴチャームがカッコ可愛い。これは使っていてアガるやつ。職場用にボールペン2本(なくしやすいから)とファイル類を購入。

次に円盤コーナーでBlu-rayを物色。
雪組コーナーにいた女性お二人組。おひとりが迷っていると、お連れさまがこれおすすめ、と「ODYSSEY」を指差したので、釣られて自分も小さく頷いた。お二人の後ろにいた方も小さく頷いていた。ですよね〜

最後に公演グッズコーナーに向かい、「PAGAD」の大劇場プログラムと観劇バッグを購入。
これで目的を達成したのでレジに向かい(ここで衝動的に宙組チャームを追加)紫のショッパーを提げて帰途についた。

電車の中で「PAGAD」東京公演2次抽選に応募。いつもは仕事の予定を考えながら日時を絞るのだが、今回は見境なく限度いっぱいまで応募した。当たったら仕事そっちのけで行く。
公演が再開されるなら。

されなくてもいいと思う。
いま自分にできることはこれぐらいだから、できることをして応援したつもりになって、自分を労わる。


あっ、島根県アンテナショップに寄るのを忘れた!




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