最近ミックスで学んだこと

やっぱりリミッターのオーバーサンプリングは付けたほうがいい

最近マスタートラックに挿してるプラグインはPro-L2なんだけどやっぱりオバさんは付けたほうが書き出した音が良くなるね。
そんなの当たり前じゃん、って話んだけども・・

実はPro-L(バージョン1)の4倍オバさんはちょっと苦手だったんだよね。何というか確かに安定した落ち着いた感じにはなるけど、ミックスのバランスが地味な感じになるのが否めなかった。
派手さが損なわれてしまうから、4倍のオバさんを選択する時はその分を前段のEQで補正しないといけなくて・・

なので、Pro-L2にひっそりとバージョンアップしてそれ以上の倍率を試してみたらびっくり。バランスを保ちつつも、輪郭がくっきりとしたまま底上げできるようになった。実際には書き出したデータに大きな差が出る感じかな。

さすがに16倍や32倍だと重たいから、最後のマスタリングの時だけに試したほうが作曲はやりやすいね。おすすめは16倍かな。なんとなく安定して聴こえるような気がする

Kush Audio Omega458aにもオバさんが付いてるけど、付けたほうが断然クリア感がいいからね〜

ただ、Pro C2に付いてる4倍はやっぱり気になる・・
もしかしたら本来はこの音なのかもしれないけど地味な感じというか、重みのある感じ?にしたい時はハマるかもね

Cubaseのステレオコンバインパンは有能

以外と知られてないと思うんだけど、Cubaseのミキサーのパンには昔からあるステレオバランスパンとステレオコンバインパンの2つのモードがあるんだよね

ステレオバランスパンっていうのは昔からある元のステレオソースのバランスをなるべく変えずに右左にパンを振る機能だけど
ぶっちゃけステレオ感のある2ミックスにするにはこのパンだけだとグズグズな広がりになっちゃって、あのかっちょいいステレオ感にするのは至難!

原因はステレオバランスパンだと余計に重なってる部分の処理ができないからステレオの音像が重なりまくってすぐ飽和状態になる
結果的にレンジが狭い2ミックスになっちゃうって訳

なので、ステレオコンバインパンならLRの幅を0〜200の幅でめっちゃ細かく分配できるので、丁寧に振り分けすれば、立体感のある2ミックスにできる。しかも、新しいアルゴリズムだからか音がいい・・!

この機能を知ってからは今まで従来のパンを使っていた自分がアホみたいだと思えるくらい良いミックスに仕上げることができるようになってきた。

ハイの量には気をつけよう

新しいモニターに変えてから、ハイの量が見えるようになってきたんだけどハイの量は気をつけないと全体のステレオ感を損ねてしまうね。

なんだろう、明らかにヤバい状態のキンキンするようなソースなら当然デュエッシングするわけだけども
絶妙なバランスで生じてるピークで1K〜5Kにかけてのハイの処理がむずいね。この帯域が以外と見えにくくて、変に聞きづらい質感になってる時はこの帯域に問題がある事が多い

ハイの処理は極めて繊細だから、不自然な音にならないように処理しないといけないね。
できればダイナミックEQを使って、ハイのスピード感を立体的にコントロールさせて空間を表現できるとベストかな。
かっこいい感じにしないとね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?