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作中に登場するグッズが欲しい!

「キャラグッズもいいけど、作中に登場している本格的なグッズが欲しい!」と思ったことありませんか?

手帳やカバン、手袋など日常的に使用できるグッズは大人のファンにはかなり需要があるのではないかと思っています。

例えば、会社で使うペンケースが推しの愛用品を再現したグッズで、知らない方からするとおしゃれなペンケースであるとします。

すると、自分はテンションを上げることができ、周りからは小物にもこだわる方と思われてまさに一石二鳥!となるかも知れません。

そんな訳で周りにバレずに普段使いできるグッズがあればいいなと思うのですが、中々見当たらない…

アニメグッズは、よくSEIKO社の腕時計や江戸切子グラスとコラボしており、作品にまつわるコラボはあるのですが「作中に登場している物のグッズ化」ってあまり見かけないですよね・・・

過去に行われたアンケート結果を見ても同様の回答をされている方がいらっしゃるので一定の需要はありそうなのですが・・・

Q.わたしたちが本当にほしいグッズ!とは?
A.「キャラクターが作中で愛用、実際に使っていたもの」(34歳・女性)

株式会社イード 読者アンケート企画(2021年2月公開)
※Qについてはわかりやすいように追記しています。

そこで、なぜ普段使いできるグッズが発売されにくいのかについて考えてみました!


✅課題①コラボグッズは価格が少し高い傾向にある

コラボグッズの価格感を調べるために、江戸切子で価格を比較してみました。
参考にさせていただいたのは「カガミクリスタル株式会社さん(KAGAMI)」と、アニメグッズコラボ商品を取り扱われている「PREMICOさん」です。

ロックグラス(クリスタルガラス)の比較
◆KAGAMIさん
11,000円~77,000円(税込)


◆PREMICOさん
①リズと青い鳥:38,280円(税込・一括価格)
②桜ミク:39,000円(税込・一括価格)

KAGAMIさんの江戸切子は11,000円の商品でもかなり綺麗で、価格が上がるにつれて細工が細かくなっていました。
また、PREMICOさんで発売されている2商品についても限定品でありオリジナルデザインのため手間が非常にかかっていそうです。

つまり、コラボ商品は価格を高くしている!というより、職人の方が手間をかけて限定で作られているのでどうしても高くなってしまうのではないかなと思います。

そして、作中の商品の再現となると難易度が上がり、普及品と比較しても高い価格になるということも考えられそうですね。


✅課題②キャラクターにかけるお金は意外と少ない

コラボグッズは価格が高くなることが分かったので、今度は世間ではどのくらいの金額をキャラクターに費やしているのかについて確認してみました。

私としては意外な結果だったのですが、好きなキャラクターに年間1万円以上費やしている方は11.5%と言う結果でした。

Q.1年間で、あなたが好きなキャラクターに費やす平均金額をお知らせください。(1つ選択、n=800)
A.全体結果(男性+女性)
 1,000円未満:26.4%
 1,000円以上~5,000円未満:24.3%
 5,000円以上~10,000円未満:15.6%
  10,000円以上:11.5%
 お金は全く費やさない:22.4%

PR TIMES 株式会社アスマーク 2021年2月公開
調査で探る性格別でのキャラクターマーケティング

しかもこのアンケートへの回答者は「20~50代男女の好きなキャラクターがいる人」だったので全体の中ではかなり購買意欲が高いはずです。

にもかかわらず、1万円以上年間でかけている方が11.5%という事は、本格的な高いグッズを出しても収益が見込めない可能性があることが考えられました。


✅さいごに

こんなグッズが欲しい・・・という要望は誰しもが持っていそうですが、現実的に考えると会社として実施するのは難しそうなケースが多そうです。

ならばクラウドファンディングで!とも思ったのですが、かなりのファンがいる作品でないとこちらも難しいのかな・・・

アニメグッズを考案されている方も中々大変そうです。
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