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【留学日記】「留学すると視野が広がる」とは結局何なのか

「留学すると視野が広がる」

よく言われている言葉だと思います。なんだか新しい世界が広がって人生が良い方向に行くような気がする。

実際私も留学の志望動機を提出する際に使いました。

でもものすごく漠然とした表現だと思います。当時志望動機に書きながらも、具体的には何なんだろうとずっと思っていました。

今回はこれについて、留学生活を終えようとしている現時点での自分の考えを書いていきたいと思います。

🔽留学生活で感じたことを日記形式で綴ってます

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まず、広い視野というのは「客観視」というキーワードを使って説明できるとと思います。

客観視が持つ2つの意味

❶他者などの外部環境に対して、その背景を知ろうとして、違いに寛容になる。

異国で暮らす、外国人と共同生活をする、といった新しい環境の中で生きていくには、自分には到底理解できないような出来事に心が乱される事があります。

pinterestより引用

そんな時は自分の中の富澤たけしを呼び起こさないとやってらんない。(マジ)

でもそんな中で、これは文化の違いなのかな〜って思えるになりました。
そして文化だけにとどまらず、その人なりの理由や事情があるんだろうな、まあ仕方ないよね、みたいな一種の諦念が芽生えました。
もっとポジティブな場面もあります。
そういう考えがあったんだ!みたいな自分では思いつかなかったような新しい考え方に触れる、そして取り入れることができるようにもなりました。

こういうフラットな気持ちで物事を捉えることはまさに、客観視できているということになると思います。

部屋の温度問題には悩まされた🌀 @寮


❷そして自分に対しても

物事の背景を知ろうとするのは自分に関する事柄にも当てはまります。

留学していると自分の意志で選ぶ機会が多い(単位を取らなければいけないこと以外は基本的に自由)ですし、社会の仕組みや勝手が違うからあれこれ不都合が起こります。

でもその度に自分は何を考えどう行動するのか、そしてその結果どうなったのか、などを考えるようになり、その自分軸が磨かれていく過程で客観視が必要になる。

以上❶❷の
「状況を客観視する」というのが広い視野の本質的な意味だと思います。

つまり日々起こる事柄について客観的な視点を持って考え続けることで視野が広がっていくということになります。ただ何も考えず過ごしていては日本にいる時と何ら変わりはありません。

なので「留学すると視野が広がる」という受動的なものではなく、もっと意識的で主体性のある「留学という手段を用いて視野を広げる」と言う方が適切かと思います。

行けば勝手に視野が広がってくれるといった環境任せでなものではないし、もっと言うと留学は一つの手段(容易な手段ではあるかもしれないが)でしかないので別の手段でも視野を広げることはできます。

以上が今の私の考えです。


私たちの世代は大学生活がコロナの影響をもろに受けました。
私自身、留学が中止になった経験があります。そしてやっと掴んだ今回の機会も1セメスターととても短いもの。

でも限られた期間で貴重さを理解していたことによって、改めて、期間よりも場所よりも何よりも大切なのは、経験から何を得たいのか、得たのかということを走りながら考え続ける事だという考えに至りました。

やりたいことが思うようにできなかったという歯痒い経験をした人は世代に関わらず多かったと思います。
ですが、目の前のことに対して、それがどんなに些細なことでも、例え望んでなかったことだったとしても、意識的に主体性を持って行えば、きっと何かを得られる、自分を変えることだってできるはずなんじゃないでしょうか。

そんな希望を持って私は残りの大学生活、いやこれからの人生を走り抜けたいと思います💨

📍おまけ

22年間ずっと苦手だった動物を克服しました。私のことをよく知っている人は相当驚きなんじゃないかと思います笑
人生何があるかわかりません!

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