見出し画像

いい写真を撮るのに必要なこと

今回は写真の楽しみ方について、僕なりの考えを書いていく。
全ては、僕個人の勝手な妄想ですので、軽く聞き流してくださいな。

僕が始めていじくりだした一眼レフカメラは、キャノンFTb。
40年近く前の話だな。ちょっと振り返ってみる。

当時の小学5年生だった僕は星好きの少年で、ビクセンの赤道儀と10センチの屈折望遠鏡を所有していた。
この望遠鏡は、お年玉と、親戚からの援助を得て購入した当時の僕の宝物。
そのスーパーポラリス赤道儀は、いまだにアフリカに持ってきて大事に使っている。

晴れていれば、家の前の通りに望遠鏡を出して、星空を眺めていた。広い空ではなく、電線と、家屋の隙間から覗く星空。
家は東京、杉並なのだが、今考えると当時の星空は今と比べるとまだまだ多くの星を眺めることが出来た。
オリオン大星雲なんかも、細かな淡い濃淡が東京からでも観測できていたのだ。
星座なんかも普通にたどる事が出来たので、4-5等星ぐらいまでは普通に見えていたんじゃないかな。1990年に入る前の東京の空。

今は、2等星の北極星を探すのも大変なほどに空が明るくなってしまっている。

そんな天文少年に、叔父が手を差し伸べてくれたのだ。
使っていないという一眼レフカメラ、キャノンFTbを小学生の僕にくれたのだ。レンズはFD50mmf1.4とFD200mmf4

それが、僕が一眼レフカメラを触りだすきっかけとなった。
当初、カメラの絞りもシャッター速度も意味も分からずにいじっていたのを思い出す。

そんな一眼レフカメラで天体写真撮影にチャレンジしたりしていた。

キャノンFTbは確か左側?右側?だったか絞りに連動して小さなリングが上下に動く。
露出計のスイッチを入れると、シャッター速度に応じて、針が上下に動き、その針がリングに入れば露出OKという事。

絞りとシャッター速度の関係など、かなり後になって、いじくりながら分かったのだが。

カメラは撮り手と被写体をつなげる道具

カメラとは、手軽に景色や、人物、物、動物でも、何でもかんでも、ありのままの姿を、リアルに画像として作り出す事が出来る機械だ。

最新のカメラを使えば、ピントを外したり、ブレたりしない写真は簡単に撮る事は出来るだろう。カメラを支える力さえあれば、小さな子供でも簡単にシャープな写真が撮れてしまうのがいまどきのカメラ。

新しいカメラを使えばよい写真が撮れるのだろうか?
失敗は減るだろうが、良い写真を撮るというのはまた別の話。

何か、これいいな!人に見せたいな!
とか、何かしらの思い入れがあって写真を撮れば、それなりにいい写真は撮れる。

その思いが写真に入るからだろう。

写真にこめる、心、力が強ければ強いほど、その写真にこもる力も強くなっていくと思う。

動物の事などほとんど興味が無い人が、動物の写真を撮った所で、思い入れの入った美しい写真などは撮れないはず。

やはり写真は、それなりの道具は必要であるが、最も重要なのは撮る人の心、被写体に対する思い入れが重要なのだな、と思う今日この頃。

カメラに必要なのは、ストレス無く写真の撮り手と、被写体をファインダーで結んでくれる道具である事。

今気に入っているカメラがで写真が撮れているのであれば、別に新しくする必要はない。

カメラがどんなものであれ、いい写真を撮るために必要な物は、結局、被写体に対するハート、心だと思うのだ。

生き物、人、景色、他のどんな被写体であれ、被写体の事をより細かく観察、心を通して、被写体をより詳しく知り、好きになる事。
それは最新ハイテクカメラの導入よりも、いい写真を撮るために重要な事だと思う。
要はハートなんだなと思うのだ。

いまどき、二世代前のカメラでも十分に美しい写真は撮れてしまう。
逆に、今時の高感度特性を重視したカメラよりも、低感度領域では濃密な色を出してくれる古いカメラも珍しくない。
画素センサーにCCDを使ったカメラなんか、最新高画素カメラよりもいい色を出す事だってあるのだ。

今はあまりにも値段が高くなってしまったフィルムであるが、その色合いはなかなかデジタルでは出し切れない味わいがある。

人がなんと言おうと、自分の眼でどう感じるか。これが最も重要!
有名なカメラマンが言っているから!インフルエンサーが言っているからとか、別に関係ない、自分がどう感じるかが重要だ。

動物カメラマンになりたくて進んだ道は?

僕の場合、カメラマンになりたいと思って進んだ進路は、今なきマッキー専門学院の野生動物科。
さらにはタンザニアでも野生生物管理大学ムエカという学校にも留学した。

カメラは自分で勉強できるが、動物のことに関して、生き物、アフリカに関しては難しいと思ったから。


動物の事をより知りたい、アフリカに留学したのも、アフリカの事をより深く知りたかったからが理由だ。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?