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『ムー』が毎年載せる「今年の予言」は当たっているのか


『ムー』の予言

2024年になりました。
オカルト雑誌『ムー』では、毎年恒例の「大予言」を今年も掲載。

『ムー』2024年2月号(2024年1月9日発売)

災害・経済・国際情勢などについて、霊能力者や占い師の予言が載っているのですが……。

円安は止まらない」(小林世征・霊視)
円安から円高へ」(高橋桐矢・ジオマンシー占い)

『ムー』2024年2月号

と、霊能力者と占い師で違うものが見えていたりします。

 

自然災害

特に今年は、

「北海道で大地震が発生する可能性が高いが、それ以外の地域では、多少の揺れはあっても大地震はない」(小林世征・霊視)
「地震を示す運勢は通常どおり」(ヘイズ中村・タロット占い)

『ムー』2024年2月号

という予言が、この『ムー』が1月9日に書店に並んだ時点で、すでに外れていたりします。

日本の場合、「いつかどこかで地震が起こる」と言えばだいたい当たるわけで、地震の話は多いのですが、能登が危ないという予言はナシ。

「南海地方と東北と北海道で大地震が発生する」(小野十傳・奇門遁甲)
「強い地震に警戒すべき。時期としては4月と10月が危険」(CHAZZ・断易)

『ムー』2024年2月号

少なくとも、今月号の『ムー』を作った時点で、すぐそこに迫っていた地震が、霊視や占いではまったく分からなかったようです。

 

2023年の予言

ちなみに、昨年の予言は当たっていたのかというと……。

『ムー』2023年2月号(2023年1月7日発売)

「春ごろには1ドル120円台に落ち着く」(小林世征・霊視)
首都圏が地震に襲われ、富士山が噴煙をあげる」「皇居の石垣は老人の歯のように崩れ落ちる」「日本脳炎が再び流行」(小野十傳・奇門遁甲)

『ムー』2023年2月号

など、やはり外れているものが多いです。

しかし、「2023年2月号」の予言が外れまくった占い師でも、「2024年2月号」の記事にはしれっと参加しています。
昨年の予言がどれだけ見当違いでも、気にする素振りもありません。

やはり、この分野では、当たるとか当たらないとかはどうでもいいみたいです。
(科学なら、予測と結果が違ったら仮説を修正しますが、占いには、そういう習慣はないらしいです。当たらないのも織り込み済みというか)

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