ミトコンドリアン

映画、サッカー、読書の感想など。サラリーマン。

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最近の記事

ザスパクサツ群馬の2023年シーズンを振り返ろう

11月12日(日)をもってj2リーグが閉幕しました。私が応援している地元クラブのザスパクサツ群馬は22チーム中11位。そんなザスパクサツ群馬の今シーズンの戦いを振り返ってみようというのが本エントリーの趣旨です。 目標達成 クラブ史に残るシーズンにまずは今シーズンのザスパの成績を抜き出します。 順位:11位(14勝15分13敗。勝ち点57) 得失点差:±0(得点、失点ともに44) 22チーム制になったj2をザスパが戦うのは10シーズン目(j2は12年から22チーム制。18,1

    • 30歳間近、独身男性サラリーマン、人生を迷う

      10年後、以下の文章を自分が読んでどう思うのだろうか。黒歴史だろうか、笑っちゃうのだろうか。 私は群馬県出身だ。私が知っている限り、途中進学や就職で数年県外に出ることがあっても、両親も祖父母も親戚も群馬に戻って生活を営んでいる。代々の墓が近所のお寺にあり、お彼岸、お盆には墓参りに行く。年末には注連縄を結い、大晦日は近所の神社に初詣に行く。そんな習慣、風習が嫌いではない。いや、むしろ残していったほうが良いとすら思っている。 大学を卒業し、新卒で現在勤務する会社に入社。いつか

      • 高知でカツオを食べる~2023年旅行記①~

        昨年末に会社の異動により、人生で初めての西日本は四国、高松に引っ越してきました。旅行好きの私としては、時間を見つけて行ったことのない場所に行きたい。2023年の旅行記を記録していきたいと思います。 最初の旅行先に選んだのは高知。歴史好きとしてはいつか行ってみたいと思っていた場所。色々調べてみるとJR四国ではお得な切符を色々と出しているらしく、高松ー高知を結ぶ特急も7,000円程度、レンタカーを入れても1万円で往復できるらしい。これを使わない手はない。そんなJR四国のページは

        • JR東日本パスの旅。東北ぐるっと旅行

          10月14日は「鉄道の日」。さらに今年は鉄道150周年。それを記念してJR東日本が新幹線、特急自由席乗り放題、4回までは指定席も使えて22,500円という神切符、JR東日本パスを発売しました。それを利用して東北をぐるっとする旅に出かけました。 10月14日。仕事を定時で切り上げ、いったん帰宅。シャワーを浴びて、仕事用から前日に準備した旅行用リュックに変えて出発。上野駅へ向かう。上野駅の駅弁はほとんど品切れていたが、何とか崎陽軒のシウマイ弁当を確保。 それにしても上野駅の旅

        ザスパクサツ群馬の2023年シーズンを振り返ろう

          成田・鹿島・佐原ひとり旅~歴史を感じる一人旅~

          9月3日、9月4日で成田、鹿島、佐原にひとり旅に出かけた。ひとり旅をするのは昨年の11月にあんこう鍋が食べてみたすぎて福島県いわき市に行って以来。もう少し頻繁に行きたいもの。 3日。最寄り駅を9時半ころ出発。京成線に乗り換える。京成線は縁がないので、乗ることだけでも少し楽しい。11時半少し前に京成成田に到着。まずは成田山新勝寺を目指す。 参拝前にお昼ご飯を食べる、そして食べるものは決めていた。 鰻である。事前の検索で成田山新勝寺の表参道には鰻屋がいくつもあることを調査済

          成田・鹿島・佐原ひとり旅~歴史を感じる一人旅~

          茨城日帰り旅行記

          1か月ほどの体調不良から概ね回復した私は、友達に声をかけて茨城(特に北のほう)へドライブと出かけました。 7:00。レンタカー屋さん集合。ファミマでアイスカフェラテⅯを購入し、運転に備える。 首都高へ。借りたのがギリギリだったため、軽自動車。スピードに乗らないのが若干気になった。乗る予定だったランプがETC専用。次のICで無事に高速へ。美女木JCTなどを経由して常磐道へ。友部SAで休憩。 那珂ICで高速を降り、そこから一般道をひたすら北上。到着したのは袋田の滝。前日に知

          茨城日帰り旅行記

          マンチェスター・ユナイテッドの20-21シーズン前半戦を振り返りと後半戦の展望

          プレミアリーグは毎年恒例の年末年始の過密日程に入っております。リーグ戦の消化はまだ半分に達していない16試合ですが、年も変わったことですのでここで前半戦の戦いを振り返って、なおかつ後半戦21年の戦いも簡単に展望したいと思います。 21年最初のゲームはヴィラ相手に勝ち切りました。 ■シーズン前の補強戦いを振り返る前にシーズン前の補強も振り返ってみたいと思います。 昨シーズンの終了後に上記レビューを書いた際に私は ①マグワイアの相棒となるCB ②マティッチの後釜 ③ヨ

          マンチェスター・ユナイテッドの20-21シーズン前半戦を振り返りと後半戦の展望

          20-21シーズン マンチェスターユナイテッドプレビュー

          この前終わったと思ったプレミアリーグもあっという間に今週末から20-21シーズンが開幕しました。僕の応援しているマンチェスターユナイテッドはCLストレートインとなる3位を確保した前シーズンから、今シーズンはどんなサッカーを見せてくれるのでしょうか。 そんな中色々記事を見ていたところ、ガーディアンにプレミア全チームのプレビューが載っていました。そこで大学卒業以来に英語にしっかりと向き合って和訳してみました。誤訳があったらごめんなさい。下にリンクを張っておくので、気になる方はぜ

          20-21シーズン マンチェスターユナイテッドプレビュー

          私的映画館短評①新宿編

          社会人になり、東京23区内に住むようになってから早4年。色々な映画館に行くようになりました。昨年初めて映画館で200本映画を観ました。シネコンが公開されている作品はまだしも、公開規模が小さかったり、都内でも2館でしか公開がなかったりすると色々な映画館に行きました。コロナの影響もあって映画館に行けない時期もあり、映画館という場所の価値を改めて感じているので、ふと思い立って各地域別に個人的な映画館の短評を書きたいと思います。まずは一番良く行く新宿から。 ①新宿ピカデリー私のホー

          私的映画館短評①新宿編

          渡辺恒雄と平成生まれの僕

          先日NHKで放送された『NHKスペシャル 渡辺恒雄 戦争と政治~戦後日本の自画像~』を見ました。僕はこの放送を楽しみにしていました。 読売グループの主筆、保守論客、戦後自民党政権と常に行動を共にし、読売巨人軍のオーナーとしては「たかが選手が」のイメージ。独裁者、フィクサー、ドン… 渡辺恒雄に対して良いイメージを持っている人の方が少ないのではと思うくらいです。 番組タイトルにあるように「戦争と政治」を渡辺恒雄が語っているのですが、それはただ評論家然としているのではなく、時の

          渡辺恒雄と平成生まれの僕

          19-20シーズンのマンチェスター・ユナイテッド③補強ポイントを考える

          ①、②はこちらから。 ■スールシャール1年目の補強今回は来シーズンに向けたユナイテッドの補強ポイントを考えていきたいと思うのですが、まずは19-20シーズン(スールシャールフルシーズンの初年度)の補強を振り返ってみましょう。金額はみんな大好きTransfer marktを参考にしました。 IN 夏 ハリー・マグワイア(レスター 8700万ポンド 120億円) アーロン・ワンビサカ(クリスタル・パレス 5500万ポンド 76億円) ダニエル・ジェームズ(スウォンジー

          19-20シーズンのマンチェスター・ユナイテッド③補強ポイントを考える

          主人公を羨ましいと思う。ーカツセマサヒコ『明け方の若者たち』を読んでー

          ■『明け方の若者たち』を手にとったきっかけ出版業界の片隅で働いている。 年に数回誘われる合コンや久々に会う友達に詳しく仕事を説明すると「最近読んで面白かった本は〜?」「オススメは〜?」「本のこと何でも知ってるんでしょう〜?」とか聞かれる。でも紹介した本を誰一人として読んではくれないし、ましてや感想なんて教えてくれない。 そもそも面白い本を紹介するのはおこがましい話なのかもしれない。年間およそ7万冊、月にすれば5000冊近く、1日にすればおおよそ400冊の新刊が出ている。社

          主人公を羨ましいと思う。ーカツセマサヒコ『明け方の若者たち』を読んでー

          19-20シーズンのマンチェスター・ユナイテッド②スールシャールのフルシーズン

          19-20シーズンのマンチェスター・ユナイテッド①はこちらから ■モウリーニョ解任後のケアテイカースールシャールの1年目18-19シーズン途中でジョゼ・モウリーニョを解任したユナイテッドフロントがケアテイカーとして指名したのがオーレ・グンナー・スールシャールでした。スールシャール就任後ユナイテッドは復調し、プレミアリーグ12試合負けなし、CLでもベスト16でパリ・サンジェルマン相手にオールドトラッフォードで0-2で敗れたものの、アウェイで1-3で勝って勝ち上がりを見せました

          19-20シーズンのマンチェスター・ユナイテッド②スールシャールのフルシーズン

          19-20シーズンのマンチェスター・ユナイテッド①総評

          7月26日をもって19-20プレミアリーグが終了しました。コロナウイルスの影響で中断やレギュレーションの変更がありましたが、リヴァプールが独走し、30年ぶりのリーグタイトル、プレミアリーグ創設初めてのリーグ優勝を飾りました。 私が応援するマンチェスター・ユナイテッドは3位。CLストレートインを自力で勝ち取りました。3位という結果はモウリーニョ2年目の2位以来の良い結果。今回からはそんなユナイテッドの19-20シーズンを色々な視点で勝手に振り返っていきたいと思います。 ■勝

          19-20シーズンのマンチェスター・ユナイテッド①総評

          この映画を観ても政治を笑えるか『なぜ君は総理大臣になれないのか』

          コロナウイルスへの対応、東京都知事選挙など政治や政治家のパーソナリティに改めて注目が集まっている中、『なぜ君は総理大臣になれないのか』というドキュメンタリー映画を観てきました。今作が非常に素晴らしい作品だったので、感想をまとめてみようとキーボードを叩いています。 ■主人公選びの秀逸性この映画でドキュメンタリーの対象となっているのは小川淳也衆議院議員。2003年に香川1区、民主党から立候補し落選。郵政解散と言われた2005年に再度立候補すると、小選挙区では敗れるも比例復活。5

          この映画を観ても政治を笑えるか『なぜ君は総理大臣になれないのか』

          代官山 蔦屋書店に思うこと

          少し前にTwitterを見ていたら、代官山にある蔦屋書店についてで盛り上がっていました。かくいう私も出版業界の片隅で生計を立てている人間として思ったことを書いてみたい思い、今キーボードを叩いています。 この代官山蔦屋書店に批判的な方の意見として「本をインテリアとして扱っている」「ドリンクを持って書店にいるなんて…」といったものがあります。ただ私はこの代官山蔦屋書店の考え方、コンセプトは是としたいです。その理由を以下、書いていきたいと思います。 ■出版業界の現状から考えると

          代官山 蔦屋書店に思うこと