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イベントの感染対策どうしてるの?【しん劇のお仕事2020】世田谷区のハロウィン寄席

こんにちは。
しん劇でございます。

今年2020年は、新型コロナウイルスの蔓延で、イベントは壊滅的打撃を受けており、あたくしどもステージ芸人は、おまんまの食い上げ。

例えばハロウィン。
近年、このよくわからないハロウィンとゆーものが(笑)すっかり定着して、各地でイベントが増えました。

その代わり、何やら酒飲んで暴れまわる輩が増えたそうで、こいつはとんだ人迷惑。
バシバシ取り締まって、どんどん留置所にぶちこんでいただきたいものです。

それはともかく、ハロウィンが定着して迷惑行為が増えるのは困り者なんですけど、イベントが増えるとゆーのは、ありがたいことだったわけです。

それがこの新型コロナでおジャンになっちゃったから、ホントもう、弱っちゃう。

東京都の新規感染者速報値を見ても、ハロウィン直前の10月29日220人、30日203人、そして31日215人。
それまで1週間の平均は161人なので、明らかに増えてきてました。
(もっとも、最近はその比ではない尋常ならざる増加で、今日11月26日は481人なんですが)

なぜこの数値に注目していたかと言いますと、それはハロウィンに、イベントのお仕事が入っていたからです。

ハロウィンに寄席!
マジックはともかく落語に大道芸!
大丈夫か?

はい。
小学生たちに、日本の伝統芸能からハロウィンマジックまで楽しんでいただこうとゆー、素晴らしい企画なのです!

構成は、まずつかみとしてマジックを30分。
そのあと、あたくしの落語が15分。
トリは大道芸&南京玉すだれを30分。

なーにー?トリが色物だってえ!?
なんか落語がマジックと大道芸のつなぎみたいになってない?

いえいえ。
小学生たちを楽しませるイベントなので、これでいいのです。

子供たちはマジックがお目当てなので、30分間堪能しておりましたよ。

メインディッシュを先に食べてしまった子供たちを飽きさせずに大道芸につなげるのがあたくしの仕事。

「寿限無みたいな子供の喜ぶやつをお願いします」
って言われてたので、小噺を連発して笑いをとりながら、鬼滅の刃とかウルトラマンZのギャグも放り込んで(笑)
徐々に落語の世界に誘いつつ、「寿限無」終盤の長い名前を繰り返すところをやって、そこからハロウィンのオバケつながりで見世物小屋の小噺から「一眼国」を。

おわかりの通り、今回も新型コロナ感染対策で、あたくしはマウスシールド&フェイスシールド。
お客様はマスク着用です。

感染対策としては、出演者個々の飛沫防止のほかに、朝の検温で発熱していたら、当日でももちろん休演。
これは隠すことなく正直に報告すること。

あたくしは、万が一誰か休演になったら、「寿限無」を丸々しっかりやって、そのあと「一眼国」を落語ではなく一人芝居仕立てにして演じてから、「饅頭怖い」でトータル45分高座をつとめる用意をしていましたよ。

え?もしあとの方々がふたりとも休演になってたら?
そんときゃ、子供が主人公の「平林」と犬が主人公の「元犬」あたりで…

15分の持ち時間に75分ネタの用意をしなきゃならないって、コロナ勘弁して!(笑)

会場は検温、アルコールで手の消毒、客席はなるべく密集しないようにして、窓は全て全開(網戸ついてます)
換気はしっかりしてました。

皆さん楽しんで帰られました。
いいイベントでした!

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