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【塗る活】塗る以前に揃えるまでがひと苦労なゲッターロボ

【塗る活】の初期の頃の作品になりますが、昔懐かしい初代ゲッターロボのソフビを紹介します。今回は当時のアニメでのカラーリング再現にこだわって塗っています。


◉オークションをさまよい歩いて探し出す

「塗り甲斐のある子はいねが~~~?」とナマハゲばりにヤフオクを徘徊していて見つけたのが、ゲッター1でした。アニメ放送開始が1974年(昭和49年)なので、ソフビも1970年代のものじゃないでしょうか。足裏には「Ⓒダイナミックプロ、フジテレビ、東映動画、ポピー」の刻印が入っている公式ソフビですね。ポピーは当時、ヘッダー付きのビニール袋で、アニメのロボットや特撮ヒーローのソフビをいろいろ販売していたようなので、その中のひとつじゃないかと思います。結構お手頃な値段で落札できたので「どうせならゲッター2、ゲッター3も揃えたいぞ!」となりまして、そこからが結構な長旅になってしまいました。結局、それぞれ別々の方から落札する形でなんとか3体コンプリートできました。3つ揃った時は、嬉しさのあまり長いこと眺め倒しましたね。

ようやく揃ったゲッター1・2・3。これが商品本来の色

◉やっぱりアニメの設定色がいい!

ソフビは頭部をやや大きめに造形されており、決してスタイリッシュではないですが、玩具としての魅力が強調されていると思います。良いデフォルメだなーと思いました。シルエットは大満足。ただ、ゲッター1を発見したときにも思ったのですが、カラーリングがアニメに忠実ではないというのが気になりました。このソフビ特有のブラシ塗装は、ソフビコレクターさんからすると「何言ってんの、これがいいんじゃない!」ということだと思うのですが、"塗りスト"の僕からするとなんだかムズムズしてしまうのですよね。ゲッター1の顔面はこんな色じゃないし、ゲッター2の鼻は白くないし、ゲッター3のミサイルは赤くないんです。やっぱりアニメ設定に寄せて塗り直したい!ということで【塗る活】開始しました。

製作途中の写真はあまり撮らないので、これくらいしかないですが、
ゲッター1はこんな感じで白サフからの立ち上げで筆塗りしていきました。
塗料はシタデルカラーをメインに使っています。
写真に写ってる「CERAMITE WHITE」が好きだったのにもう廃盤になったっぽい

◉ゲッターは3つ同時並行で塗るのが正解!

♪3つの心がひとつになれば、ひとつの正義は100万パワー~! と勇ましく歌うゲッターロボですが、本来はトップ画像のように3体がこんなふうに並び立つことは無いんですよね。3つのゲットマシンが組み換えで合体変形する設定なので。つまり3体のロボットに使われている色は、赤なら同じ赤、黄色なら同じ黄色・・・というわけです。なので1体ずつ塗るのは効率が悪いので、3体同時進行してました。ゲッター1の赤い部分を塗ったら、そのままゲッター2と3の赤い部分を塗る、みたいな。そうしているとゲッター1のほうは塗料が乾いてくれるので、次の色付けもスムーズに進められます。筆を洗ったりする回数も減らせますしね。そうやって塗っていると「あ、ゲッター1のこの部分が、ゲッター2のここになってるんだな」ということなんにかも気付けて楽しいです。物理法則には全く則っていないナゾ合体ですけども。

ゲッター1。当時はまだ塗り慣れてなくて、ちょっと厚塗りになってますね・・・
ゲッター2。モールドに沿って綺麗に塗ることで締まりが出ます。鼻もこうでなくちゃ
ゲッター3。ミサイルと顔の間がぱっきり分かれてないので、ここなんとかしたかった(;'∀')

◉ソフビ塗りは背中が醍醐味!

そんなこんなで完成したものがこちら!

改めて見ると、緊張しているのかガッチガチな姿勢のゲッター1

結局、白い部分は真っ白だとアニメ設定と雰囲気が違ってしまうので、少し青みがかったRGM79ジムっぽい白にしました。緑の部分は、参考画像などを見ていると、いろいろなパターンがあったのですが迷いに迷った挙句、横着して手元にあったシタデルカラーの「WAAAGH! FLESH」という緑色をそのまま使ってしまいました。ここはもっと青っぽい緑でも良かったかなー、メタリックでも良かったかも・・・とちょっと後悔しています。あえて汚しやシャドーとかも入れずにアニメっぽく、ぱっきりと仕上げてみました。実際に比較してみると結構、雰囲気変わっているのが解ると思います。

なぜかゲッター3の比較画像は作っていませんでしたw

特に背中側は、もともと着色されていないので、塗ることで俄然見栄えが良くなります。ソフビ塗りは背中が醍醐味!と言ってもいいでしょう。

素体の状態の背中はこんな感じ。ゲッター2の両腕の先だけ回り込んでいますが・・・
塗るとグッと引き締まってくれますね。小さいお尻が可愛いなあ(笑)

寄って見ると粗も目立つんですが、初期の作品だと思えば自分を許せてしまいます(笑) ゲッターロボ、リアルタイムで見ていましたが、もう遠い記憶の彼方なので、いつかゆっくり最終回まで見たいと思いますね。そして、こうなるとやっぱり『ゲッターロボG』のソフビを揃えて塗りたくなってしまいます。こちらもなかなか出回っていないので、いざやるとなったら素体集めが大変そうです。


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