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祝🌸卒園 おめでとう

2022年 3月 12日(土曜日)長女の卒園式だった。
2歳から入園して4年、長かったような…でもやっぱり、あっという間だったかな。人懐っこくて愛嬌を褒められる娘も、登園スタートは例に漏れず泣きのスタートだったな。それも豪快に海老ぞりギャン泣きで。
泣きながら入っていく姿に少し笑いながら、頑張れって切ない気持ちで見送ったのを昨日のことのように思い出せる。すぐに場に馴染む娘のことだから、預けた後のことは心配はしていなかったんだ。だから「楽しんでおいで」で送り出せた。

言葉が出てくるのが遅かった長女。それでも私や夫の言葉に理解を示し、反応もしっかり出来ていたから焦ってはいなかったんだけど、周りの「まだ話さないの?」「言葉まだ出ないね」には疲れたこともあった。「そうですね」って余計なことを言わず流し流し対応したっけ。

娘の中で貯めてきた言葉のダムが決壊したのは保育園に通い始めてからだった。お友達や先生との交流の中でいろいろな音や言葉に触れ、自分の言葉で表現を始めた。嬉しかったし、たどたどしい言葉遣いが本当に可愛かった。反対に、日常の中で私たちだけの言葉かけだけじゃ足りていないものがあったんだなと反省を含め知る機会にもなった。刺激があるって凄い。成長スピードが一気に加速したもの。

そこから4年、日常にコロナが入り込み、行事も当たり前ではなくなった中で、小さいながらに喜怒哀楽を学び、大きなケガもなく、豊かに優しく逞しく育ってくれた。何より本人が「楽しい、楽しかった、保育園に行きたい」と笑顔で伝えてくる。それが答えだし、いちばんだと思う。
娘が元気いっぱい笑顔で過ごせる、そういう場を提供してくれて、心を配ってくれた先生方にも感謝の気持ちでいっぱい。

「卒園だね、もう終わるね」毎日の中にこういう会話が増えていく。そこでキューとなる感覚を感じるのは、まだ大人だけ。
卒園後もギリギリまでは預かりをしてくれることに助かる反面、気持ちの行方が曖昧にはなるんだけど、子ども達はどのタイミングで初めてのお別れを感じるんだろう。顔を合わせるお友達が減っていくことで気づいたりするんだろうか。あ、でも数名は泣いてたな。号泣する子もいた。もらい泣き。

娘はというと…途中から飽きてボーっとしていた。きっと日々の練習で慣れちゃったんだな、そのマイペースっぷりにマスクで隠れた口元に脱力の笑顔が浮かぶ。さすがです。これもまたいつの日か思い出として話す時が来るんだろうな。楽しみ。

卒業をひとつ終えた娘、終えた実感もないまま友達とはしゃぎ回る。同じ小学校に通うのは娘ともう一人男の子のみ、また新たな扉を開くんだな。保育園とは違う、もうちょっと背伸びした付き合いになっていく。
難しい女の子の世界、いろんな経験をして、いろんな人と出会い関わって、いろんな扉を開けながら引き出しを増やして欲しい。頑張ろうね。

とりあえず今は、卒園、おめでとう。

※途中まで作成したまま止まってしまっていた。だいぶ遅れて公開。

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