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おもしろい。わかりやすい。
会社員なら多かれ少なかれ、心当たりありそうな本。
タイトルに「職場の人間関係に悩む、すべての人へ」って書いてあって伊達じゃなかった。

読み進めながら、この本で言っていることって、
ストレングス・ファインダーの思想にも通じるなって感じられたのは今だからで、数年前の私だったら無かったと思う。このシナプスは嬉しい。

図書館で立ち読みしてたら借りずに居られず借りました


本書のポイントは、日経BOOK PLUSの記事で、
一部抜粋マンガでも読めちゃいますので貼っときます。


才能の奥義を知るステージの説明も、ストレングスファインダーの思想に似ているのだけれど、

ステージ1:自分の才能を理解し、活かす
ステージ2:相反する才能の力学を理解し、活用する
ステージ3:武器を選びぬき、リミッターを外す

「天才を殺す凡人」より

このステージ3での、説明が、めちゃくちゃ刺さる。

なぜ世の中には天才と呼ばれる人が圧倒的に少ないのか。それは最初に言ったように、説明能力の差によって、天才の芽を殺してしまっているから

「天才を殺す凡人」p194~それぞれの人の中に天才がいる~

君の中にいる「天才」が思いついたアイデアを、社会的な基準やロジックで【良いか悪いか】を判断するのが「秀才」。そして最後に「恥ずかしい」とか「周りからどう思われるか」と感情で判断する。結果やっぱりやめとこうと、凡人」が出てきてしまう

「天才を殺す凡人」p196~それぞれの人の中に天才がいる~

色々分かりやすいフレームワークで説明してくれる本書は、
ストーリー的にもよく練られており、ユーモアにも溢れ面白く読めるので、
色々紹介したいところはあるんだけど、
やっぱ、この部分は刺さったよね

才能を信じ、活かすことの最大のメリットは、過去最高の自分に出会うこと

※だって、ストレングスコーチングの基本プロセスは当にここ↑↑↑!

この本読んでいて、つくづく思ったのは、
私の人格形成は 創作(天才)→共感(凡人)→理論(秀才)の順番に出来上がってきたこと。そして自分の秀才面が、なにかと自分の最後のストッパーになっていること。

ここが生きていてしんどかったことでもあり、
かつ、自分を助けてくれたことでもあるんだな、
と、改めて気づけたことは、本当に大きい。

ていうかさ、
人は元々、生来どんな赤ちゃんだって天才から始まっているんだよ。
赤ちゃんは自分で創造していく。初めて活きる生の道を。
食べることも、歩くことも、学ぶことも、泣くことも、笑うことも。
そこから自分の世界を作り上げていく。

そこに対して、社会生活という枠組みにおいて、
いろんな環境や条件が、共感と理性を育てていく(それは必ず必要なこと)

誰もが(私も)まだ、気づいていない、もしくは、忘れてしまっている、または、これから芽吹く、天才を内在している。

私はその誰もにある可能性を必ず信じているし、世の中の光になっていくために、私という触媒が世界にある間はそれを使っていきたいと願う。


久しぶりにnote書いたら、ちょっと緊張するな。笑
目次とか作る余裕がなかったけど今日はこれにて。

秋の乱読週間開催中。年末までに後20冊読みたいです。



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後から覚書追記

・天才 主語は「真理/世界」 
  得意なことはアート 創造性  説明能力が低い

・秀才 主語は「組織」    
  得意なことはサイエンス 再現性・論理性  説明能力が高い

・凡人 主語は「私/私達」   共感性  
 【自らの言葉】という最強の武器を持って人を共感させる可能性を持つ


世の中で、すごいと言われるリーダーが言っている言葉って、
天才系なんですよね。主語が、世界や宇宙や真理。

「人生は私に何を求めているか?」という夜と霧の世界観ですね。

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