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楽しい仕事を見つけるより大事なこと

自分が楽しいと感じる仕事ができることは、かけがえのない喜びです。
しかし、楽しい仕事に出会う以上に大切なことがあると考えています。

私は前職で、仕事をする喜び(=面白さ)を教わりました。それは、ただ楽しいだけではなく、真剣に仕事をする先に見える楽しさでした。

「真剣に仕事をする先に見える楽しさ」を理解したのは、この会社に入ってからです。

入社して最初の1-2年は、周囲のレベルの高さに圧倒され、ついていくのが必死で、楽しいどころではありませんでした。毎日失敗しながら、多くの勉強を重ねる時期でした。

振り返れば、あの時ほど勉強に打ち込んだことはないのではないかと思うほど努力しました。

前職の素晴らしい点は、周囲に非常に優秀な人が多くいて、質問に行くと勉強の仕方やインプットの方法を的確に教えてくれたことです。

さらに、レベルの高い人のアウトプットを間近で見ることができ、学び放題でした。

とにかく必死に過ごしました。

ただ、当時の記憶の中に「苦しさ」はなく、「没頭していた」いう感覚だけが残っています。

このような努力を続け、少し仕事ができるようになってきた頃、
「仕事って楽しいな」
と感じ始めました。

わいわい騒ぐ楽しさや、何もしなくても仕事が進む楽しさではなく、とことん打ち込んで没頭できること自体に楽しさの本質の1つがある
と感じています。

「楽しいな」と思うことを探すよりも、自分自身の「打ち込む姿勢」の方が大事です。

没頭する中で、いずれ「楽しさ」を見出す瞬間に出会うと思います。

没頭するからこそ、楽しさに到達するともいえると思います。

全力で努力し、真剣に取り組んだ先にある「楽しさ」は格別です。

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