サイレントサマーから2年、改めて事務所の「ストーカー及びネット対策」について

先般、かつてLoVendoЯで田中れいならと共に活動していた宮澤茉凜が、Twitterである告白をした。

LoVendoЯ時代から、ある女ヲタによるストーカー行為に悩まされていた。
ネット番組で弟の実名を口にしてしまった事から弟のSNSを突き止められ、弟や弟の友人たちと直接関わるようになった。
弟の携帯で弟のフリをしてLINEしてきたり、他の家族や親戚にまでも手を伸ばそうとした。
さらに弟はその女ヲタから借金をし、そしてあろうことか妊娠までさせてしまう。(後に借金は家族が返し、授かった命は中絶することに)
一応関係は断たせたが、その後もゲーム実況などのコメントに宮澤や家族についての私信を書き込んでいる。
事務所にいた時もずっと辛かったし、こう言った場所でツイートはするなと言われていたので何もできませんでしたね

何故か舞い込んできた都合のいい女に金も性も依存してしまう弟君もク■ズだが、そもそもこの女が家族に繋がろうとしなければ何事も起きてないわけで。
それにしても気になるのは、事務所の対応について。

詳しい時系列までは明かしていないので、アップフロントに所属していた時期にどこまで関係が進んでいたかははっきりしない。
こうなってくると正直家族の問題で事務所は口出しできないし、公に発信するのもいかがなものか、という事務所側の気持ちも理解はできる。ただ、家族の問題だから・プライベートだから、を免罪符に何の対策もしなかったのではという気がしてならない。

アイドルが乱立するようになった2010年頃以降は小中学生のアイドルも珍しくなくなったが、℃-uteやBerryz工房のメンバーが小中学生だった頃というのは、ハロヲタだけでなく“そういう嗜好の人”の格好のターゲットにもなってしまって、ストーカーが本当に酷かったという。
登下校時に同級生が自警団になってくれたとか、あるメンバーは中学の先生に卒業する時に「通学路に怪しいヤツばっかりで気が抜けなかったから彼女には申し訳ないが正直卒業してほっとした」と言われたとか、またあるメンバーは「帰宅したらファンの女が友達だと偽って実家に上がり込んでたことがあった」とか、後年になって半ば笑って話してくれているけども、相当な危険に晒されていた。
そして、この頃から事務所は何らかの対策をしていたようには感じ取れない。

ほぼ同時期、コンサートの行き帰りにはセキュリティスタッフは同行していた。(主にモーニング娘。だけだが)
その中に、いっこく堂に似ているので「いっこく」とヲタ内で呼ばれていた人物がいるのだが、移動の新幹線でメンバーと同じ号車に入ろうとする人に対して切符を見せるよう要求したこともある。それが付きまとうヲタであればまだしも、無関係の一般客にまでやってしまいトラブルに。

そんな両極端な頃もあったが、近年はほぼ放置だ。
ファイターズやマリーンズを観戦する牧野真莉愛に付きまとい、そのうえ牧野の応援の様子の感想をずっとコメントしている奴はいるし。
ある時には、譜久村聖が付きまとう男に対し「駅ホームで撮ったメンバーとの2ショットの後方にその男(後ろ姿)がいる画像」を無言の警告の意味でブログに載せたものの、当のその男は喜んだだけだったらしい。
それどころか、それを遥かに凌駕する者が現れる。

↑この頁の後の方で触れた、サイレントサマー(本来の名前を直訳したもの。以下、サイサマと略す)こと女ヲタS。彼女は一体なぜ、譜久村聖と個人的な関係があると1年以上に渡って装うという大それた自作自演に至ったのか。

私はTwitterと、それともう一つのコミュニティ(詳しくは言えない)の2つのコミュニティを駆使しているが、もう一つの方はだいぶ下世話な場なのに対して、Twitterの私のFFはサイサマの件も、その前の小片リサの件も、公式で声明や処遇が発表されて初めて事を知った人が多く「皆さん御存知の件について」みたいな書き方するな、とおっしゃる方もいた。
なお、太田遥香の件は皆さん御存知だった。

その太田遥香の件と、時を同じくして始まったコロナ禍が、サイサマの暴走のきっかけだった。

サイサマは元々、譜久村ヲタの中でもお強いTO(トップオタ)として知られていた。個別イベントでは、お強いレポでTLを賑わせていた。
ところが、20年2月に入って以降、コロナ予防の観点から個別イベントが続々中止(延期)になっていく。サイサマご自慢のお強いレポもできなくなる。
普通の人なら残念に思いつつも仕方ないとなるのだが、サイサマは普通ではなかった。お強いレポができないというのは考えられなかった。
その折にもたらされたのが、太田遥香の女ヲタとの繋がりの件だ。
サイサマは、これだ!と思ったことだろう。

タイミング的にしばらくは初の緊急事態宣言などもあって他人同士が対面するのが憚られる風潮のおかげでお強いレポをせずにいれたが、徐々に行動制限が緩和されハロプロもバラッド公演で現場が再開していくと、サイサマもお強いレポをせずにはいられなくなった。
この夏頃には、一旦中止延期になっていた個別イベントが振り替えられていたが、そこでのレポだけでは満足できなくなっていた。

Twitterには位置情報をツイートに追加する機能があるが、サイサマはそれもお強いアピールに利用した。
この位置情報は、結構な田舎でもない限りはだいたい複数表示されたものの中から最も合致するものを任意で選択できる。特に都会ならば、相当な数の住所や施設名が表示される。
中野サンプラザ周辺で位置情報を取得すると、その中に「中野サンプラザ楽屋」がある。中野に行かれる機会があったら試してほしい。
サンプラザでバラッド公演が行われた際に、サイサマはそうしてさも自分が楽屋にも招待されるほどの仲や身分であるかのように装った。それも、コロナ禍で人と人との接触を極力減らそうと一番努力していたであろう時になのだが、そんな中でも入れるとはすごい!と、内輪のヲタ達の尊敬をさらに集めた。

だが、コンサートは中野サンプラザだけでやるものではないし、どこでも「なんちゃらホール 楽屋」などと表示されるわけでもない。だいたい、どこもかしこもで楽屋訪問していたらそれも不自然だ。
サイサマは、あの手この手でお強いアピールの為の自作自演の幅を拡げていく。

譜久村がブログ等で、何々を買った・何々を食べた、などと発信するのに合わせて、同じ物を買った・食べたと自分もSNSに書く。
日常も付きまとい、買った・食べた物を把握して本人よりも早く投稿。これでさらに普段から繋がっているかのように装う。通販で買ったであろう物はさすがに後追いになるが。
また、「お店でエビを食べた~」などと外食したことを発信すれば、さも自分がご馳走したかのように書く。

世に出回っていない生写真にサインを入れて貰った、とアピール。
サインは自分で似せて書けるが、出回っていない写真をどうやって入手したのか。
ファンクラブのエグゼクティブ会員の特典である。(2023年現在は無い)
エグゼ会員は1年に300人とされている。譜久村は人気がある方のメンバーとはいえ、近年は5~60人台にまで膨らんだハロメン全体数を考えれば、同じ非売品写真を所持する譜久村推しエグゼ会員はどんなに多くても10人ほどだろう。それなら、なかなか他の大多数のヲタの目には触れない。

譜久村の口添えで、ファンクラブ先行チケットも意図的に良席を回してもらっていると豪語。
転売目的などで家族等の名義を用いて複数の枠を持っている者は珍しくなく、その中で最も良い席を「回してもらった」と言い張ればいい。またはメルカリ等で入手したものを自枠と言い張る。
これがまず、後の事務所の声明で「弊社が便宜を図った事実はない」とした件。

2020年の年末、飯窪春菜がコロナに感染した際に、収録のため接触していた譜久村と横山玲奈が検査では陰性だったものの大事をとってイベントを欠席した。
その待機している期間中に、譜久村のもとに直接出向いて品物を渡した、と。
さらに年明けには「個人的に会ったら『事務所が普段は希望してもコロナの検査を受けさせてくれない』と愚痴ってた」という内容を呟いた。
これが、アップフロントがコロナ対策をしていないかのような印象を持たせて、普段いくら所属タレントが悩んでいようとネットの書き込みなんぞ意に介さない事務所が重い腰を上げざるを得ない最大の理由となる。

また、サイサマは以前から自身が「フジテレビ関係者」であると口にしていた。
テレビ局の人なら、仕事柄芸能人と繋がりがあっても不自然ではないかもしれない。
ただ、冷静に考えてみれば、例えば社内の食堂の従業員だって「フジテレビ関係者」だし、単に出入りしてる清掃業者を「フジテレビ関係者」とこじつける事だってできる。なんなら最初からこれっぽっちも関係ない全くの嘘かもしれない。
しかし、近しい内輪のヲタたちはすっかり信じ込んでしまった。それには、まさかあれだけお強い人がわざわざそんな嘘をつくとは考えられないというのもあっただろう。

それから、2020年12月16日に新宿ReNYで行われた無観客コンサート。
これに、フジテレビ関係者だからという事なのか、スタッフ側として携わったとして、機材やバミリ(場位置を示すテープ)が設置されたステージからの光景を撮った画像を挙げたが、よく見比べれば当日のものとは関係ない画像だったり。

ここまで列挙してきて、よくもまぁ虚栄心のためにここまでできるものだなと思うが、それを仲間内では信じ切っていたのだからそれにも驚く。
そこそこ“強い”とされている某ヲタもサイサマをおだてていて、事務所の声明が出た後は「答えは現場にしか無いですね」だとか白々しいことを宣っている。
おおかた、おだてていればいつか自分もおこぼれで繋がれるかもと淡い期待を持っていたのだろうに。
だから、騒ぎになり始めた当初は「捏造だ!」ではなく「譜久村ヲタには周知の事実なんだから騒ぐな!」という声がそこそこあった。せっかく今までおだててきたのにそれが無駄になりそうだから。

そもそも、これが騒がれた発端は、ひなフェス2021で見せつけられたモーニング娘。の停滞した体制にファンの不満が爆発したからだ。
「こんな奴が居座っているのはおかしい」と暴露(と言えるのか?)した方も、これが真実だからと思って暴露したはずだし。

ただ、この件自体は「事実無根」だったが、娘。の停滞した体制に不満を持っていた事に多くの人を気づかせてしまった。
卒業を発表してもいまだ燻り続ける「譜久村下ろし」の空気を、自分の嘘が引き金を引いてしまったことをサイサマ自身はどう思っているのだろうか。
また、譜久村との繋がりを発信する際には、直接「譜久村さんと何々した」などと名前を出してはおらず、逃げ道を作っていたつもりなのだろう。しかしこのように騒ぎになって、それでも「他の人が譜久村さんの事だと勝手に思い込んだだけ」などと言い張って合わせる顔があるのだろうか。


それから、この前年に木村花さんの件があり、それで時代の流れとしても事務所も重い腰を上げることになった。
しかしこれまで数々のハロメンがネットの声に悩み、最近では竹内朱莉や稲場愛香らがその事について触れたこともあった。それに対し事務所は有効な手立てをしたとは言えないのは皆さんもお分かりだろう。
なのに、譜久村だけは守るのか!と、印象付けてしまった。今まで何もしてこなかったばかりに。(少なくとも見える範囲では)

対ストーカー、対ネット、長年積み上げてきた事務所の姿勢が、今の譜久村の、ひいてはモーニング娘。の、さらに言えばハロプロの境遇を招いている。
今また、ある所でキナ臭くなっている。溜め息が出るばかりだ。

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